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メルマガとは?作り方4ステップと配信方法・成功事例をわかりやすく解説

2026/10/08 (公開:2024/03/25)
メルマガとは?作り方4ステップと配信方法・成功事例をわかりやすく解説

メルマガとは「メールマガジン」の略で、企業がお客様や会員に向けて定期的に配信するメールのことです。お役立ち情報や商品・サービス、セミナーなどを案内し、見込み客との関係構築や購買・商談につなげる目的で活用されます。

SNSやAIなど情報収集の手段が増えた現在でも、メルマガは企業側から見込み客へ直接情報を届けられる有効なマーケティング手法です。ただし、成果につなげるには、目的や配信対象を決め、開封率・クリック率などを確認しながら改善する必要があります。

本記事では、メルマガの基本から作り方、配信方法、法律上の注意点、成功事例まで解説します。クラウドサーカスが実施した4,237件の配信データも紹介するので、これからメルマガを始めたい方はもちろん、現在の運用を改善したい方も参考にしてください。

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この記事でわかること

  • メルマガとは何か、メルマガでできること
  • メルマガを配信する3つの目的と、業界別のメルマガ配信内容
  • メルマガの作り方4ステップ(企画・作成・配信・分析)
  • 4,000施策のデータで見る、メルマガが開封されやすい曜日・時間帯・頻度・件名
  • メルマガの配信方法4種の比較と選び方
  • メルマガ配信で守るべき特定電子メール法のルールと罰則

メルマガ(メールマガジン)とは

メルマガは、メールを使ったマーケティング手法のひとつです。新商品のお知らせやお役立ち記事、セミナーの案内など、送る内容は企業によってさまざまですが、どの企業にも共通しているのは「自社から直接お客様に声をかけられる」という点です。ここでは、メルマガの役割と、よく似た言葉である「メールマーケティング」との関係を見ていきましょう。


メルマガの定義と役割

メルマガの役割は、お客様の中で「第一想起」を獲得することです。第一想起とは、「〇〇といえばこの会社」と真っ先に思い出してもらえる状態のことです。BtoBでは、展示会で名刺交換した人や資料をダウンロードした人の多くが、すぐには購入を検討しません。メルマガで定期的に接点を持ち続けておけば、いざ課題が生まれて情報を探し始めたときに、最初に候補として思い浮かぶ会社になれます。

Webサイトや検索広告は、お客様が探しに来てくれるのを待つ「待ちの施策」です。一方のメルマガは、企業側から届けにいける「攻めの施策(プッシュ型)」です。AIや検索で情報を集めるのが当たり前になった今でも、多くの企業がメルマガを続けているのは、自社から直接お客様に声をかけられる数少ない手段だからです。

メルマガの流れ


メールマーケティングとの違い

メルマガとメールマーケティングは、実務ではほぼ同じ意味で使われています。厳密には、メールマーケティングは「メールを使ったマーケティング全般」を指し、メルマガはその代表的な手法です。ただ、社内で「メルマガ」と呼んでいる施策の中に、資料請求者へのフォローメールなども含まれていることは珍しくありません。

呼び方の違いを気にするよりも大切なのは、送る相手に合わせて内容を変えることです。例えば、読者全員に同じ内容を送る一斉配信だけでなく、資料をダウンロードした人だけに関連情報を送るなど、相手の興味に合わせたメールを組み合わせると成果が上がります。この記事でも、こうしたメール施策全体を「メルマガ」として解説します。


関連記事:メールマーケティングとは?基礎知識やメリット、実施方法5ステップから成功事例まで解説



メルマガを配信する3つの目的

メルマガを配信する目的は、「情報発信」「送客」「購買促進」の3つです。メルマガの読者には、「今すぐ買いたい」人もいれば、「いつか必要になるかも」くらいの人もいます。相手の気持ちの温度に合わせて、3つの目的を使い分けることが大切です。

3つのメルマガの目的:情報発信・送客・購買促進


①【情報発信】顧客の役に立つ情報の提供

情報発信のメルマガは、すぐには買わない人も含めて、読者とのつながりを保つために配信します。いきなり商品をすすめるのではなく、役に立つ情報を定期的に届けて「この会社の情報は役に立つ」と感じてもらうことが目的です。例えば、次のような内容があります。

  • 製品やサービスに関連する基礎知識やノウハウ
  • ブランドの歴史やこれまでのストーリー
  • 業界の最新ニュースや調査結果
  • 商品購入後のフォローメールやQ&A

②【送客】店舗やEC、イベントや商談などへの誘導

送客のメルマガは、興味を持ってくれた読者を、店舗・ECサイト・イベント・商談など「次の場所」へ案内するために配信します。役立つ情報を送るだけでは、読者の検討はなかなか前に進みません。メルマガのゴールが売上であれば、展示会やセミナー、個別相談など、検討を始めるきっかけになる場所へ読者を誘いましょう。


③【購買促進】製品やサービスの購買を促す

購買促進のメルマガは、これまでのメルマガでつながってきた読者に「最後のひと押し」をするために配信します。新商品やセール、クーポン、キャンペーンの案内で、購入を迷っている人や他社と比べている人の背中を押します。一度購入してくれたお客様に、リピーターやファンになってもらうためにも使えます。


【業界別】目的ごとのメルマガ配信内容の例

メルマガで送るべき内容は、業界やお客様によって変わります。クラウドサーカスが支援してきた企業の傾向をもとに、業界別の配信内容の例をまとめました。自社に近い業界を参考にしてみてください。

