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コールドコールとは?成果につなげるコツと前向きに実践するためのチェックリスト

(公開:2026/05/31)
コールドコールとは?成果につなげるコツと前向きに実践するためのチェックリスト

コールドコールは、接点のない見込み顧客に電話でアプローチする新規開拓営業の手法です。近年は「時代遅れ」「迷惑に思われやすい」と語られることもありますが、すべての企業が問い合わせや資料ダウンロードだけで十分な商談を獲得できるわけではありません。

特にBtoB企業では、まだ課題が顕在化していない企業や、Web広告・SEOだけでは接点を作りにくい企業に対して、営業側からきっかけを作る場面があります。そのとき、コールドコールを単なる数打ちの電話として行うのではなく、相手に「なぜ電話したのか」「どうしてほしいのか」を明確に伝えることで、成果につながる営業活動に変えられます。

本記事では、コールドコールの意味や活用場面、成果を上げるための準備、トークスクリプトの考え方、迷惑にしない注意点をわかりやすく解説します。さらに、クラウドサーカスのセミナーで紹介しているテレアポチェックリストをもとに、アポが取れなかった場合でも次の営業活動につなげる実践ポイントを紹介します。

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コールドコールとは

コールドコールとは、これまで接点のない見込み顧客に対して、電話で自社の商品・サービスを案内する営業手法です。日本では、テレアポ新規開拓電話とほぼ同じ意味で使われることが多く、BtoB営業では商談機会を作るためのアウトバウンド施策の一つとして活用されます。

ただし、コールドコールの目的は、電話一本で受注することではありません。まずは相手の状況を知り、課題の有無を確認し、必要であれば資料送付・セミナー案内・商談設定などの次の行動につなげることが重要です。

関連記事:テレアポ代行おすすめ10選|料金相場と失敗しない選び方を解説


コールドコールが使われる主な場面

コールドコールは、問い合わせを待つだけでは接点を作りにくい企業に対して、営業側からきっかけを作りたいときに有効です。

  • 新規開拓の商談数を増やしたいとき
  • ターゲット企業が明確で、個別にアプローチしたいとき
  • Web広告やSEOだけでは十分なリード数を獲得できないとき
  • 展示会・セミナー・資料ダウンロード後の反響顧客に電話したいとき
  • 休眠顧客や過去接点のある企業に再接触したいとき

完全に接点のない企業だけでなく、資料ダウンロード後の顧客やセミナー参加者など、反響がある顧客に電話する場合もあります。その場合でも、何も考えずに電話するのではなく、相手の行動や関心に合わせて「なぜ電話するのか」を整理することが大切です。


ウォームコールとの違い



ウォームコールは、過去に問い合わせ、資料ダウンロード、セミナー参加、名刺交換などの接点がある見込み顧客に電話する手法です。一方、コールドコールは、接点がない、または相手の関心度がまだ見えにくい状態で電話する点が異なります。

ただし実務上は、完全なコールドコールとウォームコールの境界はあいまいです。大切なのは呼び方ではなく、相手の情報をどこまで把握し、どのような理由で電話するのかを明確にすることです。


コールドコールは時代遅れではなく「準備なし」が成果につながりにくい

コールドコールは時代遅れといわれることがあります。しかし、問題はコールドコールそのものではなく、相手の状況を調べずに、同じトークを一方的に話してしまうことです。

顧客は自分で情報収集できるようになり、知らない番号からの電話に警戒する人も増えています。そのため、従来のように「とにかく架電数を増やす」だけでは、アポ獲得率もブランド印象も上がりにくくなっています。

一方で、ターゲットを絞り、相手に関係のある情報を用意し、電話の目的を明確にしてから架電すれば、コールドコールは今でも商談創出のきっかけになります。


コールドコールを活用するメリット

コールドコールには負担もありますが、正しく設計すればBtoB営業において有効なメリットがあります。特に、短期間で顧客の反応を確認できる点は、メールや広告だけでは得にくい価値です。


短期間で新規顧客にアプローチできる

コールドコールは、営業リストとトーク設計があればすぐに始められます。広告やSEOのように成果が出るまで一定期間が必要な施策と比べると、短期間で多くの企業に接点を作れる点がメリットです。


顧客の反応や課題を直接確認できる

電話では、相手の反応をその場で確認できます。興味があるか、今はタイミングではないのか、別部署が担当しているのかなど、Web上の行動データだけでは見えにくい情報を得られます。


