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【全20種類解説】広告とは?基礎知識や種類・メリットや効果的な広告運用のコツも解説

2025/08/15 (公開:2025/08/08)
【全20種類解説】広告とは?基礎知識や種類・メリットや効果的な広告運用のコツも解説

商品やサービスを世の中に広め、人々に知ってもらうためには「広告」の存在が不可欠です。しかし、一口に広告と言ってもその種類は多岐にわたり、それぞれ特徴や効果的な活用方法は異なります。本記事では、広告の基礎知識から、マス広告、インターネット広告、セールスプロモーション広告といった主要な分類、さらには具体的な20種類の広告について徹底解説します。

広告がなぜ今必要なのか、そして効果的な広告運用を行うためのコツもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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広告とは

広告の概要や、広告を構成する3要素、広告の種類など、まずは広告の基礎知識について解説します。

広告の基礎概要

広告は、企業が商品やサービスの情報を、不特定多数の消費者に伝えるためのコミュニケーション手段です。ほとんどの場合、実施には一定のコストがかかります。テレビ、新聞、雑誌などのマス媒体から、WebサイトやSNSといったインターネット媒体まで、さまざまなチャネルが広告媒体として活用されています。

広告の主な目的は、自社の存在や提供する価値を認知してもらい、最終的には購入や登録などの具体的なアクションへとつなげることです。ブランド力の向上や認知度の拡大にも貢献します。

 

広告の3つの構成要素

広告は、効果を最大化するために以下の3つの要素で構成されます。

  • ターゲットセグメンテーション:年齢、性別、興味・関心などの属性に基づいて、広告を届ける対象を明確に絞り込むこと
  • クリエイティブ・コピーライティング:視覚的なデザインやメッセージを工夫し、ターゲットの心に響く、印象的で魅力的な広告コンテンツを制作すること
  • メディアプランニング:テレビ、インターネット、SNSなど、多様な広告媒体を組み合わせて活用し、ターゲットに効果的にリーチする戦略を立てること。投資対効果(ROI)の最大化も目指す

これらの3つの要素が連携することで、ターゲットの関心を引きつけ、消費者の行動を促すことができ、広告効果の最大化につながります

 

広告の主な種類

一口に「広告」と言っても多様な広告が存在しますが、大きく以下の3種類に分類できます。なお、これら以外の広告手法やより詳細な分類については、記事の後半で詳しく解説します。

広告の種類 概要 特徴・効果
マスメディア広告 テレビ、新聞、雑誌、ラジオなどのマスメディアを通じて、幅広い層にアプローチする広告。 高い認知度の獲得が期待でき、ブランドイメージの構築にも効果的。
インターネット広告 WebサイトやSNSなど、インターネット上で展開される広告。 ターゲットを絞りやすく、効果測定もしやすい。市場規模が急速に拡大中。
セールスプロモーション広告 消費者の購買意欲を直接刺激し、購入行動を促すことを目的とした広告。 キャンペーン、割引、サンプル配布などの施策と組み合わせて活用される。

 

広告の変化や必要とされる背景

広告は、デジタル化や消費者行動の変化に伴い、一方通行の情報発信から双方向・パーソナライズされた体験へと大きく進化しています。本章では、その変化の背景と今求められる広告戦略について解説します。

広告の歴史・変遷

広告の歴史は、メディアの進化とともに発展してきました。1950年代にはラジオ広告やテレビ広告が登場し、これらのメディアの普及に伴ってマス広告市場は大きく成長しました。2000年代に入るとインターネットの普及によりデジタル広告が台頭。特に2021年には、デジタル広告費がマス広告費を上回りました。

さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、広告は単なる一方的な情報発信から、パーソナライズされた体験の提供やSNSを活用したインタラクティブなコミュニケーションへと進化を遂げています。今後もメディアの変容に伴い、広告のあり方は変化していくと考えられます。

関連記事:DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?意味や進め方のポイントをまとめて解説

 

