ウェビナーとは?Web会議との違い・メリット・開催方法を6ステップで解説

ウェビナーとは、インターネット上で開催・配信されるセミナーのことです。「Web」と「Seminar」を組み合わせた言葉で、「オンラインセミナー」「Webセミナー」とも呼ばれます。
会場を用意せずに全国の参加者へ情報を届けられるため、BtoB企業のリード獲得や既存顧客の育成、社内研修、会社説明会など幅広い場面で活用されています。一方で、Web会議との違いや必要な機材、ツールの選び方、集客から開催後フォローまでの進め方が分からず、開催に踏み切れない方も少なくありません。
本記事では、ウェビナーの意味や配信形式、メリット・デメリット、ツールの選び方、開催方法を6つのステップで解説します。年間60本以上のセミナー・ウェビナーを企画・運営してきた実務経験をもとに、成功のポイントやKPIの考え方もあわせて紹介します。
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目次
ウェビナーとは
ウェビナー(Webinar)とは、インターネット上で行われるセミナー、またはそれを実施するためのツールを指す言葉です。これまでのセミナーは会場で実施される形が主流でしたが、非対面での開催が広まったことで、インターネット環境があればパソコンやモバイル端末からどこでも参加できるようになりました。
ウェビナーとオンラインセミナー・Webセミナーの違い
「オンラインセミナー」「Webセミナー」は、いずれもウェビナーとほぼ同じ意味で使われる言葉です。呼び方に厳密な使い分けはなく、企業やメディアによって呼称が異なると理解しておけば十分です。
ウェビナーとWeb会議の違い
オンラインで行われるウェビナーとWeb会議は、似ているようで使用目的や役割が大きく異なります。
| 項目 | ウェビナー | Web会議 | 一般的なライブ配信 |
|---|---|---|---|
| 主な目的 | 講演・情報提供 | 会議・共同作業 | 不特定多数への配信 |
| コミュニケーション | 主催者・登壇者中心 | 参加者全員が双方向 | 配信者中心 |
| 参加者管理 | 可能(登録制にできる) | 可能 | 限定的な場合がある |
| 向いている用途 | セミナー、説明会、研修 | 商談、社内会議 | 発表、イベント配信 |
Web会議は参加者全員が画面や音声を共有しながらコミュニケーションをとる形式で、顧客との打ち合わせや社内ミーティングに向いています。ウェビナーは主催者・登壇者(パネリスト)・参加者(視聴者)という3つの役割に分かれ、参加者は基本的に視聴が中心となる点が異なります。
ウェビナーの4つの配信形式
ウェビナーの配信方法は、大きく4つに分類できます。目的に応じて使い分けましょう。
ライブ配信
ライブ配信は、設定した時間に生放送でセミナーを配信する形式です。オフラインのセミナーに最も近く、チャットやアンケート機能を使って参加者の反応を見ながら柔軟に進行できます。質問への即座の回答や、参加者の反応に応じた内容の調整がしやすい一方、通信トラブルや進行ミスがそのまま配信されるリスクもあります。
擬似ライブ配信
擬似ライブ配信は、事前に収録した動画を、あらかじめ設定した時刻に「あたかも生配信のように」流す形式です。編集済みの高品質な映像を届けながら、チャットやQ&Aだけはリアルタイムで運営できるため、登壇者の負担を抑えつつライブ感を演出できます。
オンデマンド配信
オンデマンド配信は、録画した動画を、参加者が好きなタイミングで視聴できるようにする形式です。時間の制約がある見込み顧客にもアプローチでき、資料ダウンロードページ等と組み合わせてリード獲得の常設コンテンツとしても活用できます。
ハイブリッド配信
ハイブリッド配信は、会場での対面セミナーと、オンライン配信を同時に行う形式です。遠方の参加者を取りこぼさずに集客できる一方、会場運営と配信運営の両方の体制が必要になるため、運営コストはほかの形式より高くなります。
ウェビナーのメリット
ウェビナーには、主催者側・参加者側の双方にメリットがあります。
