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集客できるセミナータイトル!作り方と例文5パターン解説

2024/09/25 (公開:2024/03/25)
集客できるセミナータイトル!作り方と例文5パターン解説

セミナータイトルは、セミナーの集客に影響を与える、非常に重要な要素です。 本記事では、セミナータイトルを考えるときに意識すべきポイントから、考える手順や事例までまとめて紹介します。

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セミナータイトルはなぜ重要なのか

セミナーは、ターゲットに合わせてコンセプトや内容を考えますが、一方でターゲットのニーズを満たすセミナーをせっかく企画したとしても、セミナーの価値や受講するメリットをうまく顧客に伝えられなければ、多くの参加者を集めることは困難です。

セミナータイトルは、セミナーのターゲットに対して、セミナーの価値や受講するメリットを瞬時に適切に伝える役割を担っており、セミナータイトルの質次第で、セミナーの集客の量や質も変化する傾向にあることから、重要といわれています。

 

顧客の興味をひく!セミナータイトルに加えるべき4要素

では、多くの参加者の目に留まる、集客に貢献するセミナータイトルとは、どういったものなのでしょうか?

共通することは、「ターゲットの興味関心を強くひく要素」が含まれているということです。では、その「興味関心を強くひく要素」とは具体的にどういったものなのでしょうか?以下の章でくわしくご紹介します。

4Uの原則とは?

4Uの原則とは、アメリカの有名な起業家マイケル・マスターソンが提唱した考え方で、効果的なタイトルや見出しを作る上で取り入れるべき4つ要素について、それぞれの英単語の頭文字をとって4Uとしています。

ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

4Uの原則

有益性(Useful):メリット・ベネフィットを伝える

まず一つ目が、有益性(Useful)です。タイトルを見た顧客が、「このセミナーを受講したほうがいい」と、セミナーを受講する価値を感じられる要素を入れることを指します。

例えば、セミナーのターゲットが、法人向けにビジネスを行う企業(BtoB企業)の営業部長だったとしましょう。抱えている悩みに「売上の拡大」や「売上拡大を実現できる営業組織をどう育てるのか」というものがあると考えたときに、「知らなきゃ損!売上をつくり出す営業組織の育て方3ステップ」というようなセミナータイトルを企画したとします。このタイトルにおいて、有益性(Useful)を訴求する要素は「知らなきゃ損!売上をつくり出す」という箇所です。「売上をつくり出す」という部分だけでも、有益性(Useful)に該当するのですが、「知らなきゃ損!」という言葉を加えることで、更に「知らないと損になるような価値ある情報なのだ」という印象付けを行うことができています。

 

緊急性(Urgent):定員や期間の設定で「いますぐ」を駆り立てる

緊急性(Urgent)は、「このセミナーにいま申し込まなければ、次のチャンスはもうないかもしれない」という印象を持たせる要素で、期間限定や定員といった「上限」を意識させる要素を指します。

例えば、「定員5名!伝説のマーケター〇〇氏から学ぶマーケティングの定石」や「1日だけ!参加者限定キャンペーンあり!〇〇ご紹介セミナー」といったものです。「定員5名」や「1日だけ」という部分が該当します。

 

独自性(Unique):他社が持っていない情報であることをアピール

自社独自の経験やノウハウをもとに、企画した内容であることが伝わるタイトルです。例えば、「10,000社の実績から見えた!」「成果に繋がる50メソッドを大公開!」といったものが該当します。

 

超具体性(超具体性):ターゲットを明記したり、数字で訴えかける

例えば、「集客につながるセミナータイトルの原則と事例」というタイトルよりも、「集客につながるセミナータイトルの4大原則&事例7選」というタイトルのほうが、どういった情報を得ることができるセミナーなのか具体的に想起できるため、集客につながりやすくなります。

 

セミナータイトルの作り方5ステップ

セミナータイトルの作り方について、セミナー全体の企画の仕方と合わせてご紹介します。

セミナータイトルの作り方5ステップ

STEP1. ターゲットを決める

セミナーを企画する際は、まずセミナーのターゲットを決めます。
もしターゲットが定まっていない場合、セミナーのコンセプトや内容、タイトルを考える際に方向性がぶれてしまい、あらゆる要素がばらばらで「誰の何の悩みを解決する、どんなセミナーなのか、よくわからないセミナーが出来上がった」という事態を引き起こす場合があります。