広告の必要性

現代社会は、商品やサービスが溢れかえる情報過多の時代です。消費者はマス広告だけでなく、インターネットを使って自ら情報を集め、数えきれないほどの選択肢の中から、自分のニーズに合ったものを選ぶようになっています。こうした環境の中で、企業が自社の存在価値を示し、商品やサービスの魅力をきちんと伝えるためには、「広告」が欠かせません。

広告は、ただ認知度を上げるためのものではありません。SNSや口コミの影響が大きい現代において、広告は消費者の購買意欲を高めたり、企業への信頼やエンゲージメントを高めるうえでも大きな役割を果たします。変化の激しい市場で競争に勝ち、ビジネスを成長させるためには、広告を通じて顧客とつながることがますます重要になっているのです。

 

広告を出稿するメリット

広告を出稿することで得られるメリットは多岐に渡ります。ここではそのメリットを「広告主が得られるメリット」と「顧客が得られるメリット」に分類して紹介します。

広告主が得られるメリット

広告主側が得られる主なメリットは以下の5つです。適切な戦略をもとに広告を運用することで、費用対効果の高いマーケティング施策を実現できます

メリット 概要
認知度の拡大 自社の商品やサービスの認知を広げ、幅広い層または特定のターゲット層に効果的にアプローチできる。目的と戦略に応じた最適な手法を選定によって認知拡大効果の最大化が期待できる。
ブランド力の向上 広告出稿は企業の経済的な安定性や社会的信頼性の象徴として機能する。継続的な発信によりブランドイメージを確立し、消費者からの信頼感を高められる。
競合優位性の確立 消費者が競合する複数の商品やサービスを比較検討する際、認知度の高い自社製品が選択されやすくなる。他社との差別化を実現できる。
顧客流出の防止 継続的な広告配信により、既存顧客への情報提供と関係性維持が可能。他社への乗り換え防止や長期的な顧客関係の構築に効果的。
高い費用対効果 ターゲティングや戦略次第で、投資額以上の成果を見込める。ニーズに合致した広告を展開すれば無駄なコストを抑え、効果的なマーケティングを実現できる。

 

顧客が得られるメリット

広告は顧客にとっても多くのメリットをもたらします。

メリット 概要
正確な情報がわかる 広告は企業が直接発信するため、SNSの口コミなどとは異なり、商品やサービスについて正しく知ることができる。
製品を比較しやすい 広告には製品の特徴や利点が簡潔にまとめられているため、複数の選択肢を効率的に比較できる。自分に合った商品を短時間で見つける手助けになる点がメリット。
高品質な製品が
手に入りやすくなる
広告による売上増加により、企業は製品改良や価格見直しを進めやすくなり、その結果、顧客はより高品質な商品を、より手頃な価格で入手できる可能性が高まる。

広告を通じて、顧客は商品やサービスに関する正確で有益な情報を得ることができ、自分に合った選択をしやすくなります。その結果、より満足度の高い購買体験につながるのがメリットです。本章では広告出稿のメリットについて紹介しましたが、実際に広告を作成する際は、どんなことを意識すればいいのでしょうか?次章で紹介します。

 

広告作成で意識すべき「5M」とは

効果的な広告を展開するには、感覚や経験だけに頼るのではなく、体系的なフレームワークに基づいて戦略を組み立てることが重要です。その代表例が「5M」と呼ばれる考え方です。広告運用の土台となるこの5つの要素を明確にしておくことで、メッセージの伝わり方やターゲットへのアプローチの質が大きく変わります。

Mission(目的)

広告は「何のために届けるのか」をはっきりさせることが大切です。たとえば、「新商品を認知させたい」「購入を後押ししたい」あるいは「既存顧客との関係を深めたい」など、目的によって、アプローチ方法や提供する情報の内容、購入の動線は大きく異なります。

