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メルマガとは?効果的な作り方と配信方法・成功事例まで解説

2024/06/27 (公開:2024/03/25)
メルマガとは?効果的な作り方と配信方法・成功事例まで解説

メルマガ(メールマガジン)とは、企業が顧客や会員に向けて、お知らせ・クーポン・お役立ち記事などの有益な情報を一斉配信するメールを指します。マーケティングにおける主な手法の一つとして、長きに渡り多くの企業で実施されています。

メルマガにはいくつかの配信形式や配信方法があるので、それぞれの特徴をしっかりと把握した上で、適切な形式や方法を選ぶことで、成果につながるでしょう。

本記事では、メルマガの基礎知識をはじめ、メルマガの歴史やメリット・デメリット、作り方や配信時の注意点について網羅的に解説します。最終章では実際の成功事例も紹介していますので、ぜひ参考にされてください。

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メルマガ(メールマガジン)とは?

メールマガジンとは、企業が顧客や会員に向けて、お知らせ・クーポン・お役立ち記事などの有益な情報を一斉配信するメールのことです。略して「メルマガ」とも呼ばれ、マーケティングのあらゆる施策のなかでも有効な施策の一つとして、顧客との接点創出やコミュニケーションをとるために活用されています。

SNSやチャットツールの登場によってコミュニケーション手段は多様化し、「メルマガは時代遅れ」とされる風潮もありますが、実際には現在も多くの企業がメルマガ配信を通して、大きな成果を上げています。

その理由は、メルマガを配信する目的を明確にし、適切な方法で運用するができているためです。メルマガとは、現代においても効果的なマーケティング施策のひとつに充分なりうるのです。

 

メルマガを配信する目的とは

メルマガを配信する主な目的を3つ紹介します。

メルマガの目的とは

【情報発信】顧客の役に立つ情報の提供

メルマガを配信する目的の一つは、顧客の役に立つ情報の提供です。
集客や購買を促すために、企業が送りたい内容を一方的に送るのでは、読者の増加はあまり期待できないでしょう。商品やサービス情報に加え、豆知識やお得な情報など、顧客にとって価値のある情報を伝える必要があります。具体的には以下のようなメールが挙げられます。

  • ノウハウや最新トピック、耳寄り情報などに関するコラムメール
  • 自社ブランドに関するストーリーを紹介するメール
  • 商品購入後のフォローメール
  • サービスに関するQ&A

自社のアピールに加え、顧客満足度の向上を目的としてメルマガを配信することで、自社ブランドに関心を持ち続けてもらえる可能性や、良好な関係を構築できる可能性が高まります。

 

【送客】店舗やEC、イベントや商談などへの誘導

メルマガを配信する2つ目の目的は、店舗やECサイト、イベントや展示会、商談などへの送客です。

メルマガとは「プッシュ型」のマーケティング手法であり、「ユーザーに対してこちらからアプローチできる」という点が特徴です。メルマガ配信で情報を提供することによって、自社の商品・サービスに対する興味を持ってもらったり、店舗やイベント・展示会、商談会の開催を知ってもらったりすることが可能です。自社に対する安心感や親近感を醸成することもできます。

 

【購買促進】製品やサービスの購買を促す

製品やサービスの販売促進も、メルマガを配信する重要な目的です。具体的には、新商品の情報やセール情報、クーポンやキャンペーンのお知らせなどを配信します。

情報を提供することで顧客の購買意欲を高め、読者に製品・サービスサイトなどを訪れてもらい、商品の購入やサービスの申し込みをしてもらうよう促します。リピーターや自社のファンになってもらうために、商品購入後もキャンペーン情報などを配信してアプローチを行うのが一般的です。

 