こういった事態を防ぐためにも、一番最初にターゲットを明確に定め、企画の段階で方向性がぶれないようにしておきます。

 

STEP2. ターゲットが抱える課題やニーズを突きとめる

セミナーの内容は、ターゲットが抱える悩みを解消する、もしくはターゲットが欲している情報を与える内容でなければなりません。

セミナータイトルも、結局のところは、セミナー内で紹介する「ターゲットの抱える悩みを解消したり、欲しているような情報を与えられる要素を、前述の4Uの原則を用いてわかりやすく表現する」ことで作ることができます。

そのため、セミナーの企画段階で、ターゲットの抱える課題・ニーズを深く追及して考えることが重要になります。

 

STEP3. ターゲットにどんな行動変容を起こしてほしいか考える

セミナーに参加してもらった結果、どういった行動をターゲットにとってほしいのか、事前に決めておきます。そして、その行動を促すようなセミナーの内容や、開催後のフォローを考えておきます。

例えば、セミナーに参加することで、最終的に自社の製品やサービスに興味を持ってもらいたい場合、セミナー内容に「製品やサービスを紹介するセッション」を入れたり、開催後のアンケートに製品やサービスに関する無料相談を希望するか否かを確認する項目を入れたりします。

セミナーのタイトルも、最終的に誘導したい方向や、起こしたい行動変容を意識し、案を考える必要があります。

 

STEP4. セミナーで提供する価値と、セミナー内容を決める

ここまでに決めたことをもとに、ターゲットに対してこのセミナーで提供できる価値と、セミナーの内容を具体的に考えていきましょう。

提供価値や内容を考える際に、複数の関係者間で議論をしながら進めていると、たまに議論がふわっとしたまま、進行し続けるケースがあります。

もし、この状態で企画が進んでしまった場合、企画が言語化してある必要があるタイミング(集客を開始するときなど)で一番困ることになるので、議事録を取るなどして明確に言語化しながら企画を進めていくことをおすすめします。

 

STEP5. 4Uで表現できる要素を抽出し、タイトルを完成させる

STEP3でも触れた通り、セミナータイトルは、「ターゲットの抱える課題を解消することに繋がる情報」や「ターゲットのニーズを満たす情報」、つまり「セミナーを通して提供できる価値」をSTEP4までに言語化し、それを4Uの原則に基づいて短くキャッチーな文言で言い換えることで、作成できます。

前章で紹介した4Uの原則を参考に、セミナーで提供できる価値や内容の中から、「有益性(Useful)」「緊急性(Urgent)」「独自性(Unique)」「超具体性(超具体性)」として抽出できるものを探し出し、タイトルの要素として反映させましょう。

 

セミナータイトルの構成

セミナータイトルは、メインタイトルとサブタイトルにわけて考えると、まとまりやすくなります。

メインタイトルには、そのセミナーがどういう内容なのか想像がつくものを、簡潔にわかりやすく表現します。サブタイトルには、メインタイトルで表現しきれないものの、タイトルに反映させると必ず興味関心をひく要素になるものを記載します。4Uの要素も該当します。例えば、以下のようなものです。

サブ :製造業の営業部長様必見!

メイン:引き合い依存から脱却する営業組織の作り方

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解説!セミナータイトルの事例5選

本メディアを運営するクラウドサーカス株式会社は、年間約100開催のセミナーを運営しています。本章では、これまで開催してきたセミナーの中からいくつか参考例をあげ、各タイトルのポイントについて解説します。

事例1. 代理店は教えてくれない『人を動かす企画』の作り方

セミナータイトルの事例1つ目をご紹介します。

BtoC企業のマーケティング担当者必見!