業界 情報発信 送客 購買促進
製造業・BtoB全般 製品の活用ノウハウ、業界ニュース、法律・規格の変更 展示会・セミナーの案内や出展レポート、商談打診 製品紹介、導入事例、補助金の案内、キャンペーン
不動産 物件選びのノウハウ、入居者のレビュー フェア・見学会・相談会の案内 希望条件に合う物件情報、補助金の案内
金融(個人向け) 経済・株式市場の動向、資産運用のお役立ち情報 セミナー・勉強会、店頭相談の案内 商品案内、キャンペーン、提案後の状況確認
学校法人 学生生活の魅力、他校との違い、在校生・卒業生インタビュー オープンキャンパス・学校説明会の案内 入学試験やスケジュールの案内
人材(法人向け) 採用ノウハウ、採用市場の最新動向 セミナーの案内、商談打診 マッチしそうな求職者の情報、期間限定キャンペーン

出典:クラウドサーカス株式会社『4,000施策試してわかった!メルマガの秘訣』をもとに作成

「専門的な内容を出すと、競合に知られてしまうのでは?」「うちはニッチな商品だから、メルマガは向いていないのでは?」という声もよく聞きます。社外秘の情報は避けるべきですが、ノウハウを発信するほどお客様の理解は深まり、商談につながりやすくなります。ニッチな商品ほど他社にない情報を発信できるため、むしろ見込み客の目に留まりやすくなります。

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この資料では、以下のことを紹介しています(全65ページ)✔ メルマガの作成・配信・運用の基本✔ 9つのデータで見る!最適な配信タイミング&頻度&件名✔ 事例と数値で解説!開封率を上げるテクニック7選✔ 事例と数値で解説!クリック率を上げるテクニック7選✔ 困ったときに確認すべき仮説検証パターン21個✔ MAツールの活用方法 など

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メルマガのメリット・デメリット【一覧表】

メルマガの一番のメリットは、少ないコストですぐに、企業側からお客様へ直接情報を届けられることです。一方で、「開封されない」「迷惑メールだと思われる」といったデメリットもあるため、少しずつ改善を重ねていく必要があります。

メルマガのメリット メルマガのデメリット
迅速に情報を配信できる 開封されないことがある
紙代や郵送費がかからず、低コストで運用できる 迷惑メールと認識されることがある
ターゲットに合わせて最適なアプローチができる 購読(メールアドレス登録)までのハードルが高い
顧客との関係構築や購買促進に有効 分析や改善に継続的なリソースが必要
プッシュ型でアプローチでき、効果を得やすい ―

メルマガは、内容と送り先のリストさえあればすぐに配信できます。DMやチラシのような印刷代や郵送代もかかりません。企業側から届けにいけるので、つながりづくりから購入まで、成果につなげやすい施策です。

ただし、開封されなければ成果は生まれません。「どんな件名なら開いてもらえるのか」「どんな内容なら読まれるのか」は、配信結果を見ながら試行錯誤して見つけていくしかなく、その手間がデメリットになります。分析や配信をツールで効率化することが、メルマガを続けるコツです。


メルマガは時代遅れ?これまでの変遷と現在

メルマガは時代遅れではありません。SNSやチャットツール、AIの登場で情報の集め方は変わりましたが、今でも見込み客を育て、商談を生み出すための大切な施策です。

年代 主な出来事 メルマガの役割
1990年代 インターネットとメールの普及で、メルマガが広く使われ始める テキスト中心の情報配信
2000年代 件名や内容で効果が変わることがわかり、配信内容の検証が進む。Gmailの登場(2004年)などでHTMLメールが一般化 マーケティング手段として定着
2010年代 Webサイト・ECサイト・SNSの企業アカウントが普及 Webサイト更新の通知や、店舗とデジタルをつなぐ役割へ
現在 MAツールやメール配信ツールが普及し、Webサイトの閲覧履歴と組み合わせた配信が可能に 見込み顧客の育成と商談創出の中核

今のメルマガは、ただ一斉に送るだけのものではありません。MAツールと組み合わせれば、「誰が・いつ・どのメールを開いて・どのページを見たか」までわかり、興味を持ってくれている見込み客を見つけ出せます。クラウドサーカスでも過去5年間で4,000件以上のメルマガ施策を行い、メルマガをきっかけとした商談づくりに取り組んできました。後ほど紹介する成功事例のように、メルマガを軸に契約数や受注率を大きく伸ばした企業も少なくありません。


メルマガの配信形式2種|HTMLメールとテキストメール

メルマガの配信形式には、HTMLメールとテキストメールの2種類があります。迷ったら、画像やボタンで伝えたいことがひと目で伝わり、クリックにつなげやすいHTMLメールがおすすめです。

メルマガ(メールマガジン)の配信形式

形式 特徴 メリット 注意点
HTMLメール 画像・装飾・ボタンを使い、Webページのようにデザインできる 視認性が高く訴求力がある。ボタンや画像でクリックを促しやすい 受信環境によって表示が崩れることがある。画面サイズに合わせて表示を自動調整する「レスポンシブ対応」が必須
テキストメール 文字だけで構成されるメール 受信環境に左右されず確実に表示される。担当者から届く1to1メールのような印象を与えられる 見た目が単調になりやすい。URLがそのまま表示される

HTMLメールとテキストメールは、どちらか一方を選ぶ必要はありません。両方を用意しておき、受け取る人の環境に合わせて自動で切り替える「マルチパート配信」を使えば、HTMLが表示できない人にもテキスト版がきちんと届きます。

これからメルマガを始めるなら、HTMLメールとテキストメールを両方用意するマルチパート配信にしておけば安心です。

なお、開封率の測り方は配信ツールによって異なります。テキストメールの開封をどのように集計するかはツールの仕様次第なので、開封率を比べるときは、同じツール・同じ条件で集計した数字どうしで比べるようにしましょう。


関連記事:HTMLメールとは?テキストメールとの違いやメリット・使い分けを解説

関連記事:HTMLメールの作り方|初心者でもメルマガを簡単に作れる方法解説



メルマガの作り方4ステップ

メルマガの作り方は、「企画」「作成」「配信」「分析・振り返り」の4ステップです。「メルマガを始めたいけど、何から手をつければいいの?」という方も、「配信しているのに成果が出ない」という方も、この4ステップを順番に回すことが成果への近道です。

