ウェビナーとは?メリット・デメリットとMAツールを活用した運営方法
新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、テレワークやオンラインミーティングなど、新しい働き方が注目されるようになりました。
その中でも特に注目を集めているのが、今回ご紹介する「ウェビナー」です。「ウェブ」で行う「セミナー」を指す造語である「ウェビナー」は、会場まで足を運ばなくてもセミナーを開催・参加できる施策として需要が高まっています。
本記事ではウェビナーについて、メリット・デメリット、そしてMAを用いた活用方法などを詳しくご説明します。
ウェビナーとは
ウェビナーとは、インターネット上で行われるセミナー、もしくはそれを実施するためのツールを指します。「ウェブ(web)」+「セミナー(Seminar)」を組み合わせた造語である「ウェビナー(Webinar)」は、オンラインセミナーやウェブセミナーとも呼ばれます。
セミナーはこれまで、オフラインで実施される形式が主流でしたが、新型コロナウイルスの流行をきっかけにウェブ上で実施される形式=ウェビナーが広まるようになりました。ウェビナーの参加者は、インターネット環境さえ整っていれば好きな場所から参加することが可能です。
場所を問わず参加できるウェビナーを導入して、参加者と積極的にコンタクトをとろうとする企業が増加していますが、具体的には活用することでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?次章で詳しくご紹介します。
ウェビナーのメリット・デメリット
ウェビナーを効果的に活用するには、メリット・デメリットをしっかりと理解しておく必要があります。
メリット
ウェビナー活用のには、主に3つのメリットがあります。
集客できる層が広がる
インターネット環境さえあれば参加できるウェビナーは、海外や地方の方など、オフラインでは参加が難しかった人たちに参加してもらえます。また、デバイスがあればその場でアクセスできるため、「打ち合わせの合間の1時間だけ参加したい」という場合でも参加することが可能です。
なかなかセミナーに時間を割けなかった人や、オフラインでは開拓できなかった顧客との接点創出により、新規顧客の開拓が期待できます。
コスト削減
オフラインのセミナーで発生するコスト(会場費・飲み物代・設営費)や、コロナ禍における感染症対策への労力、またそれに必要な時間や人件費を削減することが可能です。また、参加者も移動する必要がなく交通費を削減できるため、双方にとって大きなメリットであるといえます。
参加ハードルが低い
先述したように、「打ち合わせの合間の1時間の参加」や「自宅からの参加」などが可能になり、参加ハードルが低いと感じてもらうことで、より多くの参加者が見込めるのもメリットの一つです。会場キャパシティの問題にもよりますが、オフラインだと参加者80名程度だったセミナーを、ウェビナーで開催することで300名近く集客できたという事例もあります。
デメリット
ウェビナーの活用にはデメリットもあるため、事前にしっかりと把握し、対策をとっておくことが大切です。
通信環境によって質に差が出る
オンラインで開催するウェビナーでは、開催側、そして視聴者の通信環境によってセミナーの質に差が出てしまうのが大きなデメリットです。特に視聴者側の通信環境はこちらでコントロールできないため、参加者とつながりを得られる貴重な機会を損失してしまう可能性があります。
このデメリットに対しては、録画機能を活用して、リアル配信でも参加者が後から好きなタイミングで再視聴できるようにするなどの対策を考えておくといいでしょう。
商談へ繋げるのが難しい
参加ハードルが低いので気軽に参加してもらえますが、その分参加者の熱量が低い傾向にあるため、その後の商談へ発展しづらいというデメリットがあります。オフラインと同じと考えるのではなく、参加者に意欲的に参加してもらえる企画やチャット機能を活用した質疑応答など、ウェビナーならではのコンテンツを用意し、参加後のフォローをしていくことが重要です。
メリット・デメリットがわかったところで、ウェビナーをどのように運営していけばいいでしょうか。次章ではウェビナー運営におけるMA活用方法についてご紹介します。
ウェビナー運営でのMA活用方法
ウェビナーを賢く運営するには、MA(マーケティングオートメーション)の活用が効果的です。主な3つの活用方法についてご説明します。
フォーム作成
MAには集客フォームを自動的に作成する機能があり、参加者の情報をMAに蓄積できます。本機能を利用することで、労力の削減、生産性の向上を実現すると同時に、セミナーの内容やコンテンツの充実に時間を割くことができるようになり、質の高いウェビナーの提供が可能になります。
集客
ハウスリストにセミナー案内をする場合、ユーザーの行動ログや業種などの情報から、開催するセミナーテーマに興味がありそうな層をセグメントして集客できる機能があります。本機能を活用することで、ユーザーが必要としているであろう情報を届けられ、より多くのユーザーの参加が見込めるほか、労力削減にも繋がります。また、ユーザーに関連のない情報を送らないことで、エンゲージメント低下を防ぐことも可能です。
参加者へのアプローチ
ウェビナーは開催して終わりというわけではなく、参加した後のフォローが商談成立への鍵となります。MAを活用することで参加した後の行動ログなどを確認することができ、労力を削減しながら効率よくアプローチすることが可能です。
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まとめ
本記事では、インターネット上で行われるセミナー「ウェビナー」について詳しくご紹介しました。
ウェビナーにはメリットがある反面デメリットもありますが、それぞれをしっかりと理解して事前対策を行うことで、より効果的にウェビナーを活用することが可能です。ウェビナーをうまく利用できれば、より多くの人と接点を持つ機会を得られるほか、これまでターゲットになり得なかった新規顧客の開拓も期待でき、ビジネスの更なる発展が期待できます。
生産性向上や見込み客数の低迷に悩まれている方は、ぜひ一度ウェビナーを検討してみてはいかがでしょうか。
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