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メルマガのベストな配信時間は?最適なタイミングやターゲット別おすすめ配信時間を紹介

2024/06/12 (公開:2023/07/31)
メルマガのベストな配信時間は?最適なタイミングやターゲット別おすすめ配信時間を紹介

メール配信を通して既存顧客や見込み客とのコミュニケーションを図り、自社製品やサービスの訴求効果を高めるメールマーケティング(メルマガ)ですが、もっとも読まれやすい配信時間があるのはご存知でしょうか。

配信のタイミングが適切でないと、メルマガを送っても読んでもらえることなく終わってしまい、メルマガで成果を出すのが難しくなります。「コンテンツやタイトルを工夫しているのに開封率が上がらない…」という悩みを抱えているのであれば、コンテンツ内容が問題なのではなく、配信するタイミングがメルマガの購読者とマッチしていないのかもしれません。

そこで本記事ではメルマガ配信に適した時間帯や曜日、ターゲット層別おすすめの配信時間のほか、開封率をアップするための3つのポイントについて解説します。

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メルマガの配信時間が重要な理由

そもそもなぜメルマガは配信時間が重要なのでしょうか。その理由としては、メルマガが読まれるのは配信から1~2時間以内が一番多いからです。以後時間が経つごとに開封率は下がり、翌日になると開封されることはほとんどありません。つまり最適な時間帯から遅くとも2時間以内に配信する必要があります。

いくら読者が求めている良質なコンテンツを発信していても、配信する時間が読者の生活スタイルに沿っていなければ、高確率で読まれることはないと考えてもいいでしょう。メルマガはまず読者のもとに届き、開封してもらわなければ効果を発揮できません。せっかく手間暇かけて作成したコンテンツを無駄にしないためにも、適切な配信時間を設定することが大切です。

 

 

開封率を上げる最適な配信時間とは?

本章ではさまざまなデータをもとに、開封率がアップする具体的な時間や曜日についてご紹介します。

 

メルマガが開封されやすい【時間】

HTMLメール配信システムを運営するBenchmark社の調査によると、メルマガがもっとも読まれる時間帯は、仕事用アドレスとプライベート用アドレスでは大きく異なることが判明しています。

仕事用アドレスでは1位が「12時~15時台(28.0%)」、位が「〜9時台(19.5%)」、3位が「10時〜11時台(14.3%)」という結果になりました。お昼休みや通勤時間、または午前中の業務が一段落した時間を利用し、メールチェックを行うビジネスマンが多いようです。ビジネスマンを対象にしたメルマガ配信を行うのであればお昼の時間帯までに送るのがベストといえるでしょう。

一方、プライベート用アドレスでは1位は「21時~23時台(27.0%)」、2位は「12時~15時台(22.4%)」、3位は「19時〜20時台(16.7%)」でした。就寝前の時間が一番読まれており、次点でお昼の時間帯、最後は夕食が終わったタイミングと続いています。プライベート用アドレスの場合は午後から夜の時間帯にかけて送るのが最適です。

同社の調査からわかるように、メルマガの開封率は配信時間によって大きく変動します。メルマガを1人でも多くの人に読んでもらうためにも、自社のメルマガのターゲット層がどちらなのかを分析し、適切な時間帯に配信することが大切です。

 

 

メルマガが開封されやすい【曜日】

続いてはメルマガが開封されやすい曜日です。一見どの曜日に送っても同じように思われがちですが、オンラインマーケティングを行うゲット・レスポンス社がのべ300万通のメルマガを分析調査したところ、配信する曜日によって開封率が以下のように変化することが明らかになりました。

 

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
開封率 20.43% 20.3% 20.07% 19.85% 20.58% 18.88% 18.47%

 

メルマガの開封率は金曜日がもっとも高く、逆に土曜日・日曜日といった週末は読まれない傾向にあります。土日の開封率が低いのは意外な結果ですが、週末は仕事休みの読者が多く、そもそもメールチェックをしない、または外出によりメールチェックの時間が限られるなどの理由が考えられます。メルマガを送る際は基本的に平日に送るようにし、週末に送るのは避けたほうがいいでしょう。

 

 

メルマガ購読者の属性情報から仮説を立てる

これまでメルマガの成果が出やすい配信時間と曜日について解説しましたが、これらはあくまでデータの調査結果であり、上記の日時に配信したからといって必ずしも成果に結びつくわけではありません。おすすめの配信時間と曜日にメルマガを送っても反響がいまひとつの場合は、MA(マーケティングオートメーション)ツールやメール配信システムを活用し、A/Bテストや開封率測定などの分析・検証を行うことをおすすめします。

ちなみにABテストとは、件名およびメルマガ本文の一部を変更したAとB、2パターンのメルマガを用意し、どちらのほうが開封率・クリック率が高いかを測定する手法のことです。

関連記事:MAツールとは?基礎知識から機能・事例までわかりやすく解説

 