メルマガのメリットとデメリットとは

メルマガには多くのメリットがあるものの、デメリットも存在します。
メリットとしては、コンテンツとリストを用意できれば迅速な情報配信ができる点や、DMやチラシにかかる紙代・郵送代などの費用がかからないため、低コストで運用できる点などが挙げられます。さらに、それぞれのユーザーに最適なアプローチが行えるので、顧客と良好な関係を構築するのに有効です。企業側からユーザーに対して積極的にアプローチする「プッシュ型」の手法として有効で、効果が出やすいという特長もあります。

一方で、せっかく配信しても開封してもらえないケースや、迷惑メールとして認識されてしまうケースがあることがデメリットとして挙げられます。配信コンテンツを工夫したり、開封率などを分析したりして、継続的に改善していくことが必要です。他にも、購読までのハードルが高いという点や、手作業で行うと多くのリソースがかかってしまうという側面もあります。

メリット デメリット
・迅速な情報配信ができる
・低コストで運用できる
・ターゲットに最適なアプローチができる
・顧客との関係構築に有効
・プッシュ型販促で効果が出やすい
・開封してもらえない場合がある
・迷惑メールと認識される可能性がある
・購読までのハードルが高い
・手作業で行うとリソースがかかる

 

有料メルマガ・無料メルマガとは

メルマガには、有料で購読できるものと、無料で購読できるものがあります。有料で購読できるメルマガとは、配信する情報自体に価値をつけているメルマガです。特定のテーマに関するノウハウやインターネット検索だけでは得づらいトレンド情報などを、定期的に受け取ることができます。配信者は、購読会員からの購読料で売上を獲得しています。

一方、無料で購読できるメルマガとは、ノウハウやトレンド情報を配信する場合もありますが、基本的には「企業が提供する製品やサービスの販売促進」「ロイヤリティの向上による、リピートの促進」を目的に配信されるメルマガです。企業が運用するメルマガの多くがこれで、マーケティングの手法としてBtoB・BtoC問わず広く利用されています。

 

メルマガ(メールマガジン)のこれまでと今

1990年代初頭からインターネットが一般に普及し始め、メールが一般的なコミュニケーション手段となった頃から、メールマガジンは以下のように様々な変遷を辿りつつも、今なお効果的なマーケティング施策の一つとして重視されています。
本章では、メルマガ登場から現在までを、以下のメルマガの歴史の流れに沿って簡単に解説します。

メルマガ(メールマガジン)のこれまでと今

メルマガの登場

メルマガは、日本でITバブルが起こった1990年代に広く普及し、一般的に利用されるようになりました。当初は主にビジネスやテクノロジー関連の分野での活用が進み、1998年頃にはスパムメールなどが問題になりました。

「Yahoo」や「Hotmail」などがメールサービスの提供を開始したのもこの頃です。メルマガはパソコン向けのテキストメールから始まり、携帯電話の登場以降は携帯向けの配信が増加。HTMLメール(詳しくは後述)やメールをデコレーションできる「デコメール」なども登場し、表現の幅が広がりました。

メルマガを配信する企業が、自由なデザイン・レイアウトで情報発信を行うことが一般的になっていきました。

 

マーケティング手段としてのメルマガ

1990年代後半から2000年代初頭のインターネットバブル崩壊後も、メルマガは継続的に利用され、徐々にマーケティングの手段として注目されるようになりました。

集客目的でのメルマガの利用も増え、多くの企業や団体はWebサイトを設立。製品やサービスのプロモーションや最新ニュースの配信などに、メルマガを積極的に活用していきました。

さらにこの頃、メルマガは、プッシュ型のマーケティング手法としても人気を集めました。この時期のメルマガは、ユーザーとの良好な関係を構築することを目的としたものが多い傾向にあったといえます。

 

配信コンテンツの進化・重要性の高まり

2000年代初期には、メルマガの効果はメールの件名やコンテンツに左右されることが明らかとなり、配信コンテンツはこれまで以上に重要視されるようになりました。

メルマガを配信する企業の多くが、どんな件名やコンテンツ、伝え方が効果的かを検証し、改善していくという取り組みを行っていたとされています。

2000年代中頃以降はソーシャルメディアやブログなどの新しいプラットフォームが登場しましたが、メルマガは依然として優れたコミュニケーション手段として利用され、それぞれのユーザーにより適切なコンテンツを提供するようになっていきました。