メルマガの作り方4ステップ


STEP1. 企画|「いつ・誰に・何のために」を決める

メルマガの企画では、まず「いつ・誰に・何のために」送るのかを決めます。どんなに良い内容でも、送る相手やタイミングがずれていれば読んでもらえません。まだ関係ができていない相手に売り込みばかり送ると、配信停止されてしまうこともあります。

送る目的が決まったら、最終ゴール(KGI)から逆算して、途中の目標(KPI)を決めます。メルマガでは、商談数やCV数(資料請求・問い合わせなどの成果の数)をKGIに、開封率やクリック率をKPIにするのが一般的です。例えば「CVを10件獲得したい」場合は、次のように逆算します。

メルマガのKPI・KGI

配信数 到達数(到達率) 開封数(開封率) クリック数(開封者のうちクリックした割合) CV数(CV率)
19,928件 18,932件(95%) 4,733件(25%) 142件(3%) 10件(7%)

出典:クラウドサーカス株式会社『4,000施策試してわかった!メルマガの秘訣』。この例のクリック率は「クリック数÷開封数」で算出しています。

目標は高すぎても低すぎても、うまくいっているかどうかの判断がつきません。後ほど紹介する目安の数値を参考に無理のない目標を立て、配信を重ねながら自社に合った数値を見つけていきましょう。あわせて、メルマガを読んだ人に最終的に見てほしいページ(料金ページや資料ダウンロードページなどの「キーページ」)も、企画の段階で決めておきます。


STEP2. 作成|タイトル・内容・装飾のポイント

メルマガの作成では、「件名」「本文」「装飾(デザイン)」の3つを、読む人の目線で整えます。特に、件名は開封率を、本文はクリック率を大きく左右します。


メルマガのタイトル(件名)の作り方

メルマガの件名で一番大切なのは、「このメールを読むと何が得られるのか」を具体的に伝えることです。読者は受信ボックスに並んだ件名だけを見て、開くかどうかを一瞬で決めてしまうためです。件名を考えるときは、有益性(Useful)・緊急性(Urgent)・超具体性(Ultra Specific)・独自性(Unique)の頭文字をとった「4Uの原則」が役立ちます。

メルマガのタイトル(件名)の作り方


4Uの原則で作った件名の開封率【クラウドサーカス独自データ】

実際にクラウドサーカスが4Uの原則を意識して配信したメルマガも、自社の平均開封率より7〜20%高い開封率を記録しています。

4Uの要素 クラウドサーカスが実際に配信した件名 結果
有益性 新卒や若手を早期戦力化させる、営業体制づくりについて 平均開封率より7%高い
超具体性 日本企業でMAの成果が出にくい4大理由 平均開封率より20%高い
独自性 月1,000商談を生み出すインサイドセールス組織の創り方 平均開封率より16%高い
緊急性 【〆切1週間】「値上げ」を実現する5つのステップ 平均開封率より7%高い

出典:クラウドサーカス株式会社『4,000施策試してわかった!メルマガの秘訣』

関連記事:【サンプル付】開封率を上げるメルマガタイトル!コツ7選と成功事例



メルマガの内容(本文)の作り方

メルマガの本文は、伝えたいこととクリックしてほしいリンクを1つに絞ります。情報を詰め込むほど、最後まで読んでもらえなくなるためです。ユミルリンク社とライトアップ社の共同調査(2022年)によると、67.1%の人が1通のメルマガを1分以内で読み終えています。あれもこれもと詰め込んでも、最後まで読んでもらえません。


リンク1つと複数のメールのクリック率・CV率比較【クラウドサーカス独自データ】

実際にクラウドサーカスで、リンクを1つに絞ったメルマガと、複数のリンクを並べたメルマガを同じ人数に送って比べたところ、リンクを1つに絞ったほうがクリック率は1.3倍、CV率は4倍になりました。

リンクを1つに絞ったメルマガは、複数のリンクを並べたメルマガに比べてクリック率1.3倍、CV率4倍になった比較

本文を作るときは、次の4つを意識してみてください。

  • クリックした先で何が得られるのかを、本文で具体的に書く
  • メールを開いた瞬間に見える範囲(ファーストビュー)に、要点と「資料をダウンロード」などのボタン(CTAボタン)を置く
  • 改行や太字を使って読みやすくし、文章は短くまとめる
  • 名前を自動で入れる「差し込み機能」で「〇〇様」と呼びかけ、個別に届いたような印象を与える

 

関連記事:読まれるメルマガの書き方を徹底解説!例文やポイント、フレームワークなどを網羅した完全ガイド



メルマガの装飾(デザイン)の付け方

メルマガの装飾は、内容をわかりやすく伝え、クリックしてもらいやすくするために使います。色は企業カラーを中心に2〜3色に絞り、目立つボタンを置くと、読みやすさもクリック率も上がります。HTMLメールを一から作るにはコーディングの知識が必要ですが、テンプレートが用意されたメルマガ配信ツールやMAツールを使えば、専門知識がなくても作れます。


関連記事:メルマガ装飾の目的・使い方・注意点を徹底解説|場所別の装飾例や記号一覧も紹介

関連記事:成果を最短で出すメルマガテンプレート完全ガイド|HTMLメール3種のソースコードも無料公開



STEP3. 配信|形式・方法・タイミングを決めて配信する

メルマガの配信では、形式・方法・タイミングを決め、テスト送信で確認してから本番を送ります。

開封率やクリック率を測りたい場合は、効果測定の機能があるメルマガ配信ツールやMAツールを使って配信しましょう。送る前には、この記事で紹介するポイントをまとめた次の項目をチェックしましょう。

  • 配信先は、受信に同意した人(または名刺交換などの例外にあたる人)になっているか
  • 配信リストの属性と、件名・本文の内容が一致しているか
  • 件名は30文字前後で、最初の15文字に一番伝えたいことが入っているか
  • 差出人名は「個人名+会社名」など、誰から届いたかわかる表記になっているか
  • 本文で案内するリンクは1つに絞れているか
  • PCとスマートフォンの両方で正しく表示され、誤字脱字やリンク切れがないか(複数人で確認する)
  • 送信者情報と配信停止の方法が記載されているか