これらのツールではメルマガの開封率やクリック率などの細かい数値をレポートで確認できます。数値を見ながら「効果測定→検証」のPDCAを回すことで、自社のメルマガ購読者の読まれやすい配信日時を探すことが可能です。メルマガの購読者は同じ業種でもターゲット層が違う場合があります。たとえば飲食業界の中でもファミリー層をターゲットにしたレストランもあれば、企業向けにケータリングサービスを行う飲食店もあります。同じ業界なので多少ユーザー層が重なる部分はありますが、メインとするターゲット層やメルマガを受け取る環境などは大きく異なるはずです。「メルマガを配信しているが思ったような結果が出ない」という場合は、一度ターゲット層に合った内容や時間帯に送っているかどうか見直すと改善のヒントが見えてくるかもしれません。

メルマガ開封時間の違い

また、MAツールで自社サイトのアクセス状況を確認するのも有効です。MAツールではターゲットとなるユーザーの企業情報の分析のみならず、そのユーザーが自社サイトの「いつ」「どの時間」に「Webサイトのどのページを何分見たか」までデータログとして記録されます。データログを分析・調査することで、Webサイトに訪れるユーザー、つまり見込み客がどのようなコンテンツに興味を持っているのかまでわかり、ターゲット層の興味関心を持つコンテンツを作りやすくなります。さらにMAツールにはメール配信システムも備わっており、ターゲットごとのセグメント機能ステップメールといったメールマーケティングに欠かせない機能も実装しているため、より成果につながるメルマガ配信を行うことが可能です。

 

関連記事:MAツールのできることとは?基本の機能6種・解決できる課題を解説

 

 

ターゲット別おすすめの配信時間帯

メルマガの開封率を上げるには、ターゲット層にあわせた適切な配信時間が重要です。そこで本章ではメインターゲットになりやすいビジネスマンと専業主婦(夫)にフォーカスし、それぞれのおすすめの配信時間帯についてご紹介します。

 

BtoBのメールマガジンの場合 ビジネスマン向け

BtoB企業に所属するビジネスマンは、主に会社支給のパソコンやタブレット、スマートフォンでメールを閲覧するのが一般的です。そのため主に通勤時間帯となる午前8時から終業時間までの間に送ると良いとされています。具体的な時間は以下のとおりです。

 

・8時~9時台(通勤途中から出社直後のメールチェック)

・12時~13時台(ランチタイムから午後の業務開始まで)

・16時台(午後の業務が一段落した時間帯)

 

またクラウドサーカスがMAツール「BowNow」のメール配信システムを活用し、BtoB企業を対象にしたセミナー集客メールを送付したところ、高い開封率を記録したのは金曜日の12時30分(30.80%)、次に日曜日の19時(23.26%)、土曜日の10時50分(22.58%)、水曜日の16時(22.20%)という時間帯でした。この分析結果からもわかるように、週末を除き平日のお昼頃や業務が落ち着いた夕方に開封率が高くなります。BtoB企業を対象にしたメルマガを配信する際は上記時間帯にあわせて送るといいでしょう。

 

 

BtoCのメールマガジンの場合 ビジネスマン向け

BtoC企業の場合、メルマガは個人のスマートフォンで閲覧するのがほとんどです。そのためスマートフォンを使用するタイミングでメルマガを送ると読まれやすくなります。効果的な時間帯はBtoB企業と少し重なりますが、主に通勤時間、昼休み、就寝までの時間です。

 

・8時~9時台(通勤途中から出社直後のメールチェック)

・12時~13時台(ランチタイムから午後の業務開始まで)

・17時~21時台(退勤時から就寝時間までのリラックスタイム)

 

BtoB企業のビジネスマンと決定的に異なるのは、個人のスマートフォンによる閲覧のため寝る前の時間もアプローチできるという点です。しかも日中の勤務時間に比べて時間にゆとりがあるぶん、コンテンツ内容をしっかり読んでもらえる可能性があります。BtoC企業向けのビジネスマンに送る際は、夜の20時頃にメルマガを送ってみるのも検討してみましょう。

 

 

BtoCのメールマガジンの場合 専業主婦(夫)

専業主婦(夫)の閲覧方法は個人のスマートフォンです。ゆえに1日中スマートフォンを手に取れる生活スタイルではありますが、家事や育児によって閲覧時間は限定的なのが実情です。そこで実際にスマートフォンを使用する時間帯の目安を下記にまとめました。

 

・10時~11時台(家事が一段落した時間帯)

・14時~16時台(子どもが学校から帰宅するまで)

・20時~21時台(家事を終えてから就寝までの時間)

 

専業主婦(夫)の場合は、朝の時間帯に送るのは避けたほうがいいでしょう。なぜならば午前中の早い時間は、朝食の準備・後片付け・洗濯・掃除などの家事に追われており、メルマガを送ってもスルーされる確率が高くなるからです。家事が一段落した午後10時~14時までが特に反応が高く、専業主婦(夫)をターゲットにしているのであればその時間帯に配信するのがベストといえます。

なお、夕方以降は買い物や夕食の準備などの家事が再び始まるため、メルマガを読む時間は低くなる傾向にあります。日中は遅くとも15時まで、夕方以降にメルマガを送る場合は夕飯の片付けが終わった20時台に配信するのも効果的です。