主催者側のメリット

- 会場費や移動費、設営の手間を削減できる
- 地域を問わず全国から集客できる
- 参加・視聴データを取得し、見込み顧客の関心度を可視化できる
- 録画を二次利用し、オンデマンドコンテンツとして再活用できる
- 会場を確保する必要がなく、繰り返し開催しやすい
実際にクラウドサーカスでも、セミナーは商談獲得のマーケティングチャネルとして非常に重要な位置づけとなっており、1開催あたり5〜10商談の獲得につながっています。
参加者側のメリット

- 移動せずに、自宅やオフィスから参加できる
- 遠方からでも参加できる
- 対面のセミナーより参加への心理的ハードルが低い
- アーカイブが用意されている場合、都合の良い時間に視聴できる
新型コロナウイルスの拡大以降、ZoomなどのWeb会議・ウェビナーを通じた情報収集が広く普及しました。展示会場までわざわざ足を運ばなくても有益な情報が手に入るようになったことは、ウェビナーが浸透した大きな要因のひとつです。
ウェビナーのデメリットと対策
ウェビナーを効果的に活用するには、デメリットと対策を事前に理解しておくことが重要です。
通信環境によって質に差が出る
主催者側・参加者側どちらの通信環境も、セミナーの質に影響します。特に参加者側の通信環境は主催者がコントロールできないため、商談機会を逃すリスクもあります。当日の配信内容を録画し、参加者へ後日提供できる体制を整えておくと、通信トラブルで見逃した場合でも情報を届けられます。
参加者の熱量が見えにくい
気軽に参加してもらえる反面、参加者の本気度が把握しづらく、商談への展開に苦労するケースがあります。チャットを使った質問タイムの設置や、アンケートでの興味関心の深掘りなど、双方向のコミュニケーションを生み出す工夫が必要です。
途中離脱されやすい
視聴のハードルが低い分、集中力が続かず離脱されやすいという課題もあります。10〜15分ごとに質問や投票を挟み、参加者を巻き込む構成にすることで離脱を防ぎやすくなります。
交流機会を作りにくい
対面のセミナーに比べ、参加者同士や登壇者との交流が生まれにくい点もデメリットです。チャット機能を使った自己紹介コーナーや、終了後の個別フォローで補完しましょう。
初めての方へ
ここで挙げた課題は、経験を積んだ主催者でも起こりうる一般的なものです。完璧を目指す必要はありません。まずは「録画しておく」「10〜15分ごとに質問を挟む」など、対策として紹介したものを1つずつ取り入れるだけでも、開催のクオリティは着実に上がっていきます。
ウェビナー開催に必要なもの
ウェビナーを開催するには、ツールや機材、配信環境、登壇資料、運営スタッフなどの準備が必要です。
ウェビナーツール
ウェビナーツールは、配信・申込管理・アンケート収集などをまとめて行うためのツールです。選び方と主要サービスの比較は次の章で詳しく解説します。
PC・カメラ・マイク
| 機材 | ポイント |
|---|---|
| PC | 安定した配信のために、有線LANでインターネット接続をしたPCの利用が推奨されます。バッテリー切れを防ぐための電源アダプターも用意しましょう。 |
| カメラ | 少人数向けの配信なら内蔵カメラで十分ですが、複数の登壇者がいる場合は広い視野角と高解像度を備えた外付けカメラがおすすめです。 |
| マイク | PC内蔵マイクは周囲の雑音も拾いやすいため、特定方向の音を捉える単一指向性タイプが適しています。 |
配信環境
外部の音が遮断された静かな環境を選びましょう。会議室やレンタルスタジオが理想的です。背景はシンプルに整え、参加者が見やすい明るさを保つよう照明にも配慮します。
登壇資料
登壇資料は、要点を簡潔にまとめ、図表やグラフで視覚的に伝えましょう。アニメーションは説明の順序を示す場合など、使いどころを絞って活用すると資料が見やすくなります。
セミナー資料は、できるだけ文字を大きくするのがポイントです。ウェビナーの良さは、講師が口頭で情報を届けられる点にあります。資料はあくまで補助的な役割と位置づけ、伝えたい要素だけに絞って作成しましょう。この「資料を絞り込む」考え方は、ホワイトペーパーなど読み込ませることを前提とした営業資料との大きな違いです。