ターゲットの状態に合わせて目的を定め、それに応じて最適な情報設計や導線設計を行う必要があります。広告の目的は、主に以下の4つに分類されます。

  • 情報提供型:消費者がまだ認知していない自社の商品やサービスの価値を伝えることを目的とした広告
  • 説得型:自社の商品やサービスへのニーズを喚起し、消費者を「認知 → 検討 → 信頼 → 行動」へと導くことを目的とした広告
  • リマインド型:過去に接点のあった自社の商品やサービスを、再度思い出させることを目的とした広告
  • 購買意思決定強化型:消費者の購買意欲をさらに高めること、あるいは購入後の満足感を強化し、「買ってよかった」と実感させることを目的とした広告

 

Money(予算)

広告にどの程度の費用を投じるかは、企業の戦略や市場環境によって大きく異なります。予算の配分を決める際は、以下の5つの要素を総合的に判断することが重要です。

  • 製品のライフサイクル:新製品は知名度を上げる必要があるため、導入期や成長期には広告予算が多くなる。成熟期以降は予算を抑えやすい
  • 市場シェア:シェアが高い企業は維持コストが中心になるが、シェア拡大を狙う場合は広告費も大きくなる
  • 競合の状況:競合が激しい市場では、広告で目立つために多くの予算が必要になる
  • 広告の露出頻度:何度も繰り返し伝えることで認知されやすくなる。露出回数が多いほどコストも増える
  • 製品の代替性:他社製品と差がない場合、違いをアピールするために広告が重要になる。差別化がしにくいほど広告費も必要になる傾向

 

Message(メッセージ)

「誰に、どのような内容を、どのように伝えるか」を具体的に設計します。顧客の声や競合分析に基づき、オリジナリティのあるメッセージを作成することが大切です。以下の3ステップで取り組むのがおすすめです。

  1. メッセージの作成と評価:アピールポイントが多すぎると印象がぼやけるため、広告のテーマは1〜2個に絞る。アンケートなどを通じてメッセージの効果を検証する
  2. クリエイティブの制作と実施:トーンや言葉遣いで伝わり方が変わるため、内容・表現・フォーマットを最適化する
  3. 社会的な責任の再検討:信頼低下や炎上の原因となるため、差別や誇大表現は避ける。法律に違反しないように注意する

 

Media​​(媒体)

メッセージが決まったら、広告を「誰に、どこで、どのように届けるか」を設定します。テレビやSNS、Web広告、紙媒体など、数あるチャネルの中から、ターゲットに最も効率的に届くものを選ぶ必要があります。

また、広告の成果を最大化するためには、以下の項目をバランスよく考慮し、季節性や市場動向、予算とも照らし合わせて計画を立てることが重要です。媒体選定で重視すべき5つの指標は以下の通りです。

  • リーチ(R):一定期間内に広告が1回でも届く人数や割合
  • フリークエンシー(F):広告が1人の視聴者に届いた平均回数
  • インパクト(I):広告が視聴者に与える印象の強さや質的影響
  • 全露出量(E)=R×F:広告が視聴者に届いた総回数
  • 加重露出量(WE)=R×F×I:リーチ・頻度・印象の強さを掛け合わせた総合的な接触度

これらの数値は、基本的に高いほど広告の効果が期待できるとされます。ただし、むやみに増やすのではなく、最も費用対効果の高い組み合わせを見極めましょう。

 

Measurement(評価)

最後に、「広告の効果をどのように測定し、改善するか」を評価します。事前・事後のテストを通じて、広告がどの程度ターゲットに伝わり、売上に貢献したかといった効果検証を行います。たとえば、広告を出す前に行う「コピー・テスト」では、訴求メッセージの理解度や記憶への残りやすさを検証し、改善点を明確にします。

他に代表的な事前テストには、以下のような方法があります。結果をもとに改善を図ることで、継続的に広告の質を向上させることができます。

  • 消費者フィードバック法:広告を視聴後、受け取った印象や行動への影響をヒアリングし、意図通りの伝達ができているかを確認する
  • ポートフォリオ・テスト:複数の広告を提示し、後から内容を思い出せるかを調べる。印象の強さや記憶への定着度を測る指標になる
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全広告20種類一覧

マス広告(4大メディア)

