【例文付き】効果のある展示会お礼メールの書き方|配信後のアクションも紹介

展示会のお礼メールの効果を最大化させるためには、むやみに送っても良い効果は見込めません。そこで本記事では、お礼メールのメリットや書き方、例文のほか、お礼メール送付後のアプローチについて紹介します。

展示会出展完全攻略ガイド -全12の実践法-
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目次
展示会後にお礼メールを送る目的
展示会後に送付するお礼メールには、以下の2つの目的があります。

①自社のことを思い出してもらえる
展示会には多くの企業が出展しています。来場者は、限られた時間内に多くのブースを見て回るため、説明を受けても全てを記憶できません。また、ブースで説明をうけた際に「良い」と思っても、時間が経つにつれ記憶に埋もれ、忘れてしまうこともあるのです。
そういった中、展示会のお礼メールを送付することで、来場者に自社についての記憶を呼び起こしてもらうことができます。また、他の企業よりも来場者の印象に残りやすくなります。
②具体的な次のアクションに繋げやすくなる
「思い出してもらえる」「印象付けることができる」他にも、展示会のお礼メールを送付すると、来場者側から能動的に問合せや資料請求が来るといったアクションを期待できます。また、自社の営業担当者から、展示会後に来場者に連絡をするにしても、一度お礼メールを送っていることで、相手の記憶に残りやすくなっているため、不信感が薄らぎ、商談を獲得しやすくなります。
ちなみに、弊社クラウドサーカス株式会社では、通常のメルマガの開封率は20%程度で、一般的にもその辺りが平均と言われています。しかし、展示会お礼メールの場合、開封率は40%を超えます。それだけ、多くの来場者の目に留めて頂けるものですので、展示会後の効果を最大化するためにも送付するようにしましょう。
展示会お礼メールの書き方
具体的に展示会のお礼メールには、どのような内容なのでしょうか。ここでは、基本的なお礼メールの内容を、弊社クラウドサーカス株式会社が実際に送付しているお礼メールをもとにご紹介します。クラウドサーカス株式会社は、毎回の展示会で終了後にお礼メールを配信しており、展示会終了後1週間以内に平均250件ほどの商談を獲得しています。

①件名
せっかく作成したお礼メールも、開封してもらえなければ読んでもらえません。お礼メールの件名は、開封率を大きく左右する要素の一つです。なにか突飛なものにする必要はありませんが、「何の展示会」の「どの出展企業」からのお礼メールなのかは、一目でわかるようにしておきましょう。弊社クラウドサーカス株式会社では、以下のようなシンプルな件名を使用しています。
先日はデジタル化・DX推進展にてありがとうございました | クラウドサーカス株式会社
②挨拶文
お礼メールの本文の出だしでは、通常のメールと同様、送付元の企業名と担当者の氏名を記載すると共に、来場者に自社のことを思い出してもらいやすいよう「どの展示会」に「何の商材・サービスを展示していた企業」なのか、明記するようにしましょう。また、展示していた商材・サービスの公式サイトへのリンクや、配布ちらしの電子版なども添付しておくと、効果的です。
③展示ブースの写真画像
挨拶文で、自社のブースについてテキストで説明しただけでは、思い出してもらいづらいこともあります。そのため、添付のようにブースの写真を事前に撮影しておき、お礼メールに添付しておくことを、非常におすすめしております。視覚的な情報の方が、来場者の記憶に残っていることが多いため、より思い出してもらいやすくなります。
④本文
本文は、ブース来場者のセグメントに合わせて、内容を調整します。主に、以下のような内容が良いでしょう。
- 短期で成約する可能性のある顕在層 : 打合せ日時の相談
- 中長期でこれから成約する可能性のある潜在層 : セミナーや動画・記事といったナーチャリングコンテンツを継続配信
顕在層に向けて、打合せの日時を相談する場合は、商材説明なのか、デモなのか、その企業にあった商材・サービスの事例を紹介するのかなど、必ず打合せで何をするのか明記するようにしましょう。打合せの日程調整ツールを活用することも効果的です。潜在層は、すぐに商談や成約に至る可能性が低いため、お役立ちコンテンツを送付します(※以降送付する予定であれば、その旨を記載しておきましょう)。購買意欲が高まったタイミングでアプローチできるよう、継続的に情報提供を行っていきます。
⑤結び
本文の記載が完了したら、最後に締め繰りの言葉を記載します。
⑥署名
来場者からすれば、名刺交換をして日の浅い企業から連絡が来ると、不安なこともあります。また、いざ気になったときに問合せしやすいように、送り主である自社の諸情報(企業名・住所・問合せ用の電話番号とメールアドレス・公式サイトURL)は署名にまとめて記載しておくようにしましょう。
参考:お礼メールに設置するCTA
CTAは、Call To Action(コール トゥ アクション)の略で、日本語に訳すと「行動喚起」、 来場者を具体的な行動に誘導するための要素を指します。
展示会のお礼メールでは、打合せの打診や、ナーチャリングコンテンツとしてフォローアップセミナーへの申込みをアクションとして設定することが多いですが、企業によって様々なアクションがあります。
以下に、CTAのよくある例を記載していますので、参考にしてみてください。
- 資料ダウンロード
- デモの発行
- セミナーの申込み
- アポイントの打診
- アンケートの回答依頼
- 動画の視聴
- 特典への応募
展示会お礼メール作成ステップ4つ
基本的に展示会のお礼メールは、展示会終了後すぐに送るようにします。お礼メールのスムーズな配信には事前の準備が必要です。次の4つのステップに沿って、お礼メールの作成から配信、配信後のアフターフォローに至るまで、計画的に進められるようにしておきましょう。