運営スタッフ
進行役や技術スタッフなど、役割に応じた人員配置が欠かせません。登壇者の手配は早めに着手し、当日と同じ環境でのリハーサルを行い、緊急時の対応方針も共有しておきましょう。
弊社の場合は、講師と運営担当の2名体制で行っています。ウェビナー中にチャットでアンケートの案内をしたり、寄せられた質問を講師に回答してもらうよう促したりするのは、運営担当の役割です。また、クラウドサーカスではマーケティング初心者向けのセミナーを行う際、専門用語の説明などもZoomのチャット欄で補足し、視聴者の理解が深まるよう工夫しています。
ウェビナーツールの選び方【比較表】
ウェビナーツールを選ぶ際は、主に「必要な機能」「料金・参加人数」「サポート体制」の3点を確認しましょう。
選定ポイント
- 必要な機能が備わっているか。登録フォーム、Q&A、アンケート、録画、視聴データの取得など、開催目的に必要な機能を整理します。
- 料金と参加可能人数。参加予定人数や開催頻度をもとに、無料版・有料版・追加オプションを含めた費用を比較します。
- サポート体制。初めて開催する場合は、日本語サポートの有無や配信トラブル時の問い合わせ方法も確認しておくと安心です。
主要5サービスの比較表
主な配信ツールを5つ比較します。各サービスの料金・仕様は変更される場合があるため、導入前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| ツール | 向いている用途 | 主な特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Zoom Webinars | BtoBセミナー、説明会 | Q&A、投票、登録管理など基本機能が充実 | ウェビナー機能は別途アドオン契約が必要 |
| コクリポ | 初めてのウェビナー | 集客・予約ページを簡単作成、日本語対応 | 大規模開催時は機能・上限を要確認 |
| V-CUBE セミナー | 大規模・高品質配信 | 専用アプリ不要、追っかけ再生に対応 | 費用は個別見積りが必要な場合が多い |
| Jストリーム | 動画配信全般 | 企画から制作・配信・分析までワンストップ対応 | 小規模開催にはオーバースペックな場合がある |
| YouTube Live | オープンな配信 | 拡散性が高く、アーカイブも残せる | 参加者・リード管理には不向き |
Zoom Webinarsの具体的な使い方は、「11. Zoom Webinarsの基本的な使い方」で詳しく解説します。
初めての開催で迷ったら、すでに社内でZoomを使っている場合はZoom Webinars、初期費用や操作のシンプルさを重視するならコクリポから検討すると選びやすいでしょう。無料トライアルを使って、実際の申込画面や配信画面を試してから決めるのがおすすめです。
ウェビナー開催の6ステップ
実際にウェビナーを開催するための手順を、6つのステップで解説します。
STEP1. 目的・ターゲット・KPIを決める
ウェビナーを成功に導くには、まず開催目的を明確に定めることが重要です。新規顧客の獲得が目標の場合は商談化件数や申込数といった数値目標を、既存顧客向けなら満足度や関係強化に重点を置いたKPIを設定しましょう。ターゲット層に応じて、いきなり自社サービスを紹介するのではなく、業界トレンドなど興味を持ってもらいやすいテーマから入る構成も有効です。
STEP2. テーマ・登壇者・開催形式を決める
目的とターゲットに合わせて、テーマと登壇者、配信形式(ライブ・擬似ライブ・オンデマンド・ハイブリッド)を決めます。著名な登壇者はスケジュール調整に時間がかかることが多いため、早めに打診しましょう。
初めての開催で外部の登壇者に心当たりがない場合は、自社の営業担当やカスタマーサクセス担当が登壇するだけでも十分にウェビナーは成立します。まずは社内の知見を発信することから始めてみましょう。
STEP3. ツール・機材・運営体制を整える