なかでも大切なのが、送る相手と内容が合っているかどうかです。例えば、建設業界向けのメルマガを小売業やフィットネス業界の人にまで送ってしまうと、開封されないだけでなく「関係ない情報ばかり送ってくる会社」と思われ、配信停止につながってしまいます。


関連記事:メルマガのベストな配信時間は?最適なタイミングやターゲット別おすすめ配信時間を紹介



STEP4. 分析・振返り|開封率とクリック率を確認する

メルマガは送って終わりではありません。配信のたびに開封率とクリック率を記録して、次の改善につなげます。はじめは何が良い数字なのか判断がつかないため、ExcelやGoogleスプレッドシートに結果をためていき、データがたまってきた段階で自社の基準を決めましょう。メルマガの効果を測るときに使う主な指標は、次のとおりです。

指標 計算式 わかること
開封率 開封数 ÷ 配信成功数(配信エラーを除く)× 100 件名や配信タイミングが適切か
クリック率(CTR) メール内URLのクリック数 ÷ 配信リスト数 × 100 配信したメール全体がどれだけ成果につながったか
反応率(CTOR) メール内URLのクリック数 ÷ 開封数 × 100 開封した読者が本文やリンクに興味を持ったか
コンバージョン率(CVR) 成果数 ÷ クリック数 × 100 リンク先のページが成果につながる状態か
不達率 不達メール数 ÷ 配信リスト数 × 100 配信リストの品質
購読解除率 購読解除数 ÷ 配信リスト数 × 100 配信頻度や内容が読者のニーズに合っているか

 

数字が基準を下回ったときは、次のような原因を疑ってみましょう。

症状 確認すべき仮説
開封率が低い 件名の内容と文字数は適切か/差出人名を記載しているか/配信リストと件名の内容が合っているか/配信の曜日・時間は適切か
クリック率が低い リンク切れはないか/本文の内容と文章量は適切か/そもそも開封率が低くないか
購読解除が多い 配信頻度が多すぎないか/自社都合の情報ばかりになっていないか/表示が崩れていないか

改善策を試すときは、「件名だけ」「配信時間だけ」のように、変える部分を1つに絞ってABテスト(2パターンを同じ条件で送り、どちらの成果が良いかを比べる方法)を行います。一度に複数の部分を変えてしまうと、何が効いたのかわからなくなるためです。

メルマガのABテストのポイント


関連記事:メールマーケティングの効果測定とは?分析すべき6つの指標や改善策、成功事例を紹介!


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開封率を上げるメルマガの配信タイミング・頻度・件名【4,000施策のデータで解説】

メルマガの開封率は、送る曜日や時間、頻度、件名、差出人名によって大きく変わります。ここでは、クラウドサーカスが2018年3月〜2023年9月に配信した4,237件のデータと外部の調査をもとに、成果が出やすい条件を紹介します。


メルマガが開封されやすい曜日と時間帯


曜日別のメルマガ開封率

BtoBのメルマガは、火曜日と木曜日に送ると開封されやすくなります。月曜日は週末にたまったメールに埋もれやすく、金曜日は退社前後でメールを読む時間がとれないうえ、土日は仕事のメールを開かない人が多いためです。

実際にクラウドサーカスの4,237件の配信データでも、平日の中で火曜日と木曜日の開封率が特に高く、土日は大きく下がりました。

クラウドサーカスの4,237件の配信データによる曜日別のメルマガ開封率とクリック率。火曜日と木曜日が高い

月曜日は週末にたまったメールに埋もれやすく、金曜日は退社前後でメールを読む時間がとれないため、開封率が下がりやすいと考えられます。

一方、BtoC向けのメルマガは傾向が異なります。ユミルリンク社による国内EC売上上位50社の調査では、2023年までは金曜日・土曜日の配信が多かったものの、2024年は水曜日と金曜日の配信が最も多くなっています。在宅ワークの定着などで、平日のメルマガも読まれやすくなっていると考えられます。

時間帯については、Benchmark社が会社員・公務員・経営者を対象に行った「メールマガジン購読状況調査 2023年度版」が参考になります。仕事用のメールは12時〜15時台(25.8%)、プライベート用のメールは21時〜23時台(24.3%)に最も多く読まれています。

配信先 狙い目の曜日 読まれやすい時間帯
BtoB(仕事用アドレス) 火曜日・木曜日 12時〜15時台
BtoC(プライベート用アドレス) 水曜日・金曜日(国内EC上位企業で配信が多い曜日) 21時〜23時台

出典:BtoBの曜日はクラウドサーカスの配信データ(4,237件)、BtoCの曜日はユミルリンク社の国内EC売上上位50社の調査(2024年)、時間帯はBenchmark社「メールマガジン購読状況調査 2023年度版」

ただし、これはBtoB・BtoCという大きな分け方での傾向です。自社のお客様が1日をどう過ごしているかを想像して仮説を立て、ABテストで自社にとってのベストなタイミングを見つけていきましょう。


読者が負担に感じないメルマガの配信頻度

メルマガの配信頻度は、読者が「多すぎる」と感じない範囲で、できるだけつながりを保てる回数にします。送りすぎると配信停止が増え、せっかく集めたリストが減ってしまいます。

ユミルリンク社とライトアップ社が2024年に行った共同調査で、全国の男女1,138人に「同じ会社からのメルマガを多いと感じるのはどのくらいからか」を聞いたところ、最も多かった答えは「1日2〜3通以上」(33.8%)でした。「週1通以上」で多いと感じる人は4.6%しかいません。