STEP1. メールの本文を作成する
展示会終了後は、可能な限り早めにお礼メールを配信します。展示会に出展した他社よりも一早く顧客と接点を持ち、目に留めてもらうことで、商談といった機会に繋げやすくするためです。
そのため、お礼メールは展示会後ではなく、展示会開催前までに、テンプレートなどを活用し、ある程度のかたちは作成しておきましょう。開催後に0から作成するよりも、来場者にアクションを開始するまでの時間を短縮することができます。
汎用的なお礼メールはもちろん、商談や成約の見込み度の高い顕在層については、例えばお打ち合わせ日程の打診の文言を入れるなど、来場者の属性・来場目的・見込み度によってパターンを用意しておきましょう。
STEP2. ブース来場者情報のデータ化・セグメント分け
展示会終了後は、すぐにお礼メールを送付できるように、早めに集めた名刺をデータ化していきます。基本的には、よほどターゲット外の名刺でない限りはデータ化しますが、データ化した顧客情報は、顧客の属性や来場目的によってセグメント(顧客を分ける手法のこと)を行うことも重要です。展示会には多くの人が集まります。所属している業界が様々であったり、「広く情報収集をしたい」「求めるツールがある程度決まっており、商談を前提に来ている」など、来場の目的も様々です。これらの属性・来場目的・見込み度に応じてお礼メールを送付することで、展示会後の商談や成約に繋げやすくなります。
STEP3. メールを配信する
STEP2でセグメント分けした顧客ごとに、STEP1で作成しておいたメールを配信します。展示会開催後に日数が経過してからお礼メールを配信すると、他社のお礼メールに埋もれ、来場者にお礼メールを見てもらえる確率が下がります。せっかく自社の製品やサービスに興味を持ってくれそうなユーザーと、展示会で名刺を交換できていたとしても、展示会後のアクションが遅れるだけで、商談や成約の獲得に影響を及ぼす可能性があるため、スピーディーな配信を心がけましょう。
STEP4. アフターフォロー
メールに対して反応があった場合は、商品説明の為のお打ち合わせアポの打診をするなどの、アフターフォローも重要です。また反応がない相手に対しても、継続的に有益な情報を配信し、課題が顕在した際に自社のサービスを思い出してもらえるように、信頼感や購買意欲を高めていきます。
展示会後のアフターフォローの重要性

展示会に関わらず、普段のマーケティングや営業活動でも獲得する機会の多い顧客名刺。実は獲得した後になにもせずに放置していた場合、おおよそその80%が2年以内に競合サービスに流れてしまっているという調査結果があります。アメリカのアドバイザリー会社であるシリウスディシジョン社の調査によるものです。せっかく数十万円もしくは数百万円以上といったマーケティング予算を投資して出展した展示会で、後日こんなことが起きていたら、非常に勿体ないと感じませんか?こういった事態を招かないためにも、展示会後のアフターフォローも中長期で粘り強く取り組んでいく必要があります。

展示会出展完全攻略ガイド -全12の実践法-
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展示会お礼メールのポイント5つ
展示会のお礼メールを作成し配信する際には、いくつか抑えておきたいポイントがあります。