前章の比較表を参考にツールを選定し、必要な機材と配信環境を準備します。進行役・技術担当・Q&A対応など役割分担を明確にし、本番同様の環境でリハーサルを行っておくと安心です。
STEP4. 申込ページを作成して集客する
既存顧客向けか新規顧客向けかで、最適な集客チャネルは変わります。新規開拓には、セミナー情報サイトやSNSでの告知が効果的です。既存顧客にはメールマガジンやDM、営業担当からの直接案内も有効です。参加メリットや登壇者の実績を前面に出し、申込フォームはシンプルにして参加のハードルを下げましょう。
配信できるメールリストがまだ少ない場合は、社内の他部署に協力を依頼して周知してもらったり、担当者個人のSNSでシェアしてもらったりするところから始めると、無理なく母数を増やしやすくなります。
STEP5. リハーサル・リマインド・当日運営を行う
開催前には、配信URLや登壇者権限、マイク・カメラ、録画設定などをチェックリストで確認しましょう。リマインドメールは、開催の2週間前・1週間前・3日前・前日など段階的に配信し、参加URLに加えてツールの動作確認方法やトラブル時の問い合わせ窓口も案内します。当日は、10〜15分ごとに質問や投票を挟むと参加者の離脱を防ぎやすくなります。
STEP6. アンケート・フォロー・効果測定を行う
終了直後にアンケートを送付し、回答特典として資料を提供すると回答率が高まりやすくなります。関心を示した参加者には個別のフォローメールや電話連絡を行い、質疑応答の補足説明や関連情報の提供から自然な形で商談へつなげましょう。フォロー業務はMAツールを活用すると効率化できます。開催後は必ずKPIを振り返り、次回の企画に反映します。

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ウェビナーを成功させる7つのポイント
執筆者コメント
年間60本以上のセミナー・ウェビナーを企画・運営してきた経験から、成果につながりやすいポイントを整理しました。
1. 開催目的とKPIを最初に明確にする
リード獲得、商談化、既存顧客の関係強化など、目的によって成功すべき評価軸が変わります。
2. ターゲットと共催パートナーの親和性を合わせる
共催セミナーでは、自社のターゲット層と共催企業のリストの親和性が成果を大きく左右します。
3. 共催は3〜6社が母数と商談化のバランスが良い
共催企業数が多いほどリードの母数は増えますが、商談化までを見据えるなら3〜6社程度の規模感が扱いやすい傾向があります。
4. ナーチャリング・名刺活用テーマはMAとの相性が良い
リードナーチャリングや名刺管理をテーマにした共催セミナーは、MAでのフォローと接続しやすく、商談化につながりやすい傾向があります。
5. 「メリット」ではなく「ベネフィット」を訴求する
「ホワイトペーパー活用ノウハウが分かる」といった機能的なメリットだけでなく、「そのノウハウを実践することで商談獲得につながる」といった、参加者が得られる効果(ベネフィット)を伝えると、参加意欲が高まりやすくなります。
6. 当日の巻き込み設計を作り込む
質問・投票の設置やリハーサルを重ね、参加者が受け身にならない進行を設計します。
7. 開催後すぐにフォローし、KPIを振り返る
記憶が新しいうちにフォローすることで商談化率が高まりやすく、振り返りが次回の改善につながります。
ウェビナー運営にMAを活用する方法
ウェビナーの効果を高めるには、MA(マーケティングオートメーション)の活用が有効です。
|
フォーム作成 MAの申込フォーム作成機能を使えば、参加者情報を自動で管理できます。手作業の負担を軽減し、その分の時間をコンテンツづくりに充てられます。
集客 既存顧客リストの閲覧履歴や業種などから、セミナーテーマに関心が高い層を抽出して案内を送れます。ターゲットに適した情報を届けられるため、より多くの参加が見込めるほか、不要な配信を抑えて顧客との関係維持にも役立ちます。
参加者へのアプローチ MAを使えば、参加後の行動分析が容易になり、商談へスムーズにつなげる効率的な営業活動が実現します。 |
MAツール「BowNow」でウェビナー運営を効率化