同じ企業から届くメルマガの配信頻度が多いと感じる頻度の調査結果。1日2〜3通以上が33.8%で最多

BtoBのメルマガなら、週1回〜2週間に1回くらいがひとつの目安です。クラウドサーカスのメールマーケティング運用チェックリストでも「2週に1回以上、続けて配信すること」を基準にしており、後ほど紹介する成功事例でも、月2〜4回や2週間に1回のペースで成果が出ています。配信停止の数を見ながら、自社に合った頻度に調整していきましょう。


関連記事:メールマーケティングの最適な頻度とは?他社の平均回数や、配信頻度の見極め方を解説



開封率が上がる件名の文字数と差出人名

件名の長さは30文字前後に収め、最初の15文字に一番伝えたいことを入れます。受信ボックスでは長い件名の後半が「…」で省略されてしまい、スマートフォンではさらに短くしか表示されないためです。

受信ボックスでの件名の見え方


件名の文字数と開封率の関係【クラウドサーカス調査データ】

実際にクラウドサーカスの4,237件の配信データでも、件名が40文字を超えると開封率が下がる傾向が見られました。

メルマガの件名の文字数と開封率の散布図。40文字を超えると開封率が低くなる傾向

 

差出人名の有無による平均開封率の差【クラウドサーカス調査データ】


件名と同じくらい大切なのが差出人名です。読者は「誰から届いたメールか」を見て、安心して開いてよいかを判断しているためです。

実際にクラウドサーカスの配信データでも、差出人名を入れたメルマガの平均開封率は32.5%で、入れなかったメルマガの25.8%より6.7ポイントも高い結果になりました。

差出人名の記載有無によるメルマガ開封率の比較

橋口 浩暉 橋口 浩暉
クラウドサーカス社
執行役員

メルマガは、読者が「知っている相手から届いた」と感じたときに開封されやすいです。知らない差出人からのメールは、どれだけ件名を工夫しても迷惑メールと区別がつきません。当社でも、件名や差出人欄に担当者名と社名を入れて配信しています。


差出人名は、MAツールやメルマガ配信ツールの送信元設定で変えられます。件名の頭に社名を入れる方法でも代わりになります。


商談につながる1to1メールの送り方と実例

商談の獲得を目的としたメールは、一斉配信でも「担当者から個別に届いたメール」に見せることがポイントです。会社名で届く一斉配信のメールは「自分宛てではない」と受け取られ、返信しようとまでは思ってもらいにくいためです。差し込み機能で相手の名前を入れ、差出人を担当者の個人名にすれば、1to1メールとして送れます。

商談のお誘いメール1通から受注までの数字

実際にクラウドサーカスが、1年以上前に展示会で接点を持ったお客様に送った商談のお誘いメールでは、開封率34.0%、クリック率8.7%を記録し、1通のメールから60件のアポイントと13件の受注につながりました。

13受注を獲得したメルマガを公開

配信母数 配信可能数 開封数 クリック数 返信数 アポ数 受注数
26,000件 15,000件(57.7%) 5,100件(34.0%) 1,300件(8.7%) 230件(17.7%) 60件(4.6%) 13件(21.6%)

※返信数・アポ数の割合はクリック数、受注数の割合はアポ数をもとに算出。配信停止は20件。

このメールでは、件名を「【お打ち合わせの依頼】クラウドサーカス橋口浩暉」とし、差出人には担当者の個人名と個人のメールアドレスを使いました。配信は月曜日の11時12分です。一方で、1年以上前のリストだったため、4割以上のアドレスには届きませんでした。リストは古くなるほど届かなくなるため、日ごろから鮮度を保っておくことも大切です。

橋口 浩暉 橋口 浩暉
クラウドサーカス社
執行役員

商談の獲得を目的としたメールは、「メルマガ」として全体向けに送るのではなく、「私からあなたへ送っているメール」だと感じてもらうことがポイントです。
そのため、配信時刻は11時12分のようにキリの良くない時間に設定し、差出人は個人名、送信元のメールアドレスも個人のアドレスを使いました。営業担当がお客様に1通ずつメールを送るときには当たり前のことを、一斉配信でも徹底して行うことが成果につながります。



開封率・クリック率の目安値

メルマガの開封率は「最低15%以上、目標は25%前後」、クリック率は1〜2%がひとつの目安です。ただし、業界や送り先のリストによって数字は大きく変わります。まずは目安と比べて自社の今の位置を知り、そこから少しずつ上げていくことが大切です。

指標 目安
開封率 15%以上を最低ラインに、25%前後を目標(全体平均は25.54%)
クリック率(配信リスト数基準) 1〜2%(全体平均は1.45%)
購読解除率 0.3%以下(全体平均は0.10%)
不達率 5%以下

出典:クラウドサーカス株式会社『4,000施策試してわかった!メルマガの秘訣』、Benchmark社「業界・地域別メルマガ平均開封率レポート【2026年版】」


関連記事:メルマガの開封率を上げるには?効果のある方法8選と平均データを徹底解説


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メルマガの配信方法4種と選び方

メルマガの配信方法は、「メールソフトでのBCC送信」「メルマガ配信ツール」「MAツール」「Googleスプレッドシート・Gmailの連携」の4種類です。続けて配信しながら成果を出したいなら、効果測定や配信停止の管理ができるメルマガ配信ツールかMAツールを選びましょう。

配信方法 費用 配信規模 効果測定 必要な知識 向いているケース
メールソフトでのBCC送信 無料 少数 不可 不要 配信先が少なく、まず手軽に始めたい
メルマガ配信ツール 有料(無料プランあり) 大量 可能 不要 大量のメルマガを安定して定期配信したい
MAツール 有料(無料プランあり) 大量 可能(クリック後の行動まで) 不要 メルマガから商談や受注を増やしたい
Googleスプレッドシート・Gmailの連携 無料 少数(送信数に上限あり) 基本的に不可 要注意:Google Apps Script(JavaScriptをもとにしたプログラム)を自分で書く必要がある プログラムを書ける担当者がいて、Googleのツールだけで配信したい