①展示会後「すぐ」に送る
お礼メールは当日または翌日、遅くとも3営業日以内など「すぐ」に配信するのが良いとされています。時間が経つにつれ興味関心が薄れ、商談につながりにくくなるためです。また展示会後は多くの企業がお礼メールを送るため、遅れると他社のメールに埋もれて見てもらえない可能性があります。
商談につながりそうな場合は特に、早めにメールを送りましょう。展示会後すぐにメールを送りたいので、メール本文は出展前にあらかじめ作っておくことをおすすめします。
②展示ブースの内容や案内を盛り込む
定型文だけ送ると印象に残らず忘れられてしまうため、自社ならではの文面になるよう工夫をするのも重要です。展示会の来訪者は多くのブースをまわるため、製品や企業名、ブースでのやりとりがあいまいになっています。会社名やサービス内容を伝えるだけでは、思い出せない可能性も。
当日のブースを思い出すような情報を盛り込むことで、「あのブースのことか!」と思い出しやすくなります。記憶が薄れる前に再度しっかり思い出してもらえれば、記憶の定着を促す効果も期待できます。
③来場目的や見込み度に合わせた内容を作成する
関心度合いが高い顧客へのメールには、展示会で交わした会話の内容を混ぜ合わせて、個別にアプローチするのが効果的です。そこまで関心を持っていない相手の場合、積極的にアプローチすると引かれてしまうことがあるので、さりげなくサービスの紹介を盛り込んだ簡潔な文面を送りましょう。
④顧客をセグメント分けしてメールを配信する
関心度合い別に最適なメールを送ることで、お礼メールの効果を最大限に引き出せます。顧客を「すぐ商談につながる可能性のある、確度が高いリード」「継続フォローで購買意欲を育てる、確度が低いリード」などの属性に分けて、それぞれに適したメールを作成しましょう。
すぐに商談に繋がる可能性のある顧客については、製品やサービスの紹介資料を送付してアポイントを打診したり、直近の検討確度の低い顧客についてはセミナーへ誘導し中長期での検討促進を狙うなど、お礼メール内のCTA(コールトゥーアクション:誘導先)も分けることが重要です。
⑤特典をつけるなどしてメリットを提供する
お礼メール限定の特典を入れるのもおすすめです。当日話した内容に関するお役立ち資料や関連コンテンツのWebページURLなどを特典としても良いでしょう。件名に「特典付与」を示唆する文言を盛り込めば、開封率向上が期待できます。展示会ではじめて接点を持ったばかりの顧客も多いため、特典の付与といった「与える」ことにフォーカスしたアクションを行い、序盤からなるべく+の印象を持ってもらうことは重要と言えます。
展示会お礼メールの例文集
来場者の見込み度別に、2つのテンプレートを紹介します。実際にクラウドサーカス株式会社が配信したことのあるお礼メールも参考に載せておりますので、合わせて参考にしてみてください。
すぐに商談・成約に繋がる可能性の高い来場者向け(顕在層)
展示会で会話をし、すぐに商談に繋がりそうだった来場者や、展示会後の打合せの設定を口頭で約束した来場者については、以下のような打合せ候補日程付きのお礼メールを送付しましょう。展示会会場で話した内容を盛り込むと、来場者も想起しやすいので、簡潔に記載するようにしましょう。
メールの例文
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件名:先日の■■■展示会では誠にありがとうございました | ▲▲株式会社
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〇〇株式会社
〇〇様
お世話になっております。▲▲株式会社の●●と申します。
先日、東京ビッグサイトで開催された■■■展示会では、弊社のブースにて足をとめてくださり、誠にありがとうございました。
※ブースの写真画像をこちらに添付※
当日は、XXXXXXXXXできる「▲▲▲▲▲」という製品をご案内しておりました。
ブースではお時間に限りがあり、製品の概要を説明させて頂くまでとなりましたので、
差し支えなければ、一度実際にお伺いし、製品のデモンストレーションや、貴社に合った事例をご紹介できればと考えております。
〇〇様の直近のご都合はいかがでしょうか。
参考までにいくつか日程を提示させていただきますので、ご都合のよい日をご連絡いただけますと幸いです。
▼日程候補
・●月●日 ●時●分~●時●分
・●月●日 ●時●分~●時●分
・●月●日 ●時●分~●時●分
上記の日程ではご都合が合わない場合は、本メールへのご返信の形で、いくつか候補日を頂戴できれば幸いです。
その他、ご不明点・ご質問などございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
--------------------------------------------------------------
▲▲株式会社
担当:●●
住所:▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
TEL:■■-■■■■-■■■■
Mail:〇〇〇〇〇〇@〇〇〇.jp
URL:https:// XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
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中長期で商談・成約に繋がる可能性のある来場者向け(潜在層)
展示会後、すぐに商談や成約に至る見込みが低い企業については、中長期で接点を持つため、基本的には以下のようなお礼メールを送ります。また、以下を送った後に、営業からフォローコールを行うといったアクションをとっても、問題ありません。
メールの例文
--------------------------------------------------------------
件名:先日の■■■展示会では誠にありがとうございました | ▲▲株式会社
--------------------------------------------------------------
〇〇株式会社
〇〇様
お世話になっております。▲▲株式会社の●●と申します。
先日、東京ビッグサイトで開催された■■■展示会では、弊社のブースにて足をとめてくださり、誠にありがとうございました。
※ブースの写真画像をこちらに添付※
当日は、XXXXXXXXXできる「▲▲▲▲▲」という製品をご案内しておりました。
ブースではお時間に限りがあり、製品の概要を説明させて頂くまでとなりましたが、
弊社では、主に以下のような課題の解決を行うことができます。
※製品・サービスで解決できる課題を2~3個記載※
今後とも、このような課題の解決に役立つ情報を、メールやお電話でお届けできればと考えておりますので、
よろしければご活用頂けますと幸いです。
本日は早速、1週間後に開催予定のお役立ちセミナーのご案内をさせて頂きます。
※お役立ちセミナーの概要と申込方法を簡単に記載※
ご不明点・ご質問などございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
--------------------------------------------------------------
▲▲株式会社
担当:●●
住所:▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
TEL:■■-■■■■-■■■■
Mail:〇〇〇〇〇〇@〇〇〇.jp
URL:https:// XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
--------------------------------------------------------------
クラウドサーカス株式会社の事例
以下は、クラウドサーカス株式会社が実際に配信したことのある、潜在層向けの展示会お礼メールです。開封した来場者の興味関心をひくため、セミナーへの誘導の他に、同じ業界の企業の成功事例集を添付するといった工夫を施しています。またこのお礼メールは、印刷業界向けに本文を作成しており、送付先も印刷業界を指定し、セグメントをしています。


