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メルマガの開封率を上げるコツは?業界別平均や計測方法なども解説

2024/02/12 (公開:2023/06/29)
メルマガの開封率を上げるコツは?業界別平均や計測方法なども解説

メルマガ(メールマガジン)の配信やメールマーケティングの効果を確認するうえで重要なのが、配信後の「開封率」です。開封率の数値を読み解くことで、どのようなメールが読者の心を掴むのか、どの時間帯に配信すると開封率が上がるのかがわかり、効率的なメールマーケティングを実施しやすくなります。

そこで本記事では、メルマガの開封率の算出・計測方法の仕方や開封率をアップするためのポイント、メルマガ配信を便利にするツールについてご紹介します。

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メルマガの開封率とは?

メルマガの開封率とは、「配信したメールをユーザーが開封した割合」のことです。数値が高いほどメールがターゲット層に届いていることの表れであり、自社の商品やサービスに興味関心を持ってもらいやすくなります。

メールマーケティングにおいて一番の目的は購買行動の促進です。どれほどメールを送っても、ユーザーがメールを開封し、記載されているURLやリンクをクリックしてくれなければ、自社商品の売上には結びつきません。そのため、メールの開封率を上げるためにはさまざまな施策や工夫をする必要があります。

 

 

開封率の算出方法

メルマガの開封率は下記の計算式で求められます。

 

(開封数÷有効配信数)×100(%)

 

たとえば、メルマガの開封数が1万通で、開封数が3000件の場合、開封率は30%と算出されます。

開封数とは、名前のとおり「開封されたメルマガの数」です。有効配信数とは「配信エラーなどがなく、ユーザーのもとへ届いたメールの実数」のことです。送信数と有効配信数は異なるため、計算時には間違えないように注意しましょう。配信結果を正しく分析するためには、正確な数値の把握が不可欠です。

 

 

開封率がわかる仕組み

メルマガの開封率を計測するには、HTMLメールでの送信が必須です。HTMLメールとは、Webページの作成に使用するHTMLとCSSのプログラミング言語を使って作成されるメール形式のことで、画像や図表などを挿入したり、文字のサイズやフォントを自由に変えることができます。開封率の計測のみならず、画像付きのリッチなメルマガを作成できるため、ほとんどの企業のメルマガはHTMLメール形式で送信されています。

そもそもなぜ開封率を測定できるのかというと、HTMLメール内に計測用のパラメータが付与された空の画像が挿入されるからです。ユーザーがHTMLメールを開くことで、この空画像が参照され、メルマガが読まれたと認識されます。つまりメールの開封率=画像のダウンロード数という仕組みです。

なお、文字だけのテキストメールではこの方法が使えず、開封率の計測ができないので注意しましょう。

 

 

業界別のメルマガ開封率の平均値

それでは各業界のメルマガ開封率の平均値はどれくらいなのでしょうか。メール配信システム会社「BENCHMARK」が2022年に発表した、全世界の業界別開封率を見てみましょう。


 業種 開封率
広告・マーケティング・PR・メディア・デザイン 21.94%
建築・建設 26%
観光・エンターテイメント・ホスピタリティ 26.86%
教育(大学、社会人) 29.02%
コンサルタント・HR・人材 25.92%
ファイナンス 23.16%
医療 25.92%
保険 21.38%
製造・物流・エンジニアリング 20.49%
NPO・行政サービス 31.95%
小売・消費サービス 27.29%
教育(小中高) 36.00%
テクノロジー・通信 25.33%
業種不明 25.04%

 

引用元:BENCHMARK

 

非営利団体や飲食、小売・消費サービスといった業界は数値が高いことがうかがえます。一方で、広告やIT系、製造業の数値は低い傾向にあります。もちろん上記のデータがすべてではなく、業種業態やターゲット層によって数値は変動します。しかしひとつのパフォーマンスの目安にはなるので、自社のメルマガ開封率と照らし合わせ、低い場合はメルマガの内容を見直すなどの改善を行うといいでしょう。

 

 

メルマガの開封率を上げるコツとは?