マスメディア広告は、テレビ、新聞、雑誌、ラジオといった4大媒体に掲載される広告です。不特定多数の広範囲な層へ情報を届け、高い認知度獲得とブランドイメージの向上に効果を発揮します。

1. テレビ広告

テレビ広告は、テレビ番組の合間に流れるCMを通じて幅広い層にリーチできるマスメディアならではの手法です。年齢や世代を問わず、不特定多数の視聴者へ一斉に情報を届けられる点が最大の強みです。

映像と音による訴求力は高く、視聴者の記憶に残りやすいため、認知拡大やブランド構築に効果的です。テレビ自体の信頼性も相まって、企業や商品のイメージ形成を後押しします。ただし、放映枠の購入や制作に多額のコストがかかるため、戦略的な出稿が求められます。

 

2. 新聞広告

新聞広告は、全国紙や地方紙、専門紙などに掲載される広告で、高い信頼性と情報伝達力が特徴です。読者は記事と同様に広告にもじっくり目を通す傾向があり、特に中高年層や情報感度の高い層へのアプローチに効果を発揮します。

一方で、若年層の新聞離れが進む中、リーチの幅を広げるにはWeb広告やSNSと組み合わせたメディアミックス戦略が欠かせません。新聞の強みを活かしながら、他メディアとの連携でより効果的な訴求が可能になります。

 

3. 雑誌広告

雑誌広告は、特定の興味関心を持つ読者層に向けて、効果的に情報を届けられる媒体です。ファッション、ビジネス、子育てなどジャンルごとの専門性が高く、ターゲットが明確なため訴求力があります。

特に編集記事と連動する「タイアップ広告」は、宣伝色を抑えながら自然な形で商品の魅力を伝えられる点が強みです。リーチの幅は限られますが、特定層への深い訴求を重視する際に適しています。

 

4. ラジオ広告

ラジオ広告は、ラジオ番組の前後や合間に流れる音声広告です。運転中や作業中など「ながら聞き」をするリスナーに情報を届けられる点が特徴で、視覚情報がない分、聴覚に訴えかけるメッセージが重要となります。

番組や放送時間によってリスナー層が異なるため、狙いたいターゲットに合わせた枠選びが重要です。特定番組への継続出稿は、リスナーとの距離を縮め、親しみを持たれやすいという利点もあります。地域に根ざしたプロモーションにも適しています。

 

インターネット広告(オンライン広告)

インターネット広告は、ウェブサイトやSNSなどのオンライン媒体に表示される広告です。詳細なターゲティングが可能で、効果測定がしやすいといった特徴があります。近年、市場規模が拡大しており、多様な形式で展開されています。

5. 純広告

純広告は、特定のウェブサイトに一定期間バナーなどを掲載する広告手法です。大手ポータルサイトや人気メディアに出稿することで、高い集客効果と認知拡大が見込めます。ターゲットを絞った訴求からマス向けまで対応できる一方で、掲載後の修正が難しく、費用も高めな傾向があります。効果を最大化するには、媒体選びと事前のクリエイティブ設計が重要です。

 

6. ネイティブ広告

ネイティブ広告は、閲覧中のコンテンツと同じ形式で表示されるため、ユーザーの関心を妨げず、自然に情報を届けられる広告手法です。SNSの投稿欄やニュース記事の一覧に馴染む形で展開され、広告色を抑えながらも高い訴求力を発揮します。

テキストや画像、動画など表現手法も豊富で、自然な流れでユーザーの興味を引き、行動へとつなげることが期待できます。

 

7. ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトやスマートフォンアプリ内に設けられた広告枠に表示される広告です。画像や動画、テキストといった多様な形式で表現でき、ユーザーの検索履歴や閲覧履歴、興味関心に基づいて配信されるため、関心の高い潜在顧客層に効果的にアプローチできるのが強みです。

アクセス数の多いGoogle広告やYahoo!広告などのプラットフォームにも手軽に出稿でき、商品やサービスの認知度拡大にも繋がります。さらに、ターゲット設定を詳細に行うことで、費用対効果の高い運用を実施できます。

関連記事:ディスプレイ広告とは?リスティング広告やDSP広告との違い、メリットや効果的な運用ポイントを解説!