 

メルマガを活用したマーケティングの複雑化

2004年には現在でも多くの人が活用するGmailの登場や、ブロードバンド環境の整備などがあり、インターネット利用者がさらに増加。それに伴い、HTML形式のメルマガ配信を実施する企業が増えました。

さらにモバイルメール配信の増加などの影響によって、メールマーケティングは複雑化し、より効果的な戦略を練ってメルマガを配信する必要が出てきたのがこの時期です。

メルマガがより一般的になったのは良いものの、ユーザー1人1人におけるメール受信料は増えたため、メールに対する反応が薄くなり、退会する読者も増加していきました。メールマガジンで成果を得るために、さらなる効果検証が実施されたとされています。

 

SNSの登場・役割の変化

初代iPhoneが発売された2000年代後半には、メルマガは一般的なものとして日常に根付いていました。メルマガの配信を請け負うサービスやツールも登場し始めます。

2010年になるとWebサイトやECサイト、SNSの企業アカウントを持つ企業が増加し、メルマガは「Webサイト更新のプッシュ通知機能」及び、店舗などの「リアルとデジタルの複数メディアをつなぐ役割」へと変化していきました。

さらに、メルマガをSNSアカウントと連動させる動きなども生まれ、メルマガを取り巻く環境の変化に応じることで、さらに用途を拡大していきました。

 

メルマガの現在

社会が目まぐるしく変化していく数十年間を経て、メルマガは現在も依然として効果的な施策としてのポジションを維持し、代表的なマーケティング手法の一つとしての地位を確立しました。

SNSの登場によってメルマガは一見廃れたかのように見えましたが、実際は現在でもメルマガを活用したマーケティングが売上に最も貢献しているケースや、メール内で商品の購入が完結し、利益拡大を実現するケースも多くあります。

さらに現在では、メルマガを効率的に配信できるメール配信サービスやMAツール(マーケティングオートメーションツール)なども広く普及しています。SNSやWebサイトとの連携や、他部署と連携した取り組みなど、メルマガを取り巻く施策を統括的に管理する重要性も高まっており、今後メルマガはさらに進化していくと言えるでしょう。

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メルマガ(メールマガジン)の配信形式とは?HTML形式とテキスト形式

メルマガには「HTML形式」と「テキスト形式」という形式があります。

HTML形式とテキスト形式の違い
HTML形式 ・画像・動画の挿入、デザイン書式の利用、レイアウトの変更、などができる。
・視覚的に華やかになり、訴求力を高められる。
・ハイパーリンクを活用できる。
・制作時に専門的な知識が必要。
・表示までに時間がかかることがあったり、受信者の環境によって左右されたりする可能性がある。
テキスト形式 ・文章のみで作成された一般的なメール。
・テキストのみで見た目が地味になりやすい。
・専門的な知識やツールが不要。
・ユーザー側の環境に依存せずに表示できる。
・開封率などのデータを確認できない。
・テキストのみの使用のため、視覚的な訴求に限界がある

画像や動画を活用できるHTMLメールは、視覚的に華やかなメールを作成でき、メルマガの訴求力を高めることができます。その分容量が大きいため、受信者の通信環境などによって表示までにかかったり、正しく表示されないなどの事態が発生する可能性があるということを覚えておきましょう。

テキストメールは視覚的な訴求に限界があるので、記号を活用して装飾するなどの工夫が必要です。容量が小さいため相手の通信環境に依存せずに受信してもらえます。テキストメールでは、担当者から直接メールを配信しているように見せる「One to Oneメール」も効果的です。

メルマガの効果を最大化したいのであれば、訴求力が高く、配信後の効果測定を行えるHTMLメールをおすすめします。効果測定の結果をもとに分析・改善を重ねれば、さらに効果的なメルマガ配信を実現できます。

関連記事:One to Oneメールとは?作成方法から効果を高めるポイントまでを徹底紹介!