メルマガの効果測定の指標として重要な開封率ですが、多くの読者の関心を惹きつけ、思わず開きたくなるメルマガを送るためにはどうしたらいいのでしょうか。本章ではメルマガの開封率を上げる6つの方法についてご紹介します。

メルマガ開封率を上げるコツ

 

1. 送信日時や配信頻度を見直す

メルマガは読者に読まれることが大前提です。そこでターゲット層にあわせて配信時間を変えるだけでも開封率は大きく変わります。たとえばターゲット層がビジネスマンであれば、朝7時や昼の12時、退勤時間の17時に送るのがベストです。専業主婦(夫)であれば逆に家事が一段落した平日の午前中に送るのがいいでしょう。

配信頻度についてはオーストラリアの配信スタンド「SmartrEmail」が調査したところ、メルマガの開封率が最も高かったのは「月1回~2回」、次点で「月4回以下」、最後は「月9〜16回」でした。配信頻度は多くもなく少なくもなく送るのが開封率をアップするポイントです。

また配信の日時を固定化するのもおすすめです。たとえばメルマガ配信を「毎週金曜日の20時」に設定し、その日時に必ずメルマガを送るようにします。すると読者はこの曜日に「○○会社のメルマガが来る」と意識するようになり、開封されやすくなります。毎週決まった日時に送ることで、読者に読む習慣がつき、日常ルーティンとして読まれる可能性が高くなります。

 

 

2. 読者の興味を引くタイトル(件名)に

次に大切なのがメルマガのタイトルです。メルマガの開封率はタイトルで左右されるといっても過言ではありません。下記にタイトルを付けるうえでのポイントをまとめました。

 

 

文字数は30字以内にする

タイトルは長くても20字~30字以内に収めるといいでしょう。なぜなら受信トレイに表示されるメールの件名は、PCで30文字程度、スマートフォンなどの端末で20文字程度だからです。受信トレイに収まりきらないタイトルはそれ以上読まれることなく、スルーされる可能性が高くなります。

また、人間が一瞬で判断できる文字数は、13文字〜15文字が限度です。そのためタイトルには必ず伝えたいワードだけ盛り込むようにしましょう。

 

 

内容は具体的かつ読者にとって読む価値があるものにする

 

A Amazonギフト券500円がもらえるアンケートを実施中


B アンケートの回答でギフトカードをプレゼント

 

上記は、あるメルマガのタイトルです。AとB、どちらが読者の興味を引くと思いますか?この場合圧倒的にAのほうが開封されます。なぜならメルマガを開くことで得られる具体的なメリット(Amazonギフト券500円)があるからです。またAには「Amazonギフト」や「500円」といった具体性の伴う固有名詞や数字が入っているのもポイントです。読者にとってプラスになる内容が細かく書かれているほど、得られるメリットを連想しやすくなり、「試しにメルマガを見てみるか」という気持ちになります。

Bの場合だと、「アンケートに回答すれば何かもらえるらしいけど、何のギフトカードがもらえるかわからない」と判断され、Aに比べて開封率が低くなります。

 

 

キラーワードを用いる

キラーワードとは名前のとおり「殺し文句」として使用される言葉やフレーズのことを指します。タイトルに入れることで、読者に強いインパクトを与えることができ、メルマガが読まれやすくなるメリットがあります。また読者に明確なインセンティブを提示できないときにもよく使われています。

 

・新着

・新発売

・限定

・豪華

・話題の

・本日スタート

・○月○日まで

・プレゼント

 

このように得感やレア感、緊急性を感じさせ、読者の開封を促す効果をもたらします。ただしあまりにもキラーワードを使いすぎると、かえって特別性が薄れてしまう恐れがあります。ここぞという時に使用するなど、タイミングを見極めましょう。

 

 

3. 差出人名も工夫する

意外かと思われるかもしれませんが、差出人名の設定も大切です。差出人名とはタイトルの上に表示される名前です。差出人名が未設定の場合、たいていが送信元メールアドレスが表記されます。そのため誰から来たのか一目で判別できず、読まれずに終わってしまうこともあります。

差出人名を企業名や担当者名に変えるだけで、「あのメーカー(人)か」と読者に安心感を持ってもらえます。せっかく送ったメルマガが迷惑メールと誤解されることがないよう、差出人名の設定を強くおすすめします。

 

 

4. プリヘッダーを活用する

プリヘッダーとは、受信トレイのメール一覧で「差出人名」「件名」の下に表示されるメルマガ本文のことです。読者は「差出人名」「タイトル」「プリヘッダー」の3つを見て、メルマガを開封するかどうかを決めます。そのためプリヘッダーにはタイトルには記載できなかった内容の補足説明や読者が思わず読みたくなるようなキーワードを散りばめるといいでしょう。

なおプリヘッダーテキストに表示される文字数はPCでは40字前後、スマホでは20文字前後がベストといわれています。特に最近はPCよりもスマホでメルマガを読む読者が多いことから、伝えたいことは前半の20字程度にまとめると開封率が上がります。

 

 

5. 配信リストを定期的に整理する

メルマガ配信を実施しつづけるうえで、重要なのが配信リストの整理です。配信リストの中に無効アドレスが存在していたり、開封率の低いユーザーが多いと、開封率・到達率の低下を招いてしまい、効率的なメールマーケティングを行うことができなくなります。