クラウドサーカスが提供するMAツール「BowNow」を使えば、サイト訪問者の閲覧ページや興味関心の度合いをデータで把握でき、配信したメールの開封・クリック状況も確認できます。事例紹介ページなど購買意欲の高さを示すページを頻繁に閲覧するユーザーには、優先的なアプローチが可能です。初めての方でも使いやすいシンプルな設計で、無料のフリープランも用意しています。
詳しくはこちら:MAツール『BowNow』とは
ウェビナーで確認すべきKPI
ウェビナーの成果は、申込数や参加率といった当日の数字だけでなく、その後の商談・受注にどうつながったかまで含めて評価することが大切です。クラウドサーカスでは、ウェビナーの成果を1つの指標だけで見るのではなく、次の3つの視点で貢献度を捉えています。
- ラストタッチ:キャンペーン(ウェビナー)への参加が、直接の商談・受注につながったもの
- ファーストタッチ:ウェビナー参加後、IS・マーケティングの様々な接点を経て受注につながったもの
- インフルエンス:ハウスリストがウェビナーに参加した後、別の接点で商談化・受注につながったもの
初めての方へ:まずは「ラストタッチ」から見てみましょう
初めてウェビナーを開催する場合は、まずラストタッチ(直接の商談・受注)で成果を測るのがおすすめです。シンプルで分かりやすく、施策の良し悪しを判断しやすいためです。ただし、セミナーのテーマによっては情報収集段階の参加者が多く、開催直後の受注には結びつきにくい場合もあります。
クラウドサーカスでは、セミナー参加者が1〜2年かけてコンテンツに触れ続けるうちに検討度が高まり、受注につながったケースが数多くありました。そこで、時間が経ってから受注した「ファーストタッチ受注」や、別の接点を経て受注につながった「インフルエンス受注」としても評価し、そのセミナーが間接的に受注へどう貢献しているかを把握しています。
ただし、ファーストタッチ・インフルエンスの計測はやや上級者向けの手法です。自社での計測方法に迷う場合は無理に自己流で進めようとせず、クラウドサーカスへお問い合わせいただくことをおすすめします。
自社実績から見るベンチマーク
- 参加率(申込者に対する当日参加率):約70%
- アポ率(自社単独開催セミナー):約15%
- アポ率(共催・カンファレンス形式):短期で約5%、開催3か月後時点の累計で約8%
共催・カンファレンス形式は、開催直後の商談化率だけで判断すると成果を過小評価してしまう可能性があります。中長期でのフォローを前提にKPIを設計しましょう。
大規模イベントの実績例
クラウドサーカスが主催した大手企業含む複数社が登壇したカンファレンス形式のイベントでは、申込1,000名に対しセッション視聴者575名(視聴率57.5%)、アンケート回答者373名(回答率約64.9%)という実績があり、その後の受注実績にもつながっています(具体的な金額・契約内容は非公開)。

基本的なKPI項目
- LP訪問数・申込率・申込者数
- 参加率・平均視聴時間
- アンケート回答率
- 資料ダウンロード率
- 商談化率・受注率
- 1商談あたりの獲得コスト
Zoom Webinarsの基本的な使い方
最後に、多くの企業が採用しているZoom Webinarsを例に、実践的な使い方を解説します。
特徴
Zoom Webinarsは、ビデオ会議システム「Zoom」をベースに開発されたウェビナープラットフォームです。主催者は数回のクリックで配信設定ができ、参加者も使い慣れたZoomの画面から視聴できます。標準のウェビナーアドオンでは500人から50,000人程度まで参加人数を拡張でき、大規模なイベント向けにはさらに上位のオプションも用意されています。契約プランや参加可能人数は変更される場合があるため、開催前にZoom公式サイトで最新情報を確認してください。
チャットやQ&A機能を使えば参加者との双方向のやり取りも可能で、投票機能を使ってリアルタイムに意見を集約することもできます。他のマーケティングツールとの連携機能も備えており、収集したデータを分析や戦略立案に活用できます。
参照元:Zoom公式サイト