 

メルマガ(メールマガジン)配信の流れと成果に繋がる作り方

メルマガ配信は、以下の図のように、企画・作成・配信・分析と振返り、という流れで行います。成果に繋がるポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にされてください。

メルマガ配信の流れと成果に繋がる作り方

STEP1. 企画

まず、メルマガ配信の企画を練りましょう。具体的には、「いつ、誰に、何のために」配信するのかを考えていきます。

どれだけ価値のあるコンテンツを用意しても、対象や配信タイミングが適切でないと読んでもらえる可能性は低くなります。まだ関係性を構築できていない読者に対して、セールス情報や商品に関する情報ばかり送ってしまうと、配信停止や購読解除にもつながるでしょう。

メルマガを配信する「目的」「ゴール」「ターゲット」を具体的に決めておくことは、関係構築だけでなく、読者の態度変容やその後に行う業務の効率化にもつながり、最終的にはメルマガ配信の効果アップを期待できます。

 

STEP2. 作成

メルマガを作成する際のポイントを「タイトル・内容・装飾(デザイン)」に分けて解説します。

タイトルの作り方

読者が最初に目にするタイトルは、開封率に大きく影響するため、非常に重要です。パワーワードを含む30文字前後で簡潔に表現し、コンテンツをすぐに理解できるよう、冒頭15文字に力を入れるのがコツです。

また、「Useful(有益性)」「Urgent(緊急性)」「Ultra Specific(具体性)」「Unique(独自性)」の頭文字をとった「4Uの原則」に則って作成することで、より効果の高いメルマガを作成できます。詳しくは下記の関連記事をご覧ください。

メルマガの4Uとは

関連記事:【サンプル付】開封率を上げるメルマガタイトル!コツ7選と成功事例

 

内容の作り方

メルマガの内容を作る際に大切なことは、最も訴求したいコンテンツを1つに絞り、読者側の視点に立って書くことです。基本的には「1つのメルマガに1テーマ」を記載することを意識して作成しましょう。

複数のコンテンツを訴求したい場合は、優先順位をつけて記載することをおすすめします。ただし、長い文章になってしまうと最後まで読んでもらえる可能性は低くなるため、伝えたい内容を簡潔にまとめ、読者が楽しく読み進められるように工夫する必要があります。

最も読まれやすい最上部に、一番訴求したい情報や重要なコンテンツを記載することも、メルマガを読んでもらうためのポイントです。内容が完成したら、客観的な視点から複数回読んで適宜修正することで、より洗練された、効果を発揮しやすいメルマガ配信コンテンツになるはずです。

関連記事:読まれるメルマガの書き方を徹底解説!例文やポイント、フレームワークなどを網羅した完全ガイド

 

装飾(デザイン)の付け方

装飾(デザイン)をつける際には、次の3つのポイント「情報をわかりやすく伝える」「企業のイメージに合うものにする」「CVへの導線を意識する」が大切です。デザインを工夫して適切な装飾を施すことで、メルマガの読みやすさや開封率向上へつながります。

自社のイメージを強く打ち出したい場合やオリジナリティを重視する場合は、テーマカラーに企業カラーを採用し、2〜3色に抑えてデザインしたり、自社独自の画像を掲載したりすると良いでしょう。全体的にまとまりがあるデザインにすることで、読みやすさも向上します。

他にもフォントの工夫や目立つCTAボタンの設置、商材の魅力が伝わる画像・動画、ヘッダー・フッターなど、工夫すべき項目は多岐に渡ります。HTML形式のメールの場合はコーディング業務が必要なので、簡単にHTMLメルマガを作成できるメール配信システムやMAツールを利用するか、デザイナーに依頼することをおすすめします。