 

8. リスティング広告

リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果ページ上部に表示されるテキスト形式の広告です。ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されるため、商品やサービスに対する関心が高い「顕在層」や「準顕在層」にピンポイントでアプローチできるのが大きな強みです。

クリックごとに費用が発生する「クリック課金型」が一般的で、広告効果をリアルタイムで確認しながらキーワードや入札単価などを細かく調整できるため、高い費用対効果が期待できます。運用には専門知識が求められますが、運用次第で高い成果が期待できます。

リスティング広告とディスプレイ広告の違い

関連記事:Web広告とは?種類から費用、運用ポイントまでわかりやすく解説

 

9. 動画広告

動画広告は、YouTubeなどの動画配信サービスやSNS、ウェブサイト上で動画形式で配信される広告です。テキストや画像に比べ、映像と音声を通じて短時間で多くの情報を伝えられる点が魅力です。視覚と聴覚に強く訴えかけることで記憶に残りやすいという特長もあります。

商品やサービスの魅力をストーリー仕立てで表現することもできるため、無形商材や複雑なサービスでも分かりやすい訴求が可能です。動画コンテンツの利用者層が幅広いことから、多様なターゲット層へのアプローチが見込めます。制作コストは高めですが、そのインパクトと情報伝達力は非常に高い手法です。

 

10. SNS広告

SNS広告は、InstagramやFacebook、X(旧Twitter)やLINEなどのソーシャルネットワーキングサービス上に配信される広告です。年齢・性別・興味・行動履歴など、SNS事業者が保有する詳細なユーザーデータを活用し、極めて精度の高いターゲティングができる点が特徴で、狙った層に効率よくリーチできます。

各SNSの特性や利用者の傾向に応じてクリエイティブを最適化することで、広告効果の最大化が期待できます。さらに、ユーザーの反応が拡散につながるケースもあり、認知拡大や話題化を狙う施策としても有効です。配信設定も簡単で、少額から始められる点も魅力です。

 

11. ジオターゲティング広告

ジオターゲティング広告は、スマートフォンの位置情報を活用し、特定の地域や場所にいるユーザーに対して配信される広告です。GPSやWi-Fi、Bluetoothなどの情報を活用し、エリアを絞って広告を届けられるため、特に店舗周辺の来店促進や地域限定キャンペーンに高い効果を発揮します。

現在地だけでなく、過去にその場所を訪れたユーザーにもアプローチできるため、購買意欲の高いターゲットに効率よくリーチすることが可能です。

 

12. アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、Webサイトやブログ、SNSなどを運営する第三者に商品やサービスを紹介してもらい、実際の購入や問い合わせといった成果が出た場合にのみ報酬を支払う「成果報酬型」の広告です。

成果報酬型のため費用対効果が高く、広告主はASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)を通じて簡単に運用を開始できます。アフィリエイターのコンテンツを通じて、自社を認知していない潜在層へのアプローチが可能となり、購入意欲を高める効果が期待できます。ただし、アフィリエイターの選定や掲載内容のモニタリングが重要となります。

 

13. リワード広告

リワード広告は、ユーザーが動画視聴やアプリインストールなど、特定の行動(アクション)を行うことで報酬(リワード)を得られる仕組みの広告です。アフィリエイト広告の一種と位置づけられています。

ユーザーが自発的に広告に接触するため、広告に対する抵抗感が生まれにくいのが特徴です。広告主は設定したアクションに対する成果報酬を支払うため、費用対効果を明確に測定しやすいメリットがあります。主にスマートフォンアプリなどで活用され、ユーザーエンゲージメント向上とコンバージョン獲得を同時に促進できる施策として注目されています。

 

14. デジタル音声広告

デジタル音声広告(オーディオ・アド)は、インターネットラジオ、音楽配信サービス、ポッドキャストなど、Web上の音声媒体で配信される広告です。リスナーの属性や行動データに基づくターゲティングが可能で、従来のラジオ広告よりも効果を測定しやすいといった強みがあります。