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開封率を上げる3つのポイント

曜日や配信時間の設定をお伝えしてきましたが、そのほかにも少しの工夫でメルマガの開封率は飛躍的に向上します。本項ではメルマガの開封率を上げるための3つのポイントについて解説します。

メルマガの開封率を上げるポイント3つ

 

決まった曜日・時間に送る

メルマガの効果を最大化したいのであれば、配信時間と曜日の固定化をおすすめします。配信される時間と曜日が固定されると、メルマガを読むことが習慣化され、読者の日常ルーティンに加わりやすくなります。読む習慣が増えることで、自社商品やサービスに詳しくなり、自社のファンになってくれることもあります。メルマガで自社商品やサービスのファンを作り、売上創出を図りたいのであれば、バラバラな時間・曜日にランダムに送るよりも、決まった時間・曜日に配信するようにすると成果が出やすくなります。

 

 

配信頻度は月に1回~4回が効果的

メルマガの配信は適度な回数を送るように心がけましょう。接触回数を増やしたいという思いから日に何度もメルマガを送ってしまうと、読者にとってストレスになり、最悪メルマガの配信停止や購読を解除されてしまう恐れがあります。逆に配信頻度が少なすぎると、読者に存在感を与えられず開封されずに終わってしまいます。それでは月に何通メルマガを送るのがもっとも効果的なのでしょうか。

BENCHMARK社 の調査によると、仕事用・プライベート用ともに1位は「週に2〜3通」、2位は共に「週に1通」という結果になりました。最低でも週に1回はメルマガを配信し、その中でメールを送る回数や曜日などを少しずつ変えながら、自社の購読者にとってどれくらいの配信頻度が適切なのかを見極めましょう。

 

 

タイトルを工夫する

配信頻度や配信時間、曜日も大事ですが、コンテンツの中身を充実させ、思わず読んでみたいと思うようなタイトルやコンテンツ作りも大切です。特にタイトルはメルマガで一番最初に目にする部分です。読者はタイトルでメルマガを開封するかどうかを決めるといっても過言ではありません。

メルマガのタイトルを考える際は、アメリカの天才マーケターと称されるマイケル・マスター氏が提唱した「4Uの原則」を意識しましょう。「4Uの原則」とは、有益性(Useful)、緊急性(Urgent)、具体性(Ultra Specific)、独自性(Unique)を意味します。

4Uの法則とは

 

有益性(Useful)

文字通りメルマガを読むことで得られるメリットです。たとえば「アンケート回答でAmazonギフト券500円分がもらえる」と書かれていれば、読者は有益性(Amazonギフト券500円)に興味を示し開封してもらいやすくなります。

 

 

緊急性(Urgent)

読者に今すぐ開封してもらわなければならない理由を記し、開封率をアップする手法です。タイトルに「限定キャンペーンまであと◯日!」という期間を限定する単語を用いることで、「今行動しなければ手に入らないかもしれない」という焦りを生み出し、どんなキャンペーンなのか興味を持ってもらえます。

 

 

具体性(Ultra Specific)

固有名詞や数字を盛り込み、このメルマガが読者に何を伝えたいのかを明確に伝える方法です。たとえば「いま話題のChatGPTでコンテンツ制作する方法」と「いま話題のAI生成ツールでコンテンツを制作する方法」というタイトルではどちらが読者の興味関心を引くでしょうか。この場合、ChatGPTという最新ツールの固有名詞を入れている前者のほうが、単語自体の知名度もあり多くのコンバージョンを獲得することが可能です。このように誰もが知る人気ワードや可視化されやすい数字を盛り込むことで、ターゲット層に刺さるタイトルを作成できます。

 

 

独自性(Unique)

独自性とはターゲット層を絞り込んだ情報配信のことを指します。具体的には「◯◯様」や「◯◯好きのあなたに」などの文言を盛り込むことで、特定の読者に対し特別なメッセージが送ったかのような演出を行うことができ、読み手に特別感を抱いてもらうことができます。

 

関連記事:メルマガ開封率の平均値は?計算方法や開封率を上げるコツを解説

 

関連記事:読まれるメルマガの書き方を徹底解説!例文やポイント、フレームワークなどを網羅した完全ガイド

 

 

まとめ

本記事ではメルマガのベストな配信時間をはじめ、ターゲット別おすすめ配信時間や開封率を上げる3つのポイントなどについて解説しました。メルマガの配信時間は開封率アップに直結する重要な要素です。メルマガで成果を出すためにも、自社のメルマガ購読者がどの時間帯であればメルマガを読み、自社の商品やサービスに興味を持つのかしっかりと分析・調査し、最適なタイミングを見つけましょう。

自力で見つけるのが困難な場合は、MAツールやメール配信システムを利用するのも有効です。実際弊社のお客様の中には、「BowNow」をうまく活用し、Webサイト+メルマガの合わせ技で新規顧客の獲得商談数の増加といった効果を得た方もいます。

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