関連記事:読まれるメルマガを装飾を使って作成!ポイントとテンプレート解説

 

STEP3. 配信

メルマガを作成したら、実際に配信しましょう。
配信する際に決めておくべき項目は、先述した配信形式(テキスト・HTML)や配信方法(メールソフトでのBCC送信・メルマガ配信システム・MAツール)などがあるので、メルマガ配信の目的やゴールに応じて決めましょう。それらを決めた上で、ターゲットに最適な配信頻度や日時に配信することが大切です。メルマガ配信後のクリック率や開封率などのデータを取得したい場合や、効果測定を行いたい場合はHTMLメールをおすすめします。

また、ミスの防止やより洗練されたメルマガ配信を行うために、配信前のプレビューの確認とテストを実施しましょう。

 

STEP4. 分析・振返り

メルマガを実際に配信できたら、その後は必ず分析・振返りを行いましょう。
特に、メルマガが開封されたパーセンテージを示す「開封率」や、メルマガ内に設置されたリンクがどのくらいクリックされたかを示す「クリック率」などの指標を数値化することが大切です。振り返って失敗点や良かった点を洗い出すことで、改善や精度の高いメルマガ配信へとつなげられます。

メルマガの分析と振り返りとは

開封率

「開封率」とは、配信したメルマガを開封したユーザーの割合を表す指標で、メルマガ配信における重要なKPIです。

「開封数÷メール到達数×100%」で算出できます。開封率の目安は20%前後が平均といえるでしょう。期待値よりも開封率が下回る場合は、件名や配信ターゲットや配信タイミングなどを見直し、改善していく必要があります。

関連記事:メルマガの開封率を上げるコツは?業界別平均や計測方法なども解説

 

クリック率

メルマガにおける「クリック率」とは、メルマガの本文に記載されたURLをクリックしたユーザーの割合を表します。

クリック率は、「クリック数÷メルマガ到達数×100」で算出することができます。開封されたメールではなく、ユーザーに届いた「到達数」から算出することに注意しましょう。

開封率と同じく、クリック率はメルマガにおける重要なKPIの一つです。平均的なクリック率は業種や業態によって異なりますが、基本的には2%〜5%程度とされています。

関連記事:メルマガのクリック率の業界別平均と改善方法とは?基礎をまとめて紹介!

 

メルマガ(メールマガジン)配信の注意点とは

メルマガを配信する際に気をつけるべき注意点を3つ紹介します。

事前に受信の同意を得ること

メルマガ配信を行う際は、事前にユーザーからの同意を得る必要があります。
個人情報の利用目的に「メルマガ配信」を記載せずに配信してしまうと、個人情報保護法違反となってしまいます。また、メルマガで利用される氏名とメールアドレスは「個人情報」に該当するため、情報漏洩を防止するために、万全のセキュリティ体制を整えておきましょう。

 

送信者情報を本文に記載する

メルマガの本文に送信者情報を記載することも非常に大切です。受信者に「誰から送られてきたメルマガなのか」ということをすぐに理解してもらうために、送信元の企業名や担当者名、メールアドレスなどの情報を必ず記載しましょう。

多くの場合、送信者情報はメルマガ本文のフッター部分に記載されています。送信者情報をしっかり記載しておくことで、受信者の不信感を払拭することができます。

 

配信停止方法を記載する

受信者側からいつでもメルマガの配信停止を行えるよう、配信停止の申請先を記載しましょう。メルマガの本文に、配信停止を申請できるURLと共に、手続き方法を簡潔に記載します。

 

メルマガ(メールマガジン)の配信方法とツールとは

メルマガには、3つの配信方法があります。いづれもツールやソフトウェアを活用しますが、中でも「メルマガ配信ツール」「MAツール」は一斉配信にも対応し使いやすく、便利です。目的や用途によって使い分けられるよう、本章でそれぞれ詳しくみていきましょう。