使い方
ウェビナー開催には、参加人数に応じたウェビナーライセンス(アドオン)の契約が必要です。公式サイトのアカウント管理画面から手続きを進めましょう。
|
事前登録の有無を設定する 事前登録の有無を設定できます。登録必須にすると参加者情報の収集・承認管理が可能になり、登録不要にするとURLを知っている人が誰でも視聴できる一方、申込者の詳細把握は難しくなります。
登壇者を招待する 登壇者には参加者用とは別の専用URLを発行して招待します。画面共有や発言などの権限が与えられ、運営側として参加できます。
当日配信を行う 当日は主催者・登壇者が画面共有やビデオ・音声の配信を行い、参加者とはチャットやQ&A機能でコミュニケーションを図ります。映像・音声の対応品質は契約プランやアカウント設定によって異なるため、詳細はZoom公式のサポート情報をご確認ください。 |
初めての開催で操作に不安がある場合は、本番前に社内メンバーだけでテスト配信を行っておくと安心です。画面共有の切り替えやミュートの解除など、基本操作を一度体験しておくだけで、当日落ち着いて対応できるようになります。
ウェビナーに関するよくある質問
ウェビナーに関するよくある質問に回答します。
Q. 初めての開催で、何から手をつければいいか分かりません。
A. まずは「7. ウェビナー開催の6ステップ」のSTEP1(目的・ターゲット・KPIを決める)から始めましょう。登壇者やツールが決まっていなくても大丈夫です。社内の担当者が登壇し、無料トライアルのツールで小規模に試してみるだけでも、十分に最初の一歩になります。
Q. ウェビナーはスマートフォンでも参加できますか?
A. 多くのツールで、専用アプリまたはブラウザからスマートフォンでの参加に対応しています。事前に利用ツールの動作環境を確認しておきましょう。
Q. 参加者の顔や名前は他の参加者に見えますか?
A. ツールや設定によって異なります。多くのウェビナーツールでは、参加者は視聴専用で、他の参加者に顔や名前が表示されない設定が可能です。
Q. 無料で開催できますか?
A. 無料プランを提供しているツールもありますが、参加人数の上限や機能に制限があることが一般的です。本格的な開催には有料プランの検討をおすすめします。
Q. 何分程度の開催が適切ですか?
A. 内容にもよりますが、集中力の持続を考慮すると60〜90分程度に収め、10〜15分ごとに質問や投票を挟む構成が離脱防止に効果的です。
Q. 録画するときに参加者の同意は必要ですか?
A. ツールの仕様や利用規約、社内のプライバシーポリシーに応じて対応が異なります。録画・公開の可否は事前に告知し、必要に応じて同意を得ておくと安心です。
Q. Web会議とどちらを選べばよいですか?
A. 双方向の議論や共同作業が中心ならWeb会議、多数への一方向の情報発信が中心ならウェビナーが向いています。詳しくは「1. ウェビナーとは」内の比較表をご覧ください。
まとめ
ウェビナーは、場所や人数の制約を受けにくく、コストを抑えながら情報発信できる手段として、多くの企業が活用しています。ただし、オンラインで開催するだけでは十分な成果は望めません。目的に応じたツール選定、参加者の通信環境への配慮、集客からフォローまでの一連の設計が欠かせません。
基礎知識と開催手順、そして自社の実績から見えてきた成功のポイントやKPIの考え方を押さえ、ウェビナーを一過性のイベントで終わらせず、商談化・受注につながる仕組みとして育てていきましょう。
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監修者
クラウドサーカス株式会社 石本祥子

新卒でコンサルティング会社に営業職として入社。3年で営業所長代理を経験後、ベンチャー企業を経て、クラウドサーカス社にマーケティング職として入社。
営業とマーケティング、いずれの経験もあることを活かし、クラウドサーカス社が提供しているMAツール『BowNow』において、マーケティングと営業に関するメディアの監修を含む、Webマーケティングの全域を担当している。