選ぶときは、配信する件数や目的に加えて、法律で決められた「配信停止の受付」や「送信者情報の表示」にきちんと対応できるかも確認しておきましょう。手作業で配信していると、配信停止の連絡を見落としてしまうおそれがあるためです。

メルマガの配信方法を、配信件数・効果測定・商談化の目的から選ぶフローチャート


メルマガ配信ツール

メルマガ配信ツールは、メルマガをまとめて送ることに特化したツールです。数千〜数万件のアドレスにも安定して送ることができ、予約配信や効果測定などの基本的な機能もそろっています。専門知識がなくても使えるので、「定期的にたくさんのメルマガを送りたい」「必要なときに情報を届けられれば十分」という企業に向いています。


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MAツール

MAツールは、メルマガ配信を含めたマーケティングの仕事全体を、効率化・自動化してくれるツールです。メールアドレスとWebサイトの閲覧履歴を結びつけられるので、「誰がメルマガを開いて、どのページを見たか」までわかります。

条件で絞り込んだ人に送るセグメント配信や、行動に応じて見込み度を点数にするスコアリング、条件を満たした人に自動でメールを送るシナリオ配信などの機能もあります。メルマガを「送って終わり」にせず、商談や受注につなげたい企業にぴったりです。


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メールソフトでのBCC送信

BCC送信は、ふだん使っているメールソフトのBCC欄に複数の宛先を入れて、まとめて送る方法です。ツールを入れる必要がなく、一番手軽に始められるので、送り先が少ない場合に向いています。ただし、うっかり宛先をTOやCCに入れてしまうと、全員のメールアドレスが他の受信者に見えてしまいます。開封率などの効果測定もできません。


Googleスプレッドシート・Gmailの連携

Googleスプレッドシート・Gmailの連携は、スプレッドシートの宛先リストと、Googleドキュメントで作った本文を組み合わせて、Gmailから送る方法です。Googleのツールは基本的に無料で使えますが、4つの方法の中では最も上級者向けです。

注意したいのは、連携に「Google Apps Script(GAS)」というプログラムを自分で書く必要がある点です。GASはJavaScriptをもとにした言語のため、プログラミングの知識がないと設定やトラブル対応が難しくなります。また、次の点にも注意が必要です。

  • Gmailには1日に送れる件数の上限があり、たくさん送る配信には向かない
  • 開封率やクリック率を測る仕組みがないため、効果測定がしにくい
  • 配信停止の受付や同意の記録を、自分で管理する必要がある

メルマガ配信で遵守すべき「特定電子メール法」

企業がメルマガを送るときは、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」を必ず守る必要があります。この法律では、広告や宣伝のメールは、原則として「受け取ります」と事前に同意してくれた人にしか送れません(オプトイン方式)。同意の記録を残すことや、送信者の情報をメールに表示することも決められています。

企業が送る無料メルマガは、自社の商品やサービスの宣伝を含むものがほとんどなので、この法律の対象になります。他社の宣伝のために送るメールや、海外から日本に届くメールも対象です。一方、非営利団体や、商売をしていない個人が送るメールは対象外です。


事前に受信の同意(オプトイン)を得る

メルマガは、事前に「受け取ります」と同意してくれた人にしか送れません。購入した名簿や、同意をもらっていないリストに送ると法律違反になります。Webサイトにメルマガの登録フォームを置いたり、資料ダウンロードや問い合わせのフォームに同意のチェック欄を設けたりして、同意をもらいましょう。

資料ダウンロードフォームに、メルマガ受信への同意チェックボックスを設けた例

ただし、総務省・消費者庁のパンフレットでは、同意がなくても送れる例外として、次のケースが紹介されています。

  • 取引関係にある相手に送信する場合
  • 名刺などの書面で、自分のメールアドレスを通知してきた相手に送信する場合
  • 自分のメールアドレスをインターネットで公表している団体や営業を営む個人に送信する場合(広告メールの送信を拒否する旨もあわせて公表されている場合を除く)

展示会や商談で名刺交換した相手にメルマガを送れるのは、この例外にあたるからです。ただし、通信販売などの広告メールにあたる場合は、別の法律(特定商取引法)も関係し、相手からの請求や承諾がなければ送れない点に注意してください。

出典:総務省・消費者庁「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント」


同意を得た記録を保存する

メルマガを送るときは、相手から同意をもらったことがわかる記録を残しておく義務があります。残すのは、メールアドレスごとに「いつ・どうやって同意をもらったか」がわかる記録です。Webフォームで同意をもらった場合は、メールアドレスのリストと、フォームに表示していた文面を保存しておく方法でも問題ありません。

保存しておく期間は、その相手に最後にメルマガを送った日から1か月間です(特定電子メール法に基づく措置命令を受けた場合は1年間)。MAツールやメルマガ配信ツールで、登録した日時や登録経路を管理しておくと安心です。

出典:総務省・消費者庁「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント」


送信者情報を本文に表示する

メルマガの本文には、送信者の名前(会社名)など、法律で決められた情報を表示する必要があります。表示する主な内容は次のとおりです。

  • 送信者(送信を委託している場合は、送信に責任を持つ者)の氏名または名称
  • 配信停止(受信拒否)を申し出られること
  • 配信停止を受け付けるメールアドレスまたはURL
  • 送信者の住所
  • 苦情や問い合わせを受け付けるための電話番号・メールアドレス・URL

メルマガのフッターに入れる表示事項

住所と問い合わせ先は、メールの中に「どこに書いてあるか」を示したうえで、リンク先のページに載せる形でも大丈夫です。また、送信に使ったメールアドレスやドメイン名などを偽って送ることは禁止されており、すぐに罰則の対象になります。


配信停止(オプトアウト)方法を表示する

メルマガには配信停止の方法を必ず表示し、配信停止を申し出た人には、それ以降送ってはいけません。以前は同意してくれていた人でも、配信停止の連絡を受けた時点で送れなくなります。