メルマガ配信ツールでの配信 ・効率的にメルマガ配信を行うことに特化しているツール。
・数千件や数万件といった大量のメールアドレスに対しても、一斉にかつ安定してメルマガを配信できる。
・専門知識やテクニックなしで利用可能。
・基本的に、効果測定や予約配信などの機能が備わっている(機能の詳細はツールによって異なる)。
・「定期的に大量のメルマガを配信したい」「顧客に対して、必要なときに情報を発信できればOK」という場合におすすめ。
MAツールでの配信 ・顧客開拓におけるマーケティング活動を効率化および自動化してくれるツール。
・マーケティング全般に関する業務をカバーしており、メルマガ配信はすべての機能のうちのひとつ。
・顧客情報をセグメント分け・ターゲティングする機能があり、各顧客に最適なコンテンツを配信できる。
・詳細で精度の高い効果測定ができるので、メルマガ配信の効果の最大化を目指す場合におすすめ。
・製品やサービスの検討確度に合わせて、顧客を優先順位づけする点数(スコア)をつけたり、自動で検討フェーズを振り分けたりできる。
メールソフトでのBCC送信 ・普段利用しているメーラーを通して複数のメールアドレス宛に一斉配信できる方法。
・受信者に、各送信先のメールアドレスが公開されない。
・別途システムを導入する必要がない。
・メルマガ配信のもっとも手軽な手法で、メルマガの配信先が少ない場合におすすめ。
・人為的ミスや個人情報漏洩に注意が必要。

メルマガ配信のリストが少ない場合や、まずは手軽に取り組んでみたい場合には、別途システム導入が必要ないメールソフトでのBCC送信がおすすめです。ただし、メールアドレスの入力場所を間違えるなどの人為的ミスが起こると、個人情報漏洩の危険性もあるので注意する必要があります。

配信リスト内のユーザーに向け、メルマガを大量に一斉配信する場合や専門知識がない場合などは、メルマガ配信システムを活用すると良いでしょう。配信したメールの効果測定や予約配信なども行えるツールが多く、人為的ミスの削減も期待できます。

メルマガ配信の効果の最大化を目指す場合には、MAツールが適しています。セグメント分け・ターゲティングする機能が備わっており、それぞれの顧客にとって最適なコンテンツの配信が可能です。顧客とのより良い関係構築にも有効で、精度の高い効果測定によって戦略を継続的に改善していけるので、より大きな成果獲得が見込めます。

関連記事:MAツールとは?基礎知識から機能・事例までわかりやすく解説

 

関連記事:メルマガ配信ができるツールおすすめ12選!機能・無料プランも解説

 

メルマガ(メールマガジン)配信も簡単!シンプルで使いやすいMAツール『BowNow』とは?

シンプルで使いやすいMAツール『BowNow』

前章の通り、MAツール(マーケティングオートメーションツール)とは、「顧客開拓におけるマーケティング活動を効率化・自動化するツール」のことです。「大量のメルマガを一斉配信したい」といったことであればメルマガ配信ツールでも事足りますが、より顧客の属性や状況に合わせた配信や、メルマガ配信の先にある成約も重視したいなら、MAツールの導入がおすすめです。

「BowNow」は、シンプルな設計で手軽に使えるMAツールです。MAツールの国内シェアNO.1(※) を誇り、導入企業は14,000社を超えます。MAツール初心者でも使いこなせる操作性で、必要最低限の機能を直感的に利用できるよう設計されています。MAツールを使いこなして「成果」を上げられるように手厚いサポート体制も整っているので、知識・経験のない方でも安心して利用できます。

これまでの導入実績で培ったノウハウがテンプレート化されているのも特長です。即実践できる上、複雑な設定が不要というメリットもあります。無料プランから試せるので、初めて使用する方や低コストで始めたい方など、スモールスタートで実施してみたい方には、特におすすめです。

※出典:株式会社DataSign「DataSign Webサービス調査レポート 2023.4」

関連記事:MAツール『BowNow(バウナウ)」とは?