展示会出展完全攻略ガイド -全12の実践法-
この資料では、以下のことを紹介しています。 ✔ 展示会出展の基本 ✔ 展示会出展を成功させる12の実践法 事前準備編 / 当日の戦略と動き方編 / 出展後のフォロー編✔ 特典① 展示会出展ボトルネック診断✔ 特典② 1日1人で400枚獲得の名刺交換テクニック✔ 特典③ 追客に使えるメール&トークテンプレート
展示会のお礼メールを効率的に配信できる『MAツール』
展示会のお礼メールの配信には、メール配信ツールやMAツールを活用した一斉配信が便利です。また、来場者の属性ごとにリストをセグメントし、お礼メールの種類を分けて配信することも、MAツールであれば画面上で簡単に操作し、実施することができます。
MAツールとは
MA(マーケティングオートメーション)とは「顧客の検討確度を高めるマーケティング業務を自動化または効率化する」ことを指し、それを実行してくれるソフトウェアを『MAツール(マーケティングオートメーションツール)』と呼びます。

顧客管理や追客も簡単!展示会のお礼メール以外での活用方法
MAツールは、展示会のお礼メール以外に、顧客情報の管理や、お礼メール送付後の追客活動においても非常に役に立ちます。ひとつひとつ、以下で見てみましょう。
顧客情報を一括管理
MAツールは、大量の顧客情報をデータで一括管理することができます。また、顧客の属性別などでデータをグループ分け(セグメント)することができ、顧客情報をわかりやすく管理することも可能です。普段の活動で獲得した見込み顧客はもちろん、展示会ではブースに来てくれた多くの来場者と名刺交換をするので、その管理にも役立ちます。
展示会のお礼メール送付後の追客に活用
展示会は、「出展して終わり」ではなく、そこからいかに商談・成約に繋げていくかが最も重要になります。また、展示会後にすぐに商談や成約につながらなかった顧客でも、定期的に役に立つ情報を提供し、接点を持っておくことで、中長期的に自社の顧客となることも充分あり得ます。
そういったタイミングを逃さないためにも、お礼メールの送付や展示会直後のアプローチのあとも、自社に興味を持ってもらえそうなコンテンツを、定期的にメルマガなどで配信するようにしましょう。MAツールであれば、配信したメルマガに対する各ユーザーの反応(開封やクリック履歴)を全て取得・分析・管理することができます。
また、Webサイト上でユーザーがどういった行動をとっているのか(いつだれがどのページをどのくらい閲覧しているのかなど)をデータで簡単に取得・分析できる機能もあります。普段直接会話をしていない顧客においても、この行動データを活用すれば、自社の製品やサービスに興味を持っていそうかどうか知ることができ、逃さずアプローチをしていくことができます。
シンプルで使いやすいMAツール『BowNow』とは