配信停止用のURLを載せる場合は、リンク先でわかりやすく案内し、かんたんに手続きできるようにしておく必要があります。後でトラブルにならないよう、配信停止の連絡を受けた記録も残しておきましょう。


違反した場合の罰則

特定電子メール法に違反すると、総務大臣・内閣総理大臣から違反をやめるよう命じられる「措置命令」の対象になります。命令に従わなければ、刑事罰が科されます。送信者情報を偽って送った場合は、命令を待たずに罰則の対象です。

違反内容 罰則
送信者情報を偽った送信 1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(法人は行為者に加え、法人に3,000万円以下の罰金)
同意のない相手への送信、配信停止を申し出た相手への送信、表示義務違反、架空電子メールアドレス(プログラムで自動生成された、利用者のいないアドレス)宛ての送信 措置命令の対象。命令に従わない場合は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(法人は行為者に加え、法人に3,000万円以下の罰金)
同意の記録の保存義務違反 措置命令の対象。命令に従わない場合は100万円以下の罰金(法人は行為者に加え、法人に100万円以下の罰金)

出典:総務省・消費者庁「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント」をもとに作成。2025年6月1日施行の改正刑法により「懲役」は「拘禁刑」に一本化されています。最新の条文はe-Gov法令検索でご確認ください。


業界別!メルマガ活用で成果を出した成功事例3選

メルマガで成果を出している企業に共通しているのは、「送る相手と内容が合っているか」を大切にしながら、メルマガを軸にした取り組みを続けていることです。ここでは、MAツール『BowNow』を使ってメルマガで成果を上げた3社の事例を紹介します。


【広告制作業】契約数が前年比1,120%に|表示灯株式会社

表示灯株式会社は、インサイドセールス(電話やメールで見込み客にアプローチする内勤の営業)の立ち上げとメルマガ配信を組み合わせ、商材の契約件数を前年比1,120%に伸ばしました。地図広告「ナビタ」を主力とする同社は、対面営業の効率に限界を感じていたうえ、短い商談では追加の提案も難しいという悩みを抱えていました。インサイドセールス部門をつくると決めたものの、担当者を含めWebやマーケティングの知識はほとんどない状態からのスタートでした。

表示灯株式会社のメルマガ活用事例

そこでMAコンサルティングプランを活用してインサイドセールスチームを立ち上げ、見込み顧客の育成(ナーチャリング)を目的としたメルマガを月2〜4件配信しました。開封・クリックのデータから検討度の高い見込み顧客を抽出し、電話でのアプローチにつなげています。

その結果、検討度の高い見込み顧客(ホットリード)は目標900件に対して3,000件近くに達し、メルマガの開封率は23.2%、クリック率は1.3%と業界平均を上回りました。アポイント数も立ち上げ当初の39件から62件へと増加しています。


【製造業】初回配信で開封率37%・案件獲得|京都グレインシステム株式会社

京都グレインシステム株式会社は、名刺交換したまま眠っていたお客様にメルマガを送り、初回から開封率37%を記録して案件を獲得しました。飲料・食品原料の製造・販売と受託加工を行う同社は、名刺交換後のフォローが十分にできておらず、WebサイトのCV率の低さにも悩んでいました。資料ダウンロードのような「問い合わせの手前の受け皿」がなく、見込み客の検討を後押しする仕組みが足りていなかったのです。

京都グレインシステム株式会社のメルマガ活用事例

BowNowを導入してからは、既存のお客様、休眠しているお客様、Webから問い合わせてくれた企業に向けてメール配信を始めました。あわせて、資料を電子ブックの形に作り直し、メール内のURLからすぐに読めるようにしています。配信時間や文面も、サポートを受けながら改善を重ねました。

その結果、約850件への初回配信で開封率37%、クリック率26%、CV率3%を記録し、案件を1件獲得しました。お客様からも社内の営業担当からも好評で、メールの内容と送るタイミングを見直した成果が、数字にはっきり表れた事例です。


【サービス業】メルマガ開封率が平均11%アップ|株式会社エムアンドアール

株式会社エムアンドアールは、MAツールの乗り換えとHTMLメールのテンプレート活用で、メルマガの平均開封率を11ポイント上げました。レジ業務の代行や教育研修、接客調査などを手がける同社は、以前使っていたMAツールに使いこなせない機能が多く、使わない機能にまで費用を払い続けていました。そこで、メール配信とアクセスログ分析に絞って使いやすいツールに乗り換えようと、BowNowを選びました。

株式会社エムアンドアールのメルマガ活用事例

乗り換えた後は、BowNowに用意されているHTMLメールのテンプレートを使ってメルマガを一新しました。BtoB企業で実績のあるテンプレートをもとに作ることで、品質を保ちながら作成の手間を減らしています。

その結果、メルマガの平均開封率は導入前より11ポイント上がり、クリック率も1.2ポイント改善しました。お客様の行動を細かく確認できるようになったことで、施策の精度も上がっています。


メルマガ配信も簡単なMAツール『BowNow』

MAツール『BowNow』

MAツール『BowNow(バウナウ)』は、メルマガの配信から「今アプローチすべきお客様」の発見まで、シンプルな操作でできるMAツールです。国産MA導入シェアNo.1(※)で、16,000社以上に導入されています。無料のフリープランから始められるので、まずは小さくメルマガを始めてみたい企業にもおすすめです。BowNowでは、メルマガ配信に役立つ次の機能を使えます。

  • HTMLメールとテキストメールを送り分けるマルチパート配信、一斉配信・日時予約配信
  • 40種類以上のHTMLメールテンプレート
  • 最大10ステップまで設定できるステップメール
  • 条件に一致した読者へ、指定したタイミングで自動でメールを送る簡易シナリオ
  • Webサイトの訪問者が「どのページをどれくらい見ているか」を個人単位で把握できるアクセスログ解析