音だけで訴求するため、視覚の邪魔をせず自然に印象づけられる点も魅力です。耳から入る情報として記憶にも残りやすく、ユーザー体験を損なわずにブランドメッセージを伝えられる点が評価されています。

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セールスプロモーション(SP)広告

セールスプロモーション広告は、消費者の購買意欲を直接刺激し、具体的な購入行動へと促すための広告です。

15. 屋外広告

屋外広告は、建物の壁面、電柱、看板など、屋外に設置されるあらゆる広告の総称です。特定のエリアを通行する人々に対し、中長期にわたって反復的にメッセージを届けることで、高い認知度と刷り込み効果が期待できます。

設置場所によってターゲット層をある程度絞り込むことが可能で、近年では、魅力的な屋外広告がSNSで拡散され、オンライン上で拡散されるケースも増えています。地域に根差した店舗の集客や、ブランドイメージの定着に特に有効です。

 

16. 交通広告

交通広告は、電車、バス、タクシーなどの公共交通機関やその施設内に掲示される広告です。通勤・通学など、人々が日常的に移動する際に目に入るため、高い接触頻度で自然な形で認知度を高める効果が期待できます。

電車の中吊り広告や駅構内のポスター、バスの車体ラッピング広告など多様な形式があり、特定の路線の利用客や駅周辺の住民など、地域に絞ったターゲティングが可能です。移動中の視覚に訴えかけ、繰り返し目にすることで、

 

17. ポスティング広告

ポスティング広告は、チラシやダイレクトメールなどを、特定の地域にある住宅やオフィスの郵便受けに直接投函する広告手法です。ターゲットを地理的に絞り込み、広告物を直接消費者の手元に届けられる点が最大の特徴です。

他の広告ではリーチしにくい層にもアプローチできるほか、開封率や閲覧率を高める効果があるといったメリットもあります。特定エリアへのピンポイントな訴求に適した、費用対効果の高い手法です。

 

18. 同梱・同封広告

同梱・同封広告は、通販商品の発送物やカタログ、会員誌などにチラシやパンフレット、商品サンプルなどを同封・同梱する広告手法です。既に何らかの接点があり、企業やサービスへの関心が高い「見込み度の高い顧客層」に直接アプローチできます。

また、商品サンプルを実際に体験してもらうことで、サービス理解を深め、購買行動へとつなげやすくなるといった効果もあります。既存顧客へのクロスセル・アップセル、または新規顧客への初回購入後のアプローチにも有効です。

 

19. デジタルサイネージ

デジタルサイネージは、駅や商業施設、屋外などに設置されたデジタルディスプレイに、静止画や動画コンテンツを表示する広告です。特定のエリアを通過する人々に、短時間で多くの情報を効率的に届けられるのが大きな特徴です。

大型ディスプレイで通行者の注目を集めるだけでなく、位置情報を活用してターゲットに合わせた広告を配信できます。時間帯や場所に合わせて表示内容を切り替えられる柔軟性の高さも魅力で、その活用範囲は拡大しています。

 

20. 店内広告

店内広告は、小売店や飲食店など、顧客が実際に商品やサービスに接触する店舗・売り場に設置される広告です。看板、ポスター、POP、デジタルサイネージなど多様な形態があり、消費者が商品を手に取る直前のタイミングで訴求できるため、購買意欲の喚起に直結します。

売場の導線や視認性を考慮して効果的に設置することで、特定の商品への誘導を行うことも可能です。さらに、キャンペーン告知で来店者の行動を後押しするなど、即時的な効果が期待できるといったメリットもあります。

 

広告で獲得したリードから、売上・商談を増やすならMAツール活用がおすすめ

広告の成果を最大化するためには、MA(マーケティングオートメーション)ツールの活用が効果的です。ここではMAツールの概要と、無料プランから始められるMAツール『BowNow』について紹介します。