 

業界別!メルマガ活用事例を紹介

メルマガを配信し、成果をあげている企業の事例を、業界別にご紹介します。ここでは「製造業界」と「広告・制作業界」と「印刷業界」の企業3社の事例を簡単にお伝えします。

【製造業界】メルマガでサンプル提供施策を行い、案件を15件創出 | スーパーレジン工業株式会社

製造業界のメルマガ活用事例・スーパーレジン工業株式会社の事例

スーパーレジン工業株式会社は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの先端複合材料の開発と製造を行う老舗メーカーです。業界歴が古く安定したリピートがある一方、月の問合せは1件程度と新規の案件や受注が少ないという課題がありました。

そこで、メルマガ配信やSEO対策などを行い、集客を強化。メルマガ開封者に向けて、サンプル提供のメールを配信したことで、いっきに15件の案件を獲得するという結果につながりました。

関連記事:スーパーレジン工業株式会社の事例

 

【広告制作業界】メルマガ配信の開始や、営業方法や体制を変えただけで契約数が前年比1120%に!|表示灯株式会社

広告制作業界のメルマガ活用事例・表示灯株式会社の事例

表示灯株式会社は、地図広告「ナビタ」を主力事業とする総合広告業を展開する企業です。対面営業を軸とした営業活動に限界を感じていたほか、アップセルを図りにくいことに課題を感じていました。

そこで、知識ゼロの状態からメルマガ施策の実施や、社内体制の強化を行っています。ランディングページ付きのメルマガ配信のほか、インサイドセールスの立上げ、検討度の高い見込み客を抽出するといった施策を行った結果、商材の契約件数が前年比1120%を達成したほか、ホットリード数の3000件突破、平均よりも高いメルマガ開封率・クリック率の記録、アポ数の大幅増加など大きな成果を獲得しました。

関連記事:表示灯株式会社の事例

 

【印刷業界】目標60件に対し100件受注に成功 | 株式会社北星社

印刷業界のメルマガ活用事例・株式会社北星社の事例

総合印刷会社である株式会社北星社は、ペーパーレスの時流によって、従来メインだった紙での事業展開が難しくなるという課題を感じていました。

そこで、メルマガ配信とリード管理を中心に施策を実施。その結果、目標の受注数が50〜60社だったところ、100社を超える受注数を獲得できました。顧客情報の可視化によってニーズが把握できるため、アプローチの最適化及び効率化にもつながっています。

関連記事:株式会社北星社の事例

 

まとめ

本記事では「メルマガとは」といった基礎知識から、実際にメルマガを企画し配信する際の具体的な流れや手順、業界別の成功事例まで、網羅的にわかりやすく解説しました。

目まぐるしく変化する社会において、メルマガは代表的なマーケティング手法の一つとしての地位を確立しています。それはやはり、実施することで大きな効果が感じられ、成果が獲得できるからに他なりません。

メルマガ配信を効率的に行うには、MAツールの活用が有効です。MAツールを利用することで、メルマガ配信はもちろん、マーケティング・営業部門全体の業務効率化や、最終的には利益の拡大への寄与も期待できます。

「メルマガを配信してみたいけどやり方がわからない」「実施してみたものの思ったような成果が出ない」などの場合は、無料プランから始められるMAツールもあるので、まずはお試し感覚で利用してみることも、おすすめです。

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監修者
クラウドサーカス株式会社 石本祥子

新卒でコンサルティング会社に営業職として入社。3年で営業所長代理を経験後、ベンチャー企業を経て、クラウドサーカス社にマーケティング職として入社。
営業とマーケティング、いずれの経験もあることを活かし、クラウドサーカス社が提供しているMAツール『BowNow』において、マーケティングと営業に関するメディアの監修を含む、Webマーケティングの全域を担当している。

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