Webでは接点を作りにくい企業にもアプローチできる

検索や広告で情報収集していない企業にも、コールドコールであればこちらから接点を作れます。ニッチな業界、地域密着型の企業、特定企業へのABM的なアプローチでは、電話が有効な接点になる場合があります。


営業担当者のヒアリング力を高められる

コールドコールでは、短い時間で相手の状況を理解し、興味を持ってもらう必要があります。そのため、仮説を立てて質問する力端的に伝える力断られた理由を次に活かす力が鍛えられます。


コールドコールで成果を上げるための準備

コールドコールで成果を上げるには、架電前の準備が重要です。成果が出ない原因の多くは、トークの上手さだけではなく、ターゲット選定や架電目的の曖昧さにあります。


ターゲット企業の条件を明確にする

まずは、どの企業に電話するのかを明確にします。業種、企業規模、地域、利用ツール、課題が発生しやすい状況などを整理し、自社サービスが役立つ可能性が高い企業を優先します。


架電リストを作成する

架電リストには、企業名、部署、担当者名、電話番号、過去接点、Web行動、架電履歴、結果を記録できる項目を用意します。リストの精度が低いまま架電すると、担当者につながらない、ニーズがない企業に時間を使う、同じ企業に重複して連絡するなどの問題が起きます。


事前に企業情報や課題仮説を調べる

電話前には、企業サイト、事業内容、採用情報、ニュースリリース、導入事例、過去の接点などを確認し、相手に関係のある仮説を持ちます。たとえば「展示会後のリードフォローに課題がありそう」「営業人員を増やしており、商談創出の仕組み化が必要そう」などです。


架電目的を一つに絞る

コールドコールでは、いきなり商談獲得だけを目的にすると会話が強引になりやすくなります。電話の目的は、情報収集、資料送付、セミナー案内、商談設定などに分け、相手の反応に応じて次の行動を提案します。


クラウドサーカスのテレアポチェックリストで押さえるべきポイント

ここでは、クラウドサーカスのセミナーで紹介しているテレアポチェックリストをもとに、コールドコールで成果を上げるための実践ポイントを整理します。重要なのは、電話を「売り込み」ではなく、相手にとって意味のある接点に変えることです。

関連記事:テレアポが取れる人の特徴7選|取れない人との違いとアポ率を高めるコツ


顧客に「なぜ」を伝える

コールドコールでは、冒頭で顧客に「なぜ電話したのか」を伝えることが重要です。見込み顧客に何も考えず電話するのはNGです。たとえ資料ダウンロードやセミナー参加などの反響がある顧客であっても、ただ「資料をダウンロードいただいたので電話しました」と伝えるだけでは不十分です。

たとえば、「マーケティング施策の運用体制に関する資料をご覧いただいていたため、同じテーマでご相談いただく企業様が多いポイントを共有できればと思いご連絡しました」のように、相手の行動と電話理由をつなげると、会話の納得感が高まります。


顧客に「どうして欲しいか」を考えて話す

電話では、相手にどう行動してほしいのかを事前に整理しておきます。目的が曖昧なまま話すと、情報提供なのか、商談依頼なのか、セミナー案内なのかが伝わらず、相手も判断しにくくなります。

電話の目的 相手に依頼する行動 伝え方の例
情報を知りたい 現状や課題を1〜2点だけ聞く 差し支えなければ、現在のリードフォロー体制だけ確認させていただけますか。
セミナーに申し込んで欲しい 関心テーマに合うセミナーを案内する 同じ課題を扱うセミナーがあり、情報収集に近い内容ですのでご案内しました。
資料をDLして欲しい 相手の課題に合う資料を紹介する 今すぐ商談ではなく、まずはチェックリスト資料だけご覧いただく形でも問題ありません。
商談の機会が欲しい 15〜30分の打ち合わせを提案する 御社の状況に合わせて、改善余地があるかだけ一度整理できればと思います。

アポが取れなくてもBANT情報を聞く


コールドコールでは、必ずしもその場でアポが取れるとは限りません。しかし、担当者と会話できた場合は、次回アプローチに活かせる情報を取得することが重要です。特にBANT情報は、商談化の優先度を判断するうえで役立ちます。