そこで定期的に配信リストを整理し、リストの最適化を図ることで、開封率や到達率の改善が行われ、よりよい成果につなげやすくなります。配信リストの整理の方法としては、データーベースの中から1年以上メルマガを開封していない休眠ユーザーをピックアップするのがもっとも効果的です。休眠ユーザーは1度そのような状態になってしまうと、アクティブユーザーに戻ることはほとんどありません。反応のない読者にメルマガを送り続けるのはコストの無駄にもなります。休眠ユーザーは配信リストから外しておくのが賢明です。

 

 

6.KPIを設定しPDCAを回す

メルマガ配信を実施するにあたり、KPI(目標達成度を図る指標)の設定はとても重要です。メルマガにおける代表的なKPIは開封率、クリック数、CV(コンバージョン)数、到達数、送信数の5つで、それらのデータを総合的に分析して次回のメルマガ配信に活かします。

メルマガは送っただけでは成果は得られません。送信後にデータ分析やコンテンツの見直しを粘り強く続けることで初めて成果として表れます。メールマーケティングで売上を伸ばすには、KPIの設定およびPDCAを回すことは不可欠といえるでしょう。

 

 

メルマガ配信を効率的にできるツールの紹介

メルマガは、低コストで一度に多くのユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらえる便利なツールです。しかしコンテンツ作成にはじまり、配信リストの管理やデータ分析などやるべき作業は膨大かつ多岐にわたります。そこで本章ではメルマガ配信を効率的に実施できるツールを2つご紹介します。

 

 

メール配信システム

メール配信システムとは、メールの一斉配信やリスト管理、カスタマイズ機能を搭載したツールのことです。メール配信に必要な機能が一通り揃っており、メール配信業務を効率的に行うことができます。またツールの中には分析機能を備えているものもあり、開封率やクリック数の確認や、開封率が最も高くなる曜日と時間をグラフで表示することができます。

しかしあくまでメール配信に特化したシステムのため、メルマガを経由したWebサイトの流入計測や流入後、Webサイトでユーザーがどんな動きをしたかといった行動履歴の把握はできません。Webサイトと連携した集客を視野に入れているのであれば、ツールの選定には注意が必要です。

 

 

MAツール

MA(マーケティングオートメーション)とは、「顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化し自動化する」ことで、それを実行してくれるソフトウェアを『MAツール(マーケティングオートメーションツール)』といいます。MAツールにもメール配信システムが機能が実装されており、HTMLメールの作成をはじめ配信リストの自動更新機能や、条件で分けたセグメントごとに異なる内容のメール配信を送付するセグメントメールなどを実施できます。

またメルマガを経由したWebサイトへの流入計測も可能です。メルマガ配信時にトラッキングコードを設定することで、メール内に記載されているURLからWebサイトへの流入数を確認することができます。

さらにクラウドサーカスが提供する国産MAツール『BowNow(バウナウ)」では、Webサイト訪問者のアクセスログ解析を行うことができ、特定の条件を満たしたユーザーに関しては「いつ」「誰が」「どのページを」「どれくらい」閲覧したのかまでわかります。その情報をもとにWebサイトへ訪問したユーザーに対し、効果的なメールマーケティングや営業アプローチを展開できます。下記関連記事では、『BowNow』の特徴やMAツールを活用したメールマーケティングの事例についてご紹介しています。

 

MAツールとは

 

関連記事:MAツールとは?基礎知識から機能・メリット・事例までわかりやすく解説

 

関連記事:メールマーケティングとは?基礎知識から効果やメリット、すぐに使えるメール戦略からMAを使った事例までご紹介

 

 

シンプルで使いやすいMAツール『BowNow(バウナウ)』とは

MAツール『BowNow』

メルマガ配信で役に立つツールとして、『MAツール』をご紹介しました。数あるMAツールのなかでも、はじめてMAツールを導入する際におすすめのツールをひとつご紹介します。『BowNow(バウナウ)』というツールです。

BowNowは、国内シェアNo.1※のMAツールで、2024年1月時点の導入社数は13,000社を超えています。運用体制が小規模である企業や、ツールに不慣れな企業でも安心して導入・運用できるよう、「リーズナブルな価格」と「シンプルな操作性」にこだわり、開発・提供されています。価格設定も無料で利用できるフリープランからあること、導入後に約3か月間の無料カスタマーサクセスサポートが受けられることも魅力の一つです。

※出典:株式会社DataSign「DataSign Webサービス調査レポート 2023.12」

 

詳しくはこちら:MAツール『BowNow(バウナウ)』とは?

 

 

まとめ

本記事ではメルマガの開封率の平均値や計算方法、開封率を上げるコツについて解説しました。先述したようにメルマガの開封率は効果測定の中でも特に重要な指標です。開封率の正確な数値を把握し、コンテンツの見直しや改善を行いましょう。

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