展示会の業務で役に立つ『MAツール』について、簡単にご紹介しました。数あるMAツールのなかでも、はじめてMAツールを導入する際におすすめのツールをひとつご紹介します。『BowNow(バウナウ)』というツールです。
BowNowは、国内シェアNo.1※のMAツールで、2024年3月時点の導入社数は14,000社を超えています。運用体制が小規模である企業や、ツールに不慣れな企業でも安心して導入・運用できるよう、「リーズナブルな価格」と「シンプルな操作性」にこだわり、開発・提供されています。価格設定も無料で利用できるフリープランからあること、導入後に約3か月間の無料カスタマーサクセスサポートが受けられることも魅力の一つです。
※出典:株式会社DataSign「DataSign Webサービス調査レポート 2024.4」

関連記事:BowNow公式サイト
参考:メール送信後の営業アプローチ
お礼メールを配信したら、アプローチを開始しましょう。メールにくわえて、電話でのアプローチも効果的です。電話での営業に慣れていない場合は、トークスクリプト(営業台本)を決めておきます。電話が上手な人や営業責任者と共に作成してください。
トークスクリプト例
簡単にお礼メール送信後のトークスクリプト例をご紹介します。ここにさらに自社用の肉付けをして、パターンを細分化し、どんな反応が来ても返せるような内容を作るのがおすすめです。

具体的な流れ
①挨拶と、当日を思い出せるような内容をつたえる
「お世話になっております。○○会社の○○です。先日○○展示会で名刺交換をさせて頂いた会社ですが、覚えていらっしゃいますでしょうか。」と話を切り出します。相手が覚えていない場合も多いので、その場合は「そうですよね!全然大丈夫です!」と軽く返し、改めて簡単に会社と製品の概要を伝えましょう。
②見込み度を確認した上で、打合せの打診
①の会話で商材への関心度や、見込み度を確認した上で、「ご案内していた商材が○○でして、当日あまり詳細にお伝えできなかったので、一度どんなことができるかご案内できればと思っております。来週の●日か●日でご都合いかがでしょうか?」と打合せの打診をしてみましょう。
▼打合せOKの場合
「ありがとうございます!最適なご提案がしたいので、少しこのお電話で○点だけお聞きしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」と先方の状況や条件をヒアリングします。
最後は、打合せの日時や実施方法などを確認したうえで、「それでは、当日を楽しみにしております!」と印象良く終話しましょう。
▼NGの場合
日程調整にまで至らなかった場合は、簡単に資料送付やセミナー案内など、その他のアクションに誘導する案内をし、お礼を伝え終話します。
また、「サービスの詳細を知りたい」「資料だけほしい」「担当ではない」といった理由で補足を促されたり、断られたりする場合があります。このような返答が来た場合は、資料送付のご案内をしたり、担当者をご紹介頂けるか聞いたりと柔軟に対応しましょう。そして「口頭でも補足させて頂ければ」と会話につなげ、再度日程の打診も行います。
まとめ 展示会のお礼メールやアフターフォローに、MAツールを活用してみませんか
展示会のお礼メールについて、作り方から例文まで、一通りご紹介しました。また、展示会から成果に繋げるためには、顧客の興味関心に合わせたフォローとアプローチが欠かせません。
先述でご紹介したMAツールであれば、展示会が終了したあとも、顧客のニーズを短期と中長期の2軸で観測し、適切なタイミングでアプローチできるようになるため、展示会からの成果を最大化させることができます。ぜひ、一度ご一考ください。
『展示会出展完全攻略ガイド -全12の実践法-』をダウンロードする
以下のステップに沿ってフォーム入力することで、資料ダウンロードいただけます。

この資料でこんなことがわかります!・展示会出展の基本 ・展示会出展を成功させる12の実践法 事前準備 / 当日の戦略と動き方 / 出展後フォロー編・特典① 展示会出展ボトルネック診断・特典② 1日1人で400枚獲得の名刺交換テクニック・特典③ 追客に使えるメール&トークテンプレート
監修者
クラウドサーカス株式会社 石本祥子

新卒でコンサルティング会社に営業職として入社。3年で営業所長代理を経験後、ベンチャー企業を経て、クラウドサーカス社にマーケティング職として入社。
営業とマーケティング、いずれの経験もあることを活かし、クラウドサーカス社が提供しているMAツール『BowNow』において、マーケティングと営業に関するメディアの監修を含む、Webマーケティングの全域を担当している。