BowNowを使うと、例えば次のようなメルマガの自動化ができます。

業種 メール配信のきっかけ(トリガー) 自動で配信する内容
金属加工業 料金・問い合わせ・技術情報ページのいずれかを閲覧し、かつ1か月以内に2回以上Webサイトに訪問 問い合わせを促すメール
法人向けサービス 資料ダウンロード後に架電したものの不在だった(「不在」タグを付与) 検討を後押しするコンテンツのメール
介護関連サービス お役立ち資料のダウンロード 追加のお役立ち情報→サービスの認知につながる情報→セミナー・製品資料の案内の3通をステップメールで配信

出典:クラウドサーカス株式会社『4,000施策試してわかった!メルマガの秘訣』

※出典:株式会社DataSign「DataSign Webサービス調査レポート 2025.2」


関連記事:MAツールとは?基礎知識から機能・事例までわかりやすく解説



メルマガに関するよくある質問


Q. メルマガにはどのような効果がありますか?

A. メルマガには、見込み客とのつながりを保ち、商談や購入につなげる効果があります。効果は開封率・クリック率・CV数で測り、最初に決めた目標(KGI・KPI)と比べて判断します。思うように成果が出ないときは、件名・差出人名・配信タイミングなど、開封率に関わる部分から見直してみてください。詳しくは「STEP1. 企画」と「【4,000施策のデータより】成果が出る配信タイミング・頻度・件名」で解説しています。


Q. 企業のメルマガでは、どんな内容を配信すればよいですか?

A. 企業のメルマガでは、読者の検討状況に合わせて「情報発信」「送客」「購買促進」の内容を使い分けます。BtoB企業なら、製品の活用ノウハウや業界ニュースでつながりをつくり、展示会・セミナーの案内や導入事例で検討を後押しするのが基本です。業界別の例は「【業界別】目的ごとのメルマガ配信内容の例」で紹介しています。


Q. メルマガで集客や商談につなげるにはどうすればよいですか?

A. メルマガから集客や商談につなげるには、1通で案内するリンクを1つに絞り、「クリックすると何が得られるのか」を本文で具体的に伝えることが大切です。クラウドサーカスの検証では、リンクを1つに絞るとクリック率が1.3倍、CV率が4倍になりました。さらにMAツールを使えば、メルマガを開いたりクリックしたりした人のWeb上の行動から興味の高い見込み客を見つけ、営業がちょうどいいタイミングで連絡できます。


Q. 初心者でもメルマガは作れますか?

A. はじめての方でも、「企画・作成・配信・分析」の4ステップに沿えばメルマガは作れます。HTMLの知識がなくても、テンプレートがそろったメルマガ配信ツールやMAツールを使えば、見栄えの良いメルマガを作れます。まずは件名を30文字前後にまとめ、伝えることを1つに絞るところから始めてみてください。作り方は、次の記事でさらに詳しく解説しています。


関連記事:メルマガの作り方を徹底解説!手順・成功のコツ・配信の注意点まで



Q. BtoB企業でもメルマガで成果は出ますか?成功事例はありますか?

A. BtoB企業でも、メルマガで成果は出ます。IT企業のアーティサン株式会社は、資料(ホワイトペーパー)やブログ記事とあわせて2週間に1度メルマガを送り、受注率を9%から30%に上げました。この記事で紹介した表示灯株式会社や京都グレインシステム株式会社のように、名刺交換後のフォローや、しばらく連絡をとっていないお客様の掘り起こしにメルマガを使い、商談につなげている企業もたくさんあります。


Q. メルマガは何から始めればよいですか?

A. メルマガは、「送る目的を決める」「受け取ることに同意してくれた人のリストを用意する」「配信ツールを選ぶ」の3つから始めます。特にリストは、特定電子メール法に沿って同意をもらったアドレスであることが前提です。名刺交換した相手のように例外にあたるケースもあるので、「メルマガ配信で遵守すべき『特定電子メール法』」の章を確認してから配信を始めましょう。


まとめ:メルマガは「作って終わり」ではない

メルマガは、配信して終わりではありません。本記事では、メルマガの定義からメリット、具体的な配信方法などについてわかりやすく解説しました。

メルマガで成果を出し続けるために欠かせないのは、配信して終わりではなく、数値を記録して仮説を立て、改善し続けるサイクルを継続することです。件名・配信タイミング・リスト設計・リンクの数といった小さな変数の積み重ねが大きな差を生み出します。

「メルマガを配信してみたいけれど何から手をつければよいかわからない」「取り組んでみたが思うような成果が出ない」という場合は、無料プランから始められるMAツール「BowNow」を活用することをおすすめします。メルマガ配信にとどまらず、マーケティング・営業部門全体の業務効率化や、最終的な利益拡大への貢献も期待できます。

本記事で紹介したデータやノウハウの詳細は、クラウドサーカス社が4,000以上の施策から蓄積した「4,000施策試してわかったメルマガの秘訣」でまとめて確認できます。基礎知識から成果を出すための具体的な手法まで、数値データと事例をもとに全65ページで徹底解説しています。メルマガ運用の精度をさらに高めたい方はぜひご活用ください。

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この資料でこんなことがわかります!(全65ページ)・メルマガの作成・配信・運用の基本・9つのデータで見る!最適な配信タイミング&頻度&件名・事例と数値で解説!開封率を上げるテクニック7選・事例と数値で解説!クリック率を上げるテクニック7選・困ったときに確認すべき仮説検証パターン21個・MAツールの活用方法 など

監修者
クラウドサーカス株式会社 石本祥子

新卒でコンサルティング会社に営業職として入社。3年で営業所長代理を経験後、ベンチャー企業を経て、クラウドサーカス社にマーケティング職として入社。
営業とマーケティング、いずれの経験もあることを活かし、クラウドサーカス社が提供しているMAツール『BowNow』において、マーケティングと営業に関するメディアの監修を含む、Webマーケティングの全域を担当している。

4,000施策試してわかったメルマガの秘訣

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