代理店は教えてくれない『人を動かす企画』の作り方

このセミナータイトルのポイント

代理店に仕事を発注する機会が、比較的多いBtoCの食品や消費財、小売といった事業を行う会社のマーケティング担当者向けに企画したセミナーのタイトルです。
このタイトルのポイントは以下の2つです。

①サブタイトルにターゲットを明記し、4Uの『超具体性』を取り入れている
②「代理店は教えてくれない」という言葉で、「ここでしか教えて貰えないノウハウを聞けそう」という『独自性』を感じさせている

 

事例2. 商談創出力を上げる『第4世代』ホームページとは

セミナータイトルの事例2つ目をご紹介します。

時代遅れのホームページは、機会損失が広がる!?

商談創出力を上げる『第4世代』ホームページとは

このセミナータイトルのポイント

ホームページを作成してから長らく時間がたっている企業向けに企画したセミナーのタイトルです。このタイトルのポイントは以下の2つです。

①サブタイトルで、「機会損失が広がる!?」という表現を記載し、すぐに対応しなければ損かもしれないという4Uの『緊急性』を演出している
②メインタイトルでは、「商談創出力」を上げるという言葉で『有効性』を訴求しつつ、「第4世代のホームページ」というワードで、他社のセミナーでは知れない情報を知れそうと感じさせる『独自性』を演出している

 

事例3. MAツール運用で失敗しない!11の究極ノウハウ伝授セミナー

セミナータイトルの事例3つ目をご紹介します。

MAツール運用で失敗しない!

11の究極ノウハウ伝授セミナー

このセミナータイトルのポイント

MAツールの運用で成果を出したいと考えている営業やマーケティングの担当者向けに企画したセミナーのタイトルです。
このタイトルのポイントは以下の2つです。

①「11の究極ノウハウ」という、クラウドサーカス社独自のノウハウを聞けそうなセミナーであるという『独自性』を強く押し出している
②「11」とう数字を具体的に入れることで、セミナー内容が具体的にイメージできるようにしてある。つまり、4Uにおける「超具体性」を意識して作られている

 

事例4. 140%成長物語に学ぶ"総デジタル競争時代"の勝ち方

セミナータイトルの事例4つ目をご紹介します。

BtoB企業のマーケティング責任者対象!

140%成長物語に学ぶ"総デジタル競争時代"の勝ち方

このセミナータイトルのポイント

BtoB企業のマーケティング責任者向けに企画したセミナーのタイトルです。
このタイトルのポイントは以下の2つです。

①「BtoB企業のマーケティング責任者」と、サブタイトルでターゲットを明記している
②「140%」という具体的な数値を記載することで、ただの成長物語ではなく、140%という高い成長率を実現した企業の事例・ストーリーを元にした話を聞けるという、期待感を演出できている

 

事例5. 新規獲得より5倍も効率よし!既存会員から売上を増やす仕組みづくり

セミナータイトルの事例5つ目をご紹介します。

メディア・業界紙事業者必見!

新規獲得より5倍も効率よし!既存会員から売上を増やす仕組みづくり

このセミナータイトルのポイント

メディアや業界紙の事業を行う企業向けに企画したセミナーのタイトルです。
このタイトルのポイントは以下の2つです。

①「メディア・業界紙事業者必見!」と、サブタイトルでターゲットを明記している
②「新規獲得より5倍も効率よし」という具体的な数値を記載することで、セミナーを視聴することで得られる情報の価値の高さ、つまり『有益性』を強く表現できている

 

まとめ

集客につながるセミナータイトルを作るための方法やコツを紹介してきました。セミナータイトルは、実際に作成し検証を繰り返すことで、徐々に質の高いものを作れるようになります。本記事でご紹介したことだけではなく、自社の競合が普段どういったタイトルでセミナーを開催しているのか?といった観点で情報収集してみるのも良いでしょう。

以下のような無料資料もご用意しておりますので、よろしければ合わせてご参考ください。

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監修者
クラウドサーカス株式会社 石本祥子

新卒でコンサルティング会社に営業職として入社。3年で営業所長代理を経験後、ベンチャー企業を経て、クラウドサーカス社にマーケティング職として入社。
営業とマーケティング、いずれの経験もあることを活かし、クラウドサーカス社が提供しているMAツール『BowNow』において、マーケティングと営業に関するメディアの監修を含む、Webマーケティングの全域を担当している。

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