BANT項目 確認したい内容 聞き方の例
予算 予算化されているか、今後検討可能性があるか 今期中に新しい施策やツールに予算を割く可能性はありますか。
キーマン(決裁者) 誰が検討・承認に関わるか こうした施策は、どの部署の方が中心に検討されることが多いですか。
ニーズ 現時点の課題や関心テーマ リード獲得後のフォローや商談化で、課題に感じている点はありますか。
検討時期 すぐ検討か、中長期検討か 今すぐではない場合、見直しや検討が入りやすい時期はありますか。

アポが取れなかった電話も、BANT情報を記録できれば次の営業資産になります。たとえば、今は予算がないが来期に見直す、担当部署が別にある、課題はあるが情報収集段階である、といった情報は、メール配信や再架電の優先順位を決める材料になります。


コールドコールのトークスクリプトを作るポイント

トークスクリプトは、営業担当者を縛る台本ではなく、会話の流れを安定させるための設計図です。相手の状況に応じて変えられるように、基本形と分岐を用意しておきましょう。


冒頭で社名・名前・電話の目的を簡潔に伝える

最初の数秒で、誰から何の目的で電話が来たのかを伝えます。長い会社説明から入ると、相手は要件がわからず警戒しやすくなります。


「なぜあなたに連絡したのか」を伝える

担当部署、企業の事業内容、過去の接点、資料閲覧などをもとに、電話した理由を具体的に伝えます。ここが弱いと、相手にとってはただの一斉営業電話に感じられてしまいます。


売り込みではなく課題確認から入る

いきなり商品説明を始めるのではなく、相手の現状や困りごとを確認します。課題がない場合は無理に商談化せず、情報提供や今後の接点作りに切り替える方が、長期的には信頼につながります。


断られた場合の返答パターンを用意する

「忙しい」「必要ない」「担当ではない」と言われた場合の返答を用意しておくと、会話が止まりにくくなります。たとえば、忙しい場合は「失礼しました。1点だけ確認させてください」と短く切り返し、必要ない場合は「今後検討が入る可能性がある時期だけ伺えますか」と情報収集に切り替えます。


次のアクションを明確に提示する

会話の最後には、資料送付、セミナー案内、再連絡、商談設定など、次に何をするのかを明確にします。曖昧に終えると、せっかく得た接点が次につながりません。


すぐに使えるコールドコールのトーク例

以下は、BtoBマーケティング支援やMA活用の文脈で使いやすいトーク例です。自社サービスやターゲットに合わせて調整してください。

場面 トーク例
冒頭 お世話になります。クラウドサーカスの〇〇と申します。本日は、BtoB企業様のリード獲得後のフォロー体制について、情報提供のご連絡でお電話しました。
なぜ電話したか 御社のように法人向けサービスを展開されている企業様で、資料ダウンロード後の追客や商談化に課題を感じるケースが多く、関連するチェックポイントを共有できればと思いました。
課題確認 現在、Webサイトや展示会で獲得した見込み顧客へのフォローは、営業部門とマーケティング部門のどちらが中心に対応されていますか。
資料案内 すぐに商談というより、まずはリードフォローの見直しに使える資料をご覧いただく形でも大丈夫です。メールでお送りしてもよろしいでしょうか。
商談提案 もし課題感が近ければ、15〜30分ほどで現在のフォロー体制を整理し、改善できそうな点をご提案できます。来週どこかでお時間はいかがでしょうか。
断られた場合 承知しました。今すぐの検討ではない場合、今後こうした施策を見直す時期や、担当部署だけ確認させていただいてもよろしいでしょうか。

コールドコールを迷惑にしないための注意点

コールドコールは、相手の時間をいただく行為です。そのため、成果を出すことと同じくらい、相手に不快感を与えない配慮が重要です。


相手に関係のある情報だけを伝える

誰にでも同じ話をするのではなく、相手の業種、部署、課題、過去接点に合わせて話す内容を変えます。関係のない提案は、相手にとってノイズになりやすいためです。


必要以上に何度も架電しない

つながらないからといって短期間に何度も電話すると、印象が悪くなる可能性があります。架電回数、時間帯、結果を記録し、再架電のルールを決めておきましょう。


断られた履歴を必ず管理する

明確に不要と言われた場合は、その履歴を管理し、同じ内容で繰り返し電話しないようにします。特に消費者向け取引では、電話勧誘販売に関する規制や再勧誘に注意が必要です。BtoBでも、相手の意思表示を尊重する姿勢が重要です。