MAツールとは

MA(マーケティングオートメーション)ツール は、顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化・自動化するソフトウェアです。顧客一人ひとりの興味や行動に合わせて、最適なコンテンツを最適なタイミングとチャネルで届けるマーケティング活動は、膨大な人手と時間がかかります。MAツールは、このマーケティングオペレーションを効率化・自動化し、企業リソースの最適化が可能です。

多様な機能を備えていますが、特に以下の機能を活用することで、広告で獲得したリードの管理やリードナーチャリングを効率的かつ効果的に進められます。その結果、売上や商談といった具体的な成果へ繋がりやすくなります。

  • リード情報の一元管理:広告経由で獲得したリード情報(氏名、企業名、連絡先、ウェブサイト上の行動履歴など)をMAツールでまとめて管理できる。見込み度に応じたきめ細やかな対応を可能にする。
  • 行動データに基づくスコアリング:リードが開いたメール、クリックしたリンク、閲覧したページといった行動を自動で記録し、興味・関心度を数値化(スコアリング)できる。スコアが高いリードを優先的に営業へ引き渡し、商談化を促進する。
  • シナリオ設計による自動フォロー:「メールを開いた人に別の案内を送る」「特定ページを見た人にセミナー案内を送る」など、条件に応じた自動のフォローシナリオを組むことで、リードを効率的にナーチャリングできる。
  • 営業との連携強化:購買意欲が高まったリードを最適なタイミングで営業担当者へ引き継ぐことで、商談化率向上が期待できる。
広告で獲得したリードから、売上・商談を増やすならMAツール活用がおすすめ

関連記事:MAツールとは?基礎から製品比較・事例までまとめて解説

 

無料プランから始められるMAツール『BowNow』とは

無料プランから始められるMAツール『BowNow』とは

広告で獲得したリードを効率的に売上や商談へつなげたい場合は、MAツール「BowNow」がおすすめです。株式会社クラウドサーカスが提供するこの国産MAツールは、14,000社以上の導入実績を持ち、国内シェアNo.1※を誇ります。

BowNowの最大の特長は、シンプルで直感的な操作性にあります。マーケティングの専門知識がなくても、広告で得たリード情報の一元管理や顧客の行動履歴の可視化を容易に行えます。これまで、10,000社以上にMAを提供してきた中で得た知見をもとに、ホットリードの抽出方法をゴールデンルートとしてテンプレート化しているため、導入後もスムーズに活用を開始でき、確度の高い営業活動につなげることができます。

無料プランも用意されているため、予算が限られる中小企業や、MAツールを気軽に試してみたい企業にとって特におすすめのMAツールです。

※出典:株式会社DataSign「DataSign Webサービス調査レポート 2025.6」

詳しくはこちら:MAツール『BowNow(バウナウ)』とは

 

まとめ

本記事では、広告の基礎知識から、その歴史、そして広告を作成する際に意識すべきポイントや出稿のメリットまでを網羅的に解説し、さらには具体的な20種類の広告についてもご紹介しました。

広告は、ターゲットに合わせた手法を選び、適切に運用することで、大きな集客や認知拡大など様々な成果を実現できます。ただ、広告で成果を出すためには、オンライン広告とオフライン広告を組み合わせた、より多様な戦略が必要です。また、広告を掲載して終わりではなく、効果測定を行って継続的に改善することも重要になります。

そのため、もし自社での運用が難しい場合やリソースが不足している場合は、業務効率化ができるデジタルツールの活用や、信頼できる企業への委託なども有効な選択肢です。広告を通じて獲得した見込み客(リード)を確実に育成し、着実な成果向上へとつなげたい場合には、MAツールの活用も非常に効果的です。ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。

 

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監修者
クラウドサーカス株式会社 石本祥子

新卒でコンサルティング会社に営業職として入社。3年で営業所長代理を経験後、ベンチャー企業を経て、クラウドサーカス社にマーケティング職として入社。
営業とマーケティング、いずれの経験もあることを活かし、クラウドサーカス社が提供しているMAツール『BowNow』において、マーケティングと営業に関するメディアの監修を含む、Webマーケティングの全域を担当している。

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