個人情報やリスト管理に配慮する

営業リストを扱う場合は、個人情報の取得元、利用目的、管理方法に注意します。名刺情報やWebフォーム情報、外部リストなどを扱う場合も、社内ルールに沿って適切に管理しましょう。


コールドコールの成果を高めるならMA・メール・インサイドセールスと連携する

コールドコールを単体で行うよりも、MA、メール配信、インサイドセールスと組み合わせることで、より成果につなげやすくなります。

関連記事:【2026年最新】MAツールとは?基礎から製品比較・事例までまとめて解説

関連記事:インサイドセールスとテレアポの違いとは?混同しないためのポイントを解説


Webサイトや資料ダウンロードで接点を作る

完全なコールドリストだけに電話するのではなく、Webサイトへの訪問、資料ダウンロード、セミナー参加などの接点を作ることで、電話の理由を作りやすくなります。


MAで行動履歴や関心度を可視化する

MAツールを活用すれば、誰がどのページを見たのか、どの資料をダウンロードしたのか、メールを開封したのかなどを確認できます。これにより、電話前に相手の関心テーマを把握しやすくなります。


メール配信で温度感を高めてから架電する

いきなり電話するのではなく、事前に役立つ資料やセミナー情報をメールで届け、反応があった顧客に優先的に架電する方法も有効です。電話の理由が明確になり、相手にとっても受け入れやすい接点になります。

関連記事:メールマーケティングとは?基礎知識やメリット、実施方法5ステップから成功事例まで解説


営業とマーケティングでフォロー基準を共有する

マーケティングがリードを獲得し、インサイドセールスが温度感を見極め、営業が商談対応する場合、どの条件で架電するのか、どの条件で商談化するのかを共有しておく必要があります。


コールドコールでよくある失敗と改善策

コールドコールで成果が出ない場合、担当者の話し方だけが原因とは限りません。仕組みや準備を見直すことで改善できるケースがあります。

よくある失敗 原因 改善策
とにかく架電数だけを追っている 質より量になり、相手に合わない提案が増える ターゲット条件と会話の質をKPIに入れる
電話した理由が伝わらない 相手にとって関係性が見えない 「なぜ電話したか」を冒頭に入れる
アポが取れない電話を無駄にしている BANT情報を聞かずに終話している 予算・決裁者・ニーズ・時期を記録する
同じ相手に重複して電話している 架電履歴が管理されていない CRMやSFAで履歴を一元管理する
商談後につながらない 電話で得た情報が営業に共有されていない 会話内容と課題仮説を商談前に共有する

関連記事:インサイドセールスBPOとは?選び方・費用・成功のポイントを解説


コールドコールを成果につなげるなら営業とマーケティングを連携させよう

コールドコールは、やみくもに電話をかける手法ではありません。相手に「なぜ電話したのか」を伝え、「どうしてほしいのか」を整理し、アポが取れなかった場合でもBANT情報を記録することで、次の営業活動につながる資産になります。

特にBtoB企業では、Webサイト、資料ダウンロード、メール配信、MA、インサイドセールス、営業活動を分断せずに設計することが重要です。顧客の興味関心を把握したうえで電話すれば、コールドコールは一方的な売り込みではなく、顧客にとって意味のある情報提供の機会になります。

BowNowを活用すれば、見込み顧客のWeb行動や資料ダウンロード履歴をもとに、優先度の高い顧客を見極めて営業アプローチしやすくなります。コールドコールの成果を高めたい場合は、架電トークだけでなく、リード獲得後のフォロー設計やMA活用まで見直してみましょう。

関連記事:インサイドセールス代行13選比較!4つの目的別に選び方を解説

関連記事:MAツールとは?基礎から製品比較・事例までまとめて解説


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監修者
クラウドサーカス株式会社 石本祥子

新卒でコンサルティング会社に営業職として入社。3年で営業所長代理を経験後、ベンチャー企業を経て、クラウドサーカス社にマーケティング職として入社。
営業とマーケティング、いずれの経験もあることを活かし、クラウドサーカス社が提供しているMAツール『BowNow』において、マーケティングと営業に関するメディアの監修を含む、Webマーケティングの全域